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「右から来たものを左へ受け流す」とは?意味・元ネタを解説

右から来たものを左へ受け流す(みぎからきたものをひだりへうけながす) ・ 2026年8月26日 更新

しっとりしたムード歌謡のメロディに乗せて、無表情の男が甘い声で歌い上げる。「♪右から来たものを〜、左へ受け流す〜」。ただそれだけ。なのに妙に沁みる、その脱力ネタが 「右から来たものを左へ受け流す」 です。

「右から来たものを左へ受け流す」とは?

「右から来たものを左へ受け流す(の歌)」は、お笑い芸人・ムーディ勝山さんの持ちネタ。ムード歌謡風のメロディで、「右から来たものを、ただ左へ受け流すだけ」という、脱力しきった内容を朗々と歌い上げます。

深いことは何も言っていないのに、どこか人生の極意めいて聞こえる。そのシュールな“間”と哲学味が持ち味です。

正式なタイトルは「右から来たものを左へ受け流すの歌」ですが、日常では「右から左へ受け流す」と縮めて言うほうが多いくらいです。「来たものを」が抜けても通じますし、本人のネタを離れて処世術として引用されるときは、たいていこの短いほうが使われます。

元ネタ・由来(掃除中に生まれた歌)

このネタは、ムーディ勝山さんが部屋の模様替えや掃除で、家具を“右から左へ”動かしているうちに、適当に口ずさんで生まれたのが始まりだそう。メロディも歌詞も、そのままスッとできあがったといいます。出だしの「チャラチャッチャッチャラッチャー」から1分半ほどが、アドリブでスラスラ出てきたのだとか。

人前で最初に歌ったのは、2006年6月にあったNSCの先輩・ダイアン津田篤宏さんの結婚披露宴パーティーの余興でした。その様子が番組で放映されたことでオファーが増え、当時名乗っていた「DJ KATUYAMA」より「ムーディ勝山」の名前のほうが浸透していきます。

そして2006年から2007年にかけての年末年始特番、『オールザッツ漫才』と『さんまのまんま2007年新春スペシャル』への出演が、本人いわくブレイクのきっかけ。近年は、情報や刺激があふれるSNS時代に、「受け流す(=いちいち反応しない)」という姿勢が、心の持ち方として再評価される、という文脈でもたびたび引用されています。ただのネタが、時代とともに“処世術”として読み直される面白い例です。

使い方・例文

  • 「嫌な絡みは、右から来たものを左へ受け流す」
  • 「SNSの炎上、いちいち反応せず受け流すが吉」
  • 「脱力ネタなのに、なぜか名言に聞こえる」

関連する言葉

一見くだらないネタが、時代とともに“処世術”として再評価される、味わい深い流行語ミーム。脱力感そのものが魅力になる点は、力の抜けた笑いを愛するミーム文化らしさが出ています。

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