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トイレの人感センサーが消えるの早いのは「じっと座る」のが理由

トイレの人感センサーが途中で消えるのは、座ってじっとしているから。センサーは人がいるかではなく、温度の「変化」を見ている。

発端は、軍艦 仁さん(@uozanojin)が9月26日の夜に出したこの投稿だ。

用を足している最中に電気が消えて、一人で踊って点け直すあの時間。取得時点でいいねは約25万(253,061)、返信は297件ついていた。

センサー付きの照明がある家やお店のトイレなら、たぶん誰でも一回はやっている。暗闇で腕だけ振っている自分を想像すると、ちょっと笑える。

センサーは「人」を見ていない

パナソニックの公式FAQによると、住宅照明の人感センサーは主に熱線センサーを使っている。玄関ポーチや廊下、そしてトイレ灯が採用先として挙がっている。

仕組みはこうだ。人の体からは、10μm前後の波長の赤外線が出ている。

人が検知範囲に入ると、センサーに入る赤外線の量が、体と床・壁との温度差の分だけ変わる。センサーはこの変化に反応して電気を点ける。

同社のセンサー部品の解説でも、検知するのは「人の動きによって生じる温度の変化」と書かれている。つまり、そこに人がいても、動かなければ変化が起きない。

静止は公式の「検知しにくい条件」

同じFAQには、熱線センサーが勝手に点いたり、逆に点きにくくなったりする環境が並んでいる。その中にちゃんと「人が検知範囲内で静止している」がある。

しかも前置きには「故障ではありません」と明記されていた。トイレで座ったまま動かない人は、センサーから見ると部屋に誰もいないのと区別がつきにくい。

リストには、ほかにも身近な条件が入っている。

  • 夏場など、人の体温に近い気温
  • 人が検知エリアに直進してくる場合

体と背景の温度差で動く仕組みなので、暑い日は差が小さくなって反応が鈍りやすい、という理屈になる。真夏のトイレで消えやすいと感じていた人は、気のせいではないのかもしれない。

消えるまでの時間は変えられる

じゃあ、あの「踊る時間」は仕方ないのかというと、そうでもない。電気が消えるまでの時間は、製品側で決められている。

パナソニックの壁スイッチ型センサーかってにスイッチ(2線式)は、点灯を続ける時間をツマミで約10秒〜30分に調整できる。商品ページには「必ず時間調整が必要です」とまで書いてある。

短めに設定されたトイレなら、座って少し考え事をしただけで消える。長めにしておけば、そのぶん暗闇タイムは減る。

同じシリーズには、トイレの壁に付ける換気扇連動タイプもある。深夜はまぶしくない明るさで点く「ほんのり点灯モード」に対応している。

賃貸やお店のトイレは別

とはいえ、どの家でも設定をいじれるわけではない。賃貸なら管理会社の設備だし、お店や会社のトイレは利用者が触るものでもない。

時間を変えられるのは、あくまで製品と設置の仕方による。自分の家のトイレが消えやすいなら、付いているスイッチが時間を調整できるタイプか、取扱説明書で確かめるのが早い。

25万いいねの「わかる」

この投稿が伸びたのは、仕組みを知らなくても、みんな同じ目に遭っているからだと思う。真っ暗な個室で何をどう振ったかは、人に言わないだけで各自あるはずだ。

ちなみに公式の理屈に沿うなら、効くのは「温度の変化」を起こす動き。センサーから見える位置で体を動かすのが近道になる。

センサー用語をもう少し知りたい人は、パナソニックの人感センサの用語説明も短くまとまっている。次に真っ暗になったら、故障じゃなくて自分が静かすぎただけだと思って、気持ちよく踊ってほしい。

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