「歌ってみた」とは?意味・由来・ニコニコ動画の文化をわかりやすく解説
ネット音楽カルチャーの入り口ともいえる 「歌ってみた」。多くの人気ボーカリストが、ここから羽ばたいていきました。
「歌ってみた」とは?
歌ってみたは、既存の楽曲を自分で歌ってカバーし、動画共有サイトに投稿する動画ジャンルのこと。「〇〇(曲名)歌ってみた」というタイトルで投稿されるのが定番です。プロ・アマ問わず、「この曲を自分なりに歌ってみました」という気軽さが、多くの人を創作の世界に引き込みました。
由来
「歌ってみた」という言葉は、2007年5月にニコニコ動画で、動画ジャンルを表すカテゴリタグに採用されたことが由来です。動画投稿者を、謙遜を込めて「歌手」ではなく歌い手と呼ぶ文化とともに、一大ジャンルへと成長していきました。
ボカロ文化とともに発展
歌ってみたの人気を決定づけたのが、ボーカロイド文化との出会いです。2007年8月の初音ミク登場以降、ボカロPが作ったボカロ曲を、歌い手がこぞってカバー。とくに2007年12月投稿のryoさん『メルト』が多くの歌い手にカバーされ、ジャンルの人気を勢いづけました。“作る人(ボカロP)”“歌う人(歌い手)”“音を整える人(ミックス師)”がそれぞれの役割で関わり合う、豊かな創作エコシステムが生まれたのです。
関連する言葉
歌ってみたを支えるミックス師や、動画に絵を添える神絵師など、多くの才能が集まって一本の作品が完成します。まさに、ネット時代ならではの共同創作文化です。