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「エアーマンが倒せない」とは?元ネタはロックマン2、ニコニコ発の歌がマクドナルドの替え歌に

エアーマンが倒せない(えあーまんがたおせない)(えあーまんがたおせない) ・ 2026年9月15日 公開

ファミコンのボスが倒せない、という愚痴をそのまま歌にしたら、ニコニコで678万回再生され、19年後にマクドナルドの公式替え歌になった。そんな経歴を持つ曲が 「エアーマンが倒せない」 です。

「エアーマンが倒せない」とは?

2007年にニコニコ動画へ投稿された同人楽曲。同人サークル「てつくずおきば」のせらみかるが作詞・作曲したオリジナル曲で、題材はカプコンのファミコンソフト『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』に出てくるボス、エアーマンです。

ゲームのBGMをアレンジしたものではなく、歌詞もメロディも書き下ろし。それなのに「原曲」と勘違いされがちなくらい、ロックマンの空気に馴染んでいます。サビで「エアーマンが倒せないよ」と繰り返すだけの構成が、当時のプレイヤーの実感とぴったり噛み合いました。

エアーマンは扇風機のような胴体から竜巻を撃ってくるボスで、苦戦したプレイヤーが多いことで知られています。タイトルはその恨み節そのままです。

元ネタ・由来(2007年のニコニコ、3本の動画)

投稿の経緯が3段階に分かれているのが、この曲のややこしいところ。

最初に上がったのは2007年5月26日、せらみかるによるカラオケバージョン(sm350170)でした。1番しかない伴奏だけの動画で、これが50万再生。次に6月7日、nyanyannya(Team.ねこかん[猫])が2番の歌詞を勝手に付けて歌った「勝手にフルバージョン」を投稿します。こちらが114万再生。

そして7月1日、ロックアレンジとアニメーションを乗せた「Team.ねこかん version」が公開されました。これが事実上の決定版で、2026年9月の時点で再生678万回・コメント25万件を超えています。投稿者はせらみかる本人です。

ここから歌ってみた、弾いてみた、3Dでの再現、音MADと派生が次々に生まれ、2007年のニコニコを代表する1曲になりました。同年9月にはコミックマーケット72での先行頒布を経て同人ショップでCDが売られ、12月には英語版「Can’t Beat Air Man」も公開されています。

面白いのはその先です。2010年10月20日、権利元であるカプコンが公式アレンジアルバム『ロックマン改 アレンジしてみた!!』のボーナストラックにこの曲を収録しました。二次創作の同人曲が権利元に拾われて公認になった、かなり珍しいケースです。YouTube版も2013年1月の時点で1000万再生を超えていました。

マクドナルドの公式替え歌になった(2026年5月)

2026年5月22日、日本マクドナルドが「エアーマンが倒せない Team.ねこかん[猫]プレミアムversion」を公開しました。夏のドリンク「プレミアムローストアイスコーヒー」をアピールする歌詞に差し替えたコラボ動画です。

作詞・作曲・動画がせらみかる、歌と編曲がnyanyannya、ギターがsham、そして監修にCAPCOMが入るという布陣で、2007年当時のメンバーがそのまま集まっています(4Gamer / GAME Watch)。せらみかる本人も、当時のメンバーで作ったと投稿しています。

カプコンのロックマンシリーズ公式も、同じ日に「ロックマン改 さらにアレンジしてみた!?」と反応しています。2010年に自分たちのアルバムへ入れた曲が、16年後にマクドナルドの広告として戻ってきた形です。

同時に公式アプリ「Myマクドナルド リワード」で、ロックマンコラボの壁紙3種が100ptと交換できる施策も走りました。ちなみにマックとロックマンの組み合わせが唐突に見えて、ロックマン自体は今も普通に現役です。2026年だけでもフォートナイトにロックマンが参戦していますし、新作の『ロックマン: デュアル オーバーライド』も動いています。

なお、マクドナルド版の歌詞そのものは各ニュース記事にも載っていないので、気になる人は動画で聴いてみてください。

使い方・例文

  • 「エアーマンが倒せないんだけど」「歌うなって」
  • 「マクドナルドの動画でエアーマン流れてきて二度見した」
  • 「親が口ずさんでて世代バレした」
  • 「ニコニコ黎明期といえばこれか組曲」

関連する言葉

同じ2007年のニコニコから出た曲としては組曲『ニコニコ動画』が並び立つ存在で、どちらも大量の歌ってみたや音MADを生みました。海外発ではロイツマ、同人ゲーム発ではBad Apple!!が同時代のニコニコ発ミームとして挙がります。

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