『モンハンワイルズ:アセンダンス』新映像で新古龍「グンドラージャ」公開、防衛拠点「マドイ」はラオシャンロン襲来の数年後に築かれた
9月3日の22時15分、『モンスターハンターワイルズ』の公式アカウントが新映像の告知を出しました。同じ日の「State of Play」で初公開された、2027年発売予定の超大型拡張『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』の最新映像です。
出てきた名前は3つ。鳥竜種の「アラケータ」、古龍の「グンドラージャ」、そして防衛拠点の「マドイ」。公式ポストの文面は新モンスターの鳥竜種「アラケータ」、古龍「グンドラージャ」、防衛拠点「マドイ」など最新情報を公開!と並列で書かれているので、パッと見はマドイも新エリアの拠点がひとつ増えただけに読めます。ところがカプコンの説明を読むと、この拠点はぜんぜん普通の拠点ではありませんでした。
防衛拠点「マドイ」は、ラオシャンロンにやられた数年後に築かれた
PlayStation.Blogに載ったカプコンの宣伝担当による記事に、アセンダンスのストーリー導入がそのまま書いてあります。引用するとこうです。
突如として禁足地に現れた超大型古龍“ラオシャンロン”。その襲来を前に、調査隊や人々はなすすべもなく崩れ落ち、壊滅的な被害に見舞われました。それから数年後、巨大なる古龍の再来に備え、新たな防衛拠点”マドイ”が築かれます。
順番を並べ直すと、まずラオシャンロンが禁足地に現れて、調査隊も人も負けた。マドイが建つのはそのあとです。しかも建てた理由が「再来に備え」なので、拠点の存在そのものが「一度やられている」という事実の裏返しになっています。名前だけ聞いて新しい村か拠点が増えるのかと思っていたら、実は被害の跡地に建った砦だった、という話です。
ここが今回いちばんの情報だと思っています。ラオシャンロンはアセンダンスに出てくる古龍の1体、という以上に、物語が始まる原因のほうに置かれている。ワイルズ本編でハンターが拠点にしていたのは調査の前線基地でしたが、アセンダンスの拠点は最初から「守るために建てた」場所ということになります。
6月のトレーラーでは、まだ「らしき姿」止まりだった
アセンダンス自体が発表されたのは6月6日のSummer Game Fest 2026で、そこでもラオシャンロンの話は出ていました。ただし当時は公式が名前を出しておらず、ファミ通の発表記事も「公開された映像からは、クルペッコのようなモンスターや護竜(ガーディアン)との立ち回り、古龍のクシャルダオラやラオシャンロンらしき姿が確認できる」と、映像から読み取れる範囲の書き方でした。プレイヤー側が背中のシルエットで当てにいっていた段階です。
それから3か月弱。今回は公式アカウントがラオシャンロン単体の紹介ポストまで出しました。文面は「その巨大な体躯から、徘徊するだけで天災に匹敵するほどの被害をもたらす古龍。「老山龍(ラオシャンロン)」とも表記される。」。歩いているだけで災害、というシリーズおなじみの超大型古龍です。あの説明文がそのまま「調査隊が壊滅した理由」として機能しているわけで、読み返すとなかなか物騒でした。
新モンスターのアラケータとグンドラージャ、舞台は空に浮かぶ「雲居の遺跡群」
新しく名前が出た2体も、公式の説明はもう出ています。
鳥竜種のアラケータは「翼から噴出する気流を操り、広範囲を高速で飛翔する大型モンスター」。さらに「特有の音を発して群れを統制する個体もいます」とあるので、群れで来るタイプです。1体を追いかけていたら鳴かれて全部呼ばれる、みたいな狩りが想像できます。
古龍のグンドラージャは雷雲を操るモンスターで、「雲居の遺跡群に轟く霆(いかずち)とともに姿を現します」と書かれています。名前の読みで検索している人が早速いますが、公式表記は「グンドラージャ」です。
その舞台になる雲居の遺跡群も、出てくる経緯が説明されました。「いつしか竜都の空を覆っていた霧が晴れ、その先には天空に浮かぶ新たなフィールド“雲居の遺跡群”が姿を現します」とのことで、空に浮かぶ遺跡です。フィールド名自体は6月の時点から出ていましたが、どうやって行き着くのかは今回が初出でした。
本編クリア後の話で、成長したナタとサキガケも出る
アセンダンスは『モンスターハンターワイルズ』本編のストーリークリア後を舞台にした新ストーリーです。つまり本編を終わらせた人の続きから始まります。
登場人物として名前が挙がったのが、「調査隊の一員となり成長した“ナタ“と、相棒のモリバー“サキガケ“」。本編で保護された少年が、拡張では隊のメンバーとして戻ってくる形です。ラオシャンロンに壊滅させられた側の物語なので、彼が調査隊にいる意味もそれなりに重そうです。
アクション面では新装備の「ブーストブレイサー」の中身も少し具体的になりました。ハンターの腕にあるスリンガーに追加の機構が組み込まれた装備で、起動すると一時的にアクション性能が上がり、14ある武器種それぞれの特徴を引き出すという説明です。全武器種に追加される要素だという点は6月の発表時から言われていました。
試遊で狩れる「復活古龍」が誰かは、まだ発表されていない
ここで気になるのが、2週間後の東京ゲームショウ2026です。カプコンはアセンダンスを世界初のプレイアブル出展にすると9月1日に告知していて、用意される3クエストのうち1本が「復活古龍モンスター討伐クエスト」でした。詳しくは東京ゲームショウ2026でのアセンダンス試遊の記事にまとめてあります。
その討伐対象の名前は、今回のState of Playでも明かされていません。カプコンのTGS特設ページにあるとおり、発表は9月16日23時からの「カプコンスポットライト|TGS 2026」の予定のままです。今日ラオシャンロンが名指しされたことで当てにいく人は増えましたが、公式が試遊の相手を結び付けて言ったわけではないので、答え合わせは16日の夜まで持ち越しです。
2027年発売のタイトルはこの夏から続報ラッシュで、8月には『FF7リベレーション』の2ndトレーラーも出ていました。アセンダンスのほうは日付も価格もまだ出ていないので、次の区切りは9月16日の番組です。ラオシャンロンに一度負けた世界の続きを見に行く前に、まずはその日を空けておこう。