アタック25の高校生大会で答えが「しぐれうい」に、本人も自分の名前が出て驚く
金曜の夜のクイズ番組の画面に、見慣れない並びのテロップが出ました。「答 しぐれうい」。2026年8月28日に放送された「BS10 パネルクイズ アタック25」の高校生大会での一場面です。
先に書いておくと、しぐれうい本人がスタジオに来ていたわけではありません。出たのは答えとしての名前だけです。
画面に出たのは「答 しぐれうい」のテロップ
放送は8月28日(金)の21時台。番組を見ていた人が画面の写真をXに投げたことで、リアルタイムで見ていなかった層にも広がりました。写真を確認すると、画面の左上に番組ロゴと「高校生大会」の表示、下部に「答 しぐれうい」のテロップが出ています。解答席には制服姿の高校生です。
アタック25は早押しクイズに正解した人がパネルを取っていく形式の番組です。ここで名前が答えとして出たということは、番組の出題側がしぐれういという固有名詞を「高校生に出す問題」として選んだことになります。
出題は大空スバルのキャラクターデザインから
問題文そのものは番組側が公開しているわけではなく、視聴者の書き起こししか手元にないので逐語では書けません。趣旨としては、大空スバルのキャラクターデザインを手がけたイラストレーターで、自分でもVTuberをやっているのは誰か、を問うものでした。
条件の立て方はきれいです。しぐれういが大空スバルのキャラクターデザインを担当したのは2018年8月。その後、スバルの配信にゲスト出演した際に本人から動く姿が見たいと言われたのをきっかけに、2019年からLive2Dを用意して自分でも配信を始めています。イラストレーターであり自分もVTuber、というこの二段構えの条件で、人物がひとりに絞れる作りになっています。
大空スバルの名前は最近だと別の場所でも見かけていて、ガンダム×ホロライブのMETAL ROBOT魂シリーズにはウイングガンダムゼロ EW【大空スバルVer.】がラインナップされています。VTuberの固有名詞が別ジャンルの棚に置かれる場面は、ここ1〜2年で確実に増えました。
本人が反応したのは翌日の夕方
しぐれうい本人がこれに触れたのは、放送の翌日、8月29日の17時53分でした。
「アタック25でしぐれういが出題されることあるんだ……」という一言だけの投稿に、いいねが2万7千ほど、リプライが200ほど付いています。番組に呼ばれた側ではなく、知らないうちに答えになっていた側なので、たしかに反応としてはこうなります。出演者でも関係者でもないのに、地上波からBSまで続く老舗番組の問題文に自分の名前が入っている。
VTuberを追っている層にとっては「ついにそこまで来たか」の話で、番組を普通に見ていただけの層にとっては「そういう人がいるのか」の話になる。同じ一問が真逆の方向から驚かれているのが、この件の面白いところです。
アタック25は1975年開始、いまはBS10の金曜21時
アタック25は朝日放送テレビの制作でテレビ朝日系の地上波に流れていた番組で、1975年4月6日に始まり、2021年9月26日にいったん終了しています。その後BSに移り、現在はBS10の番組ページにあるとおり「BS10 パネルクイズ アタック25」として金曜21時00分から21時54分に放送。司会は谷原章介で、この金曜夜の枠になったのは2026年7月3日からです。番組ページには51年の歴史で初めてゴールデン帯に引っ越したと書かれています。
半世紀続いている番組の高校生大会で、VTuberのキャラクターデザインを問う問題が普通に一問混ざっていた。オチとしてはそれだけの話ですが、番組側が高校生向けの出題として選べるくらいには通る名前になっていて、一番びっくりしているのが名前を使われた本人という構図になっています。
固有名詞が界隈の外に出ていく速さでいうと、コミケで約1万人ぶんのVTuber名を収録した変換辞書が頒布されたのも今年の夏でした。読みを打てば変換される段階まで来ていれば、クイズの答えになるのもそう遠くはなかったのかもしれません。放送は毎週金曜の21時なので、次に誰の名前がテロップに出るかは見ておいて損はなさそうです。