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ダークギャザリング2期の「首塚大明神」は京都に実在、正体は酒呑童子の首塚

老ノ坂峠の首塚大明神の入口。石段の手前に白い鳥居と「首塚大明神」と刻まれた石柱が立っている
画像: 老ノ坂峠の首塚大明神の入口にある鳥居と「首塚大明神」の石柱(CC BY 2.0 / Yukinobu Kurata, via Wikimedia Commons)。当サイトで縮小・切り抜きをしています

ダークギャザリング2期のビジュアルに出てきた「首塚大明神」は、京都に本当にある祠です。祀られているのは、平安時代の鬼・酒呑童子の首と伝わります。

公式アカウントが10月2日の0時に公開したのは、ホラービジュアルの第2弾でした。

告知文では、首塚大明神を「京都最強クラスの魔窟」と紹介しています。霧が立ち込める不気味な一枚で、取得時点で3,700件を超えるいいねが付いていました。

2期は京都編、放送は2027年

『ダークギャザリング』は近藤憲一さんの漫画で、「ジャンプSQ.」(集英社)で2019年から連載されています。心霊スポットを回って霊と向き合う、ガチめのホラー漫画です。

TVアニメ第1期は2023年7月に放送されました。第2期は2027年放送と発表されていますが、何月からかはまだ出ていません。TVアニメ『ダークギャザリング』公式サイトにも、放送月の記載はありませんでした。

SPICEの記事によると、第2期は舞台を京都に移し、原作コミックス9巻の「#34 上洛」からのエピソードを描きます。

ホラービジュアルは9月に第1弾が出ていて、こちらはダムの監査廊に「Aダム」の霊が立つ絵でした(アニメ!アニメ!の記事)。第2弾で、いよいよ京都の場所が名指しされた形です。

首が重くて動かなくなった場所

首塚大明神があるのは、京都市と亀岡市の境にある老ノ坂峠です。ここに伝わる話は、なかなかインパクトがあります。

源頼光と四天王が、大江山に住む酒呑童子を退治しました。その首を都へ持ち帰る途中、老ノ坂で首が急に重くなり、一歩も動かせなくなったそうです。

仕方なくその場に埋めたのが、首塚の始まりとされています。この経緯は、国立国会図書館のレファレンス協同データベースの回答でも紹介されています。調査の過程では、『日本神祇由来事典』や『京都大事典 府域編』にも由来の記述があると挙げられています。

酒呑童子の退治は、正暦元年(990年)か長徳元年(995年)ごろの出来事とされます。つまり千年以上前の話です。

お地蔵さんに止められた説もある

話にはちょっと違うバージョンもあります。峠の子安地蔵が「都に不浄なものは持ち込んではいけない」と言い、首が動かなくなったという筋書きです。

この説では、怪力で知られる坂田金時が持ち上げようとしても、首はびくともしなかったとされます。金太郎のモデルでも無理だったわけです。

いつ建てられたかは分かっていません。ただ、江戸時代の学者・貝原益軒の「西北紀行」に記録があり、元禄2年(1689年)にはすでにあったことが確かめられています。

首から上の病にご利益

怖い由来のわりに、ご利益は意外と実用的です。酒呑童子が「首から上の病を持つ人々を救う」と約束したと伝わり、そのあと神として祀られるようになりました。

今も首から上の病にご利益があるとされています。境内には鳥居が2つと首塚があり、柵のまわりに酒が供えられていることもあるそうです。名前が「酒呑」なので、お供えが酒なのは納得がいきます。

原作でも京都編の要所

原作の京都編でも、首塚大明神は作戦で回るスポットの一つとして出てきます。アニメ2期を待つ人は、9巻あたりから読み返すと予習になります。

ネットでは「首塚大明神 心霊」と調べる人もいますが、実際には地元で祀られてきた神社です。国道9号沿いの細い道を入った先にあるので、聖地巡礼で行くなら静かにお参りするのが無難です。

アニメが告知文で「魔窟」と呼んだ場所は、千年前の鬼の首塚という伝説付きで京都に実在していました。2期で霧の中に出てきたら、あの祠だと思い出してみてください。

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