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初音ミク19周年、ニコニコは今年も「フィギュアを24時間ずーっと見つめる生放送」。20周年の衣装はもう決まっている

2026年8月31日 ・ トレンド「初音ミク 19周年 フィギュアを24時間ずーっと見つめる生放送 ニコニコ生放送 初音ミク 20周年 衣装 みくみくにしてあげる」より

初音ミクが世に出たのは2007年8月31日。というわけで8月31日はミクの誕生日で、2026年で19周年になる。プロセカ公式は0時ちょうどに記念日イラストを投稿し、3時台の時点で1万9千いいねを超えていた。イラストを描いたのはゴマヒチさん。

そしてもうひとつ、同じ0時ちょうどに始まったものがある。ニコニコ生放送の「初音ミク 19周年の記念日にフィギュアを24時間ずーっと見つめる生放送」だ。番組名が内容の全部なので説明することがほとんどない。

24時間かけて、フィギュア1体をただ映す

映すのは1体だけ。今年の被写体は初音ミク「マジカルミライ 2026」Ver. の1/7スケールフィギュアで、これを24時間ずっと見つめ続ける。

提供は株式会社ドワンゴ。ファンが勝手にカメラを回しているわけではなく、ニコニコを運営している会社が自分でやっている番組だ。

BGMも1曲で回す。番組ページには「放送中はBGMとして、初音ミクさんを代表する楽曲『みくみくにしてあげる♪【してやんよ】』を流します。」と書いてある。みくみくにしてあげる♪は2007年にikaさんが投稿した、初音ミクを一気に広めた曲。19年前の空気をそのまま24時間流し続けるという構成になっている。

完全な放置というわけでもなくて、番組ページには「番組中のアンケートや視聴者のコメントで撮影アングルが変わるかも?」とある。コメントが動かせるのはアングルだけで、被写体は最後までフィギュア1体のまま。午前3時台の時点で来場は6,793人、コメントは294件付いていた。深夜3時までに7千人近くがフィギュアを見に来ている、というのがこの放送のいちばんの見どころかもしれない。

ちなみに映されているフィギュアのもとになった「マジカルミライ 2026」は14回目の開催で、番組ページの説明によればテーマは「湖のソナーレ」。フィギュアはイラストレーターの緜さんが描いた「湖に舞い降りた初音ミク」を1/7スケールで立体化したもので、麦わら帽子に手を添えて上目づかいをしている一体だという。展示やライブの中身はマジカルミライ 2026の公式サイトにある。

番組の説明文が「18周年」のまま残っている

この番組ページ、細かく読むと1か所ずれている。フィギュアを紹介している文の書き出しが「ニコニコでは初音ミクさんの18周年の記念日に、」から始まっていて、番組名の19周年と合っていない。去年の文面をコピーして、日付とフィギュア名だけ差し替えたときに数字が1つ残ったのだと思われる。

24時間フィギュアを見つめる番組の説明文が前年の使い回しというのは、それはそれで味がある。というより、この食い違い自体が「去年も同じことをやっていた」という証拠になっている。

17周年ぶん、18周年ぶんの番組ページも残っている

実際、ニコニコ生放送には同じ趣旨の番組ページが過去2年ぶん残っている。18周年(2025年8月31日 0:00開始)と17周年(2024年8月31日 0:00開始)で、どちらも開始時刻は0時ちょうど。17周年のときは番組名に「ずーっと」がまだ入っていない。年数と映すフィギュアが入れ替わっているだけで、やっていることは3年変わっていない。

ニコニコは組曲『ニコニコ動画』の時代からボカロ文化と一緒に育ってきた場所で、ボカロPという呼び名もこの界隈から広まった。その古巣が19年目の誕生日にやることが「フィギュアを24時間映す」なのは、悪ふざけというよりは身内の祝い方に近い。

本番は来年で、20周年に着る服はもう決まっている

19周年はこの調子だが、その先はかなり大がかりに動いている。クリプトン・フューチャー・メディアが運営する初音ミク 20th Anniversary の特設ページによると、20周年を迎えるのは2027年8月31日。ティザーページの公開と衣装デザインの公募が始まったのが2026年3月9日で、5月29日には「20th Anniversary 衣装原案決定!」として結果が発表された。

グランプリはあしすさんの作品。グッスマ賞がShunoさん、クリプトン賞がユキモトリツさんに決まっている。公募だから当然といえば当然だけれど、20周年のミクが着る服はファンが描いたデザインということになる。

グランプリ作品の扱いについて、ページにはこう書かれている。「グランプリ作品は、本プロジェクトで初音ミクが着用する衣装として採用。ビジュアル等でこちらの衣装を着用した姿をご覧いただけるほか、「ねんどろいど」としてもフィギュア化されます。」

ビジュアルのほうは「プロジェクトを彩るビジュアルは、2027年春に公開予定です。」とあるので、姿を見られるのは来年の春になる。

つまり19周年の当日にフィギュアを24時間映している裏で、20周年でミクが着る服とそのねんどろいど化はすでに確定している。この温度差がおもしろい。

反応

Xでは「永遠の16歳だから年齢は増えないのに、曲数と実績だけ無限に増えていくの強すぎ笑」という声が出ていた。設定年齢は16歳のまま止まっているのに、動員数と公演数だけが毎年積み上がっていく。上の数字を並べたあとに読むとよくわかる。

タイムラインのほうは、ひねりのない「初音ミク19周年おめでとう」がひたすら並んでいる。合間に番組ページのURLを貼った「ニコ生視聴中」だけの投稿もぱらぱら流れていて、深夜にフィギュアを見ている側の姿もそれで見える。19年目でこれというのが、たぶんいちばん健全な光景だと思う。

プロセカ側でも書き下ろし楽曲やコラボは動き続けていて、6人ぶんのカードと原曲をまとめた「The Music Style」や、syudouの書き下ろし新曲「アンチサイノウ」のような話題が定期的に出てくる。

24時間の放送は8月31日いっぱいまで。日付が変わる前に、フィギュアを見つめる輪に入っておくのもいいと思う。

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