地味ハロウィン2026まとめ、44万いいねは「広告の可哀想な親子」
今年の地味ハロウィンでいちばん伸びたのは「広告の可哀想な親子」で、44万いいねを超えた(10月31日夜時点)。
スマホゲームの広告に出てくる困りきった親子を、本人が再現した投稿だ。
地味ハロウィンは、デイリーポータルZが毎年開いている「地味な仮装」のイベント。2026年はハロウィン当日の10月31日と重なり、Xの「#地味ハロウィン2026」はYahoo!リアルタイム検索のトレンド1位に上がった。
始まりは2014年のパーティー
起源は2014年11月6日にデイリーポータルZが公開した、林雄司さんの記事「地味な仮装のハロウィンパーティー」。
参加者の仮装を紹介する中で「日本でいちばん地味なコスプレパーティーになったと自負している」と書いていて、この一言が今でも看板になっている。
例年は10月の最終土曜か日曜に開いてきたが、2026年の告知には「今年はハロウィン当日と重なりました」とある。主催は「スクランブル交差点では派手なハロウィン、渋谷のはずれのカルカルでは地味ハロウィンという構図」と書いている。
仮装のルールもゆるい。2021年の開催時に主催が出した「簡単!自由!地味ハロウィン」には「衣装がなくても言ってしまえば仮装がなりたつ」とあった。
投稿も会場に来た人だけのものではない。最大のバズは、開場の9時間ほど前に出ている。
44万いいねは「広告の可哀想な親子」
最大のバズは、ナギムー(@NAGiMUH_LUCY)さんの「広告の可哀想な親子」。投稿は10月31日の朝7時台で、44万いいねを超えた。
画像は2枚あり、2枚目が元になったゲーム広告風のイラスト。コインがあふれる器を母親が掲げ、泣く女の子と、桶に入った赤ちゃんが並んでいる。
1枚目が本人の再現で、同じ構図のまま、器にはコインの代わりに黄色い個包装のお菓子が盛られている。桶の赤ちゃんは人形だ。
どのゲームの広告かまでは投稿から分からない。ただ、あの手のイラストを見たことがある人なら、説明なしで通じる。
「あるある」を仮装にする人たち
地味ハロウィンでよく伸びるのは、衣装がなくても成り立つ「あるある」だ。今年も3本が数万いいねまで届いた。
洗面所で詰め替えを注ぐ姿を再現したのは、AIKO(@08Aikorian)さんの「詰め替えを注ぐ女」。8万いいねを超えた。
Horatio(@Horatio_TRPG)さんは「作り方書いてある外袋を拾う人。」で5万いいねを超えた。いったん捨てた袋を拾って、書いてあることを確かめてしまう、あの動きだ。
学校生活寄りなのは、SAKURAI氏(@SI_kz_47)さんの「引率カメラマンに撮られる男子中学生4選。(勉強合宿)」。4万いいねを超えた。勉強合宿でカメラマンに撮られる男子中学生を、4パターンで見せている。
主催は2025年の開催レポートで、地味ハロウィンには「なぜそれになろうと思った?」という人しかいない、と書いている。ここに並べた3本は、その問いに説明なしで答えが出ているほうだ。
元ネタのある仮装
メイドの休符(@QQ_433)さんの「よかった……お嬢様が…ご無事でいらして…」は、メイド姿で棒状の物を胴の前に当てて持つ姿。3,000いいねを超えた。
元ネタは、2026年9月に15万いいねを超えた一本松さん(@2_pon_)の投稿。電柱広告のメイドに、足場ボルトが刺さったように見える写真だった。経緯は電柱の「足場ボルト」の記事にまとめてある。
ボルトが地上1.8mより下に無い理由を調べた記事なので、仮装を見たあとで読むと別の笑いどころが出てくる。
じゅえ(@jouer_jue)さんの投稿は本文が「めじるしアクセサリー」だけ。頭の上に輪っかと金具を付けて直立し、本人がガシャポンのチャームになっている。2万いいねを超えた。
めじるしアクセサリーは、傘の取っ手などに留めるバンダイのガシャポンだ。詳しくはめじるしアクセサリーのハロウィン弾の記事と、傘から消えたチャームの記事にある。ちょうどハロウィン仕様が出ている時期なので、季節にも合っている。
雪丸かるる(@kalulu_nya)さんは「突っ張り棒を平行に設置しようとして近本選手みたいになった人」。突っ張り棒をバットのように構えた姿で、4,000いいねを超えた。「近本選手みたい」は本人の書き方だ。
会場からの中継
主催のデイリーポータルZは、会場からもXで中継していて、#会場から を付けた投稿を出している。
17時32分には「旅番組の移動中アニメーション」を投稿し、5,000いいねを超えた。
旅番組の画面を、どんな姿で再現したのかは投稿の写真で見てほしい。
2025年の会場で話題になったのは、自作のエスカレーターの手すりがステージに出てきた仮装だ。レポートには、会場がどよめき「まさか、エスカレーターの掃除の人か」と謎の一体感が生まれたとある。2025年の開催レポートで読める。
今年のイベントは20時までで、今夜もまだ投稿は増えそうだ。会場の東京カルチャーカルチャーや#地味ハロウィン2026で検索すると、続きが見つかる。
ここに並べたのは、本人が自分を撮った投稿と、主催の投稿だけにした。いいねは増え続けるので、数字はいずれも10月31日夜時点のものだ。