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小6・11歳の河上恵蒔がX Games最年少“金”。4連覇の絶対王者を倒した「900」連発と、すでにギネス4冠の中身

2026年7月14日 ・ トレンド「河上恵蒔 X Games Chiba 2026 最年少 金メダル スケートボード バート」より

スケートボードの世界最高峰の一つ、アクションスポーツの祭典「X Games」。その日本大会「X Games Chiba 2026」で、まだ小学6年生・11歳の河上恵蒔(かわかみ・えま)選手が金メダルを獲得しました。しかもこの優勝、夏季・冬季を通じて X Games史上“最年少”の男子金メダリストという、歴史を塗り替える快挙です。

幕張で、11歳が頂点に立った

大会は2026年7月4日から5日にかけて、千葉・幕張メッセで開催。河上選手が出場したのは、スケートボードの「バート」という種目です。決勝で 93.66点 をマークし、そうそうたる強豪を抑えてトップに。所属は「サカイサイクル」、まだランドセルを背負う年ごろの選手が、世界の大人たちに交じって最高得点を叩き出しました。

見どころは、その相手です。河上選手が破ったのは、大会4連覇中だった“絶対王者”ギー・クーリー選手(ブラジル)。王者相手に一歩も引かず、堂々の初優勝を飾りました。X Games公式の大会結果日刊スポーツの報道でも、その歴史的な勝利が伝えられています。

そもそも「バート」と「900」って?

種目名の「バート(Vert)」は、ハーフパイプのような大きなU字型の壁を使い、その垂直(vertical=バーティカル)の斜面を勢いよく駆け上がって、高く飛び出して空中で技を決める競技です。高さも回転も“ケタ違い”で、迫力は数あるスケボー種目でも随一。

河上選手が決勝で成功させたのが、「ボディバリアル900」や「720からフェイキー720」といった大技でした。数字は空中での回転角度を表していて、900は2回転半(900度)、720は2回転(720度)。ボードを足に貼りつけたまま宙で体ごと2回転半する。文字にすると一瞬ですが、着地までコンマ数秒に技術と度胸が凝縮された、まさに超高難度のトリックです。それを、小学生が本番の大舞台で連発してみせたわけです。

どれほどの大技なのか、河上選手のバートの滑りは、こちらの映像(日テレスポーツ公式)を見ると一目瞭然です。まだ10歳だった頃のものですが、そのスケールの大きさが伝わってきます。

じつは、すでに“ギネス4冠”の怪物

驚くのはまだ早く、河上選手はこの金メダル以前から、すでに 4つのギネス世界記録を持つ超新星です。内訳を並べると、そのすごさがよくわかります。

  • 1分間の最多バックサイド540(13回)(2024年5月)
  • 大会での連続900成功(男子)3回(2024年6月)
  • X Games最年少出場選手(2024年、9歳294日で出場)
  • 最年少X Gamesメダリスト(男子)(2025年、10歳293日でバート銅メダル)

2024年に9歳で史上最年少出場、2025年に10歳で最年少メダリスト(銅)、そして2026年に11歳で最年少金メダリスト。1年ごとに“史上最年少”の記録を塗り替え続けているのが、河上選手なのです。

「また1位を獲りたい」

本人は優勝後、「X Gamesで1位を獲る為に練習をしてきたので、今回、1位を獲れて嬉しかったです」と喜びを語りつつ、早くも「今回出したランよりも、難しいランを作って、また1位を獲りたい」と次を見据えていました(オリコンの報道より)。

達成して満足、ではなく、その先の“もっと難しい技”へ。まだ11歳、伸びしろは計り知れません。日本から現れた最年少キングが、これから世界の頂をどこまで塗り替えていくのか、目が離せません。

※記録・得点・年齢は各報道およびX Games公式の発表にもとづく情報です。