スト6の新キャラ アルジュンの「ステゴロヨガ」、開発中の呼び名は「ダークヨガ」だった。トレーラーは9月8日朝8時
『ストリートファイター6』の公式X(@StreetFighterJA)が9月7日の朝8時半、Year 4追加キャラクター第2弾「アルジュン」のゲームプレイトレーラーを翌8日の朝8時にプレミア公開すると告知した。3時間ほどで9,100いいねを超え、表示は53万回。リポストも4,000を突破していて、格ゲー勢の食いつきがはっきり数字に出ている。
投稿に貼られているのはプレミア公開ページへのリンクで、動画のタイトルは『ストリートファイター6』アルジュン(Arjun)ゲームプレイトレーラー。投稿元はカプコン公式のCapcomChannelで、開始予定は9月8日の7時58分になっている。
アルジュンは同僚殺しの嫌疑をかけられたインド出身の元警官
アルジュンが最初にお披露目されたのは2026年6月6日、Summer Game Fest 2026でのYear 4ラインナップ発表だ。電ファミニコゲーマーなどが伝えた公式のキャラクター紹介によると、アルジュンは同僚殺しの嫌疑をかけられて追われているインド出身の元警官で、正義を貫く熱い男として真犯人を探す旅に出る、という設定らしい。格闘スタイルは「ステゴロヨガ」。常人離れした肺活量をヨガの呼吸に活かして驚異的なパワーを引き出す無頼の拳、と説明されている。
ディレクターの中山貴之氏はファミ通のインタビューで、アルジュンについて「ダークヒーロー」のようなキャラクターを目指していると話している。もともと正義感の強い警官だったが、同僚が殺され、その犯人として嫌疑をかけられてしまう。あの立ち絵からは想像できないかもしれないが、と本人が笑いながら言うくらいには、見た目とストーリーの温度差があるらしい。
「ステゴロヨガ」は開発中「ダークヨガ」だった
発表の時点でいちばんざわついたのが、この格闘スタイル名だ。ステゴロは素手の殴り合いを指す俗語で、そこにヨガをくっつけている。命名の経緯は先ほどのインタビューで本人たちが明かしていて、プロデューサーの松本脩平氏が「バトルスタイルも“ステゴロヨガ”ですもんね」と振ると、中山氏が開発中は「ダークヨガ」と呼んでいたのに気づいたら「ステゴロヨガ」になっていた、と答えている。
つまり社内でも一度は真面目な方向の名前が付いていて、そこから寄っていった結果が今の名前ということになる。ヒーローっぽさを持たせたかったという話と、彼にしかできない動きをするキャラクターになっているという説明も同じインタビューに出てくるので、8日のトレーラーで確かめるところはそこだろう。
同じ時期にGame*Sparkも開発陣に別途インタビューしていて、そちらでは中山氏が、パンチとキックで戦う「ステゴロ」という要素とヨガがくっついて「ステゴロヨガ」になった、と経緯を説明している。話題になったことには作り手側も驚いたようで、「ヨガって全部ステゴロなんじゃないの?」というツッコミが飛んでいたことにも触れている。実際には呼吸法を使うキャラクターで、トレーラーで口から息を吸って吐く描写があったところがスタイルのキモなのだという。
ファミ通のインタビューのほうでは、アルジュンの筋肉がSNSで話題になった件も聞かれている。こだわりはあるが、ネタバレになるのでストーリーとバトルを見てほしい、というのが中山氏の答えだった。立ち絵の段階で筋肉評論家が長文を書くレベルで注目されていたので、動いたときにその意味がわかる作りになっているらしい。
来年40周年のシリーズで、インド出身は実質1人だけだった
「ヨガ」と聞いて多くの人が思い出すのは『ストリートファイターII』のダルシムだと思う。実際、中山氏もファミ通のインタビューで、シリーズは来年で40周年を迎えるがインド出身のキャラクターはダルシムと『ストリートファイターEX』のダラン・マイスターくらいで、シリーズで言っても実質1体だった、と語っている。ヨガの呼吸で戦う男が出てくるのは、それだけ久しぶりということになる。
インドを選んだ理由もかなりはっきりしている。松本氏によれば、2年くらい前から社内に「インドを攻めたい」という話があった。人口がいちばん多い国でデジタル世代も非常に多く、インドで格闘ゲームを流行らせたい。その狙いがあってインド出身のアルジュンを出した、という流れだ。第1弾のヤスミンがフィリピン出身なのも同じ発想で、東南アジアの格ゲーコミュニティが盛んなことを踏まえて選ばれている。
スト6は2026年6月9日時点で全世界700万本を突破していて、日本ではEVO Japan 2026のスト6部門が7,168人でギネス世界記録に認定されたばかり。増えた人口の次をどこに取りに行くか、という話がキャラ選びに直結している。
Year 4は4人中3人が完全新規、狙いは15〜25歳
Year 4のラインナップは、ヤスミン、アルジュン、ボシュの新規3人に、『FF7』リメイクシリーズからゲスト参戦するティファを加えた4人。過去シリーズのキャラを呼び戻さず新規で固めた理由について、松本氏はプレイヤーの年齢層の変化を挙げている。『ストリートファイターV』までは35歳から45歳くらいがメインだったのが、いまは15歳から25歳の層がいちばん多くなっているという。Year 1のA.K.I.以降2年間も完全新規が出ていなかったので、タイミング的にも入れたかった、という話も出ていた。
配信スケジュールは公式発表だとこうなっている。
- ヤスミン(フィリピン/エスクリマ、シラット)2026年8月3日 配信済み
- アルジュン(インド/ステゴロヨガ)2026年秋
- ティファ(『FF7R』/ザンガン流格闘術)2027年初頭
- ボシュ(ナイシャール/古流武術)2027年春
アルジュンだけ「2026年秋」としか出ていなくて、まだ日付が確定していない。トレーラーで配信日が同時に出るのか、映像だけで引っ張るのかは8日の朝までわからない。プレミア公開ページはすでに立っているので、通知をオンにしておけば取り逃さずに済む。
※ 9月8日7時58分の開始まではカウントダウン表示になる。
「もうくるんか」「やっぱり朝はステゴロヨガだよね」
告知の返信欄には、待ってましたという声とステゴロヨガ弄りが並んだ。
- 「もうくるんか」
- 「やっぱり朝はステゴロヨガだよね」
- 「シーズン4の1番楽しみなキャラクター。これは汗なのか、それともハカンみたいな油なのか。」
- 「ダルシムは炎神を信仰してるから炎に見えるエネルギーを扱うけど、アルジュンは別の神を信仰してたりするんかな?」
- 「ステゴロヨガと称してワープしたら私は許さんぞ」
朝ヨガに引っかけたやつと、ダルシムのヨガテレポート警戒がきれいに混ざっている。ダルシムの技が炎神信仰に由来するという話を持ち出して、アルジュンは別の神なのかと考察に入っている人もいた。ハカンのオイルを引き合いに出す人まで出てくるあたり、立ち絵の質感がそれだけ見られているということだと思う。
スト6まわりはドン・キホーテのコラボグッズや実写映画の日本語吹替キャスト発表と、ゲーム外でも動きが続いている。トレーラーは9月8日の朝8時から。起きられる人は起きて見よう。