「回収されてしまうウミガメ」道の駅ウミガメ公園の動画が11万いいね、カゴに自分から乗ってくる
三重県紀宝町の「道の駅ウミガメ公園」の公式Xが8月26日に上げた21秒の動画が、11万いいねを超えました。タイトルは「回収されてしまうウミガメ」です。
映っているのは、飼育員がプールの水面に青いプラスチックのカゴを沈めて待っているところ。すると緑色の水の奥からウミガメが1匹、また1匹と泳いできて、カゴの上にすっと収まります。2匹が並んだのを確認して、飼育員がそのまま持ち上げる。抵抗も混乱もなく、順番待ちの列が解消されるみたいな滑らかさで終わります。
湯切りにしか見えなくなる問題
反応でいちばん伸びたのが、この一言でした。「私がこれやったら、癖で『チャッチャッ』って湯切りしてしまうと思う」。ラーメン屋のテボから麺を上げる動作と、カゴの角度も持ち上げ方も完全に一致してしまっていて、一度そう見えると戻れません。
ほかにも「スクールバスに乗る感覚」「なんて素直な子達」といった声が並びました。カメの側が状況を理解して乗っているように見えるのが、この動画の気持ちよさの正体です。
回収されたあとは日光浴
気になるのは「どこへ連れていかれるのか」ですが、公園はその日のうちに答えを出しています。「回収されたウミガメ達は、お外で日光浴してもらってます。」
つまり移送先は屋外で、日光浴のための移動でした。ウミガメは水中で暮らす一方、体温を上げたり甲羅を乾かしたりするために陸へ上がることがある生きものです。プールに入れっぱなしにせず外へ出す、その作業があの光景だったわけです。連れていかれた先が良い場所だと分かった時点で、動画の後味がまるごと変わりました。
ウミガメの水族館がある道の駅は全国でここだけ
道の駅ウミガメ公園は、観光三重の紹介によるとウミガメの水族館がある全国で唯一の道の駅です。ウミガメを飼育研究していて、アオウミガメのみえちゃんやタイマイのたいこちゃんをはじめ、リクガメ・淡水ガメまで含めると10種類以上のカメがいます。しかも入館無料。プールを上から見ることも、水中窓から泳ぐ姿を横から見ることもできます。
ほかにも熊野灘の海水魚の水槽やタッチングプールがあり、物産館と食堂も同じ敷地です。水族館の営業は9時から18時で、休みは基本ありません。
つまり動画のプールは、行けば普通に見られる場所ということになります。カゴでの回収に立ち会えるかは運ですが、湯切りの構えだけは覚えておいて損はないと思います。