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映画『バイオハザード』が「狩野英孝の実況」な理由、声は下野紘で90分逃げるだけ

新作映画『バイオハザード』の感想が「狩野英孝の実況みたい」でそろってきた。主人公がただの配達員で、90分ずっと逃げているからだ。

しかも吹き替え版の主人公の声は下野紘。ビビり役の代名詞みたいな人が、悲鳴を上げながら走り回っている。

言い出しは公開翌日

映画は10月9日に全国公開された。吹替版も同じ日から上映している。

翌10日の昼、VTuberのまごいちさんがこう投稿した。

「実写映画」にバツ、「狩野英孝のバイオ実況の映画化」にマル。いいねは1万2千を超えた。

同じ日の午後には、吹替版を観た人の感想がさらに伸びた。

こちらは3万7千いいね超え。「善逸の声した狩野英孝」という一言で、声優と雰囲気の両方が伝わってしまう。

確認できた範囲では、まごいちさんの投稿が早い時期のものになる。ただ、同じことを思った人は各地にいたようで、誰が最初かまでは断定できない。

主人公は能力ゼロの配達員

そう言われる一番の理由は、主人公の設定にある。

公式サイトによると、主人公のブライアンは「どこにでもいる普通の配達員」だ。ある医薬品をラクーン・シティに届ける仕事を引き受けたところから話が始まる。

公式のあらすじには、こう書かれている。

なんの能力もない一般人にできることはただひとつ。逃げること。

メインビジュアルのキャッチも「90分間、逃げろ」。物語は主人公目線のまま、リアルタイムで90分間進む作りになっている。

ゲームのバイオで言えば、銃も弾もほぼ無い状態で放り込まれた初見プレイに近い。叫びながら走り回る、実況動画で何度も見たあの光景が、そのままスクリーンに出てくるわけだ。

公式も「プレイ感覚」を推している

これは観客が勝手に言っているだけの話でもない。ソニー・ピクチャーズの公式YouTubeに上がった15秒予告のタイトルは、こうなっている。

タイトルの頭には「ゲーム「バイオ」のプレイ感覚を完全再現」とある。作り手の狙いがゲームの体験側に寄っているので、実況動画を連想する人が出るのは自然な流れだ。

監督はザック・クレッガー。『バーバリアン』や『WEAPONS/ウェポンズ』を撮ったホラーの人で、本人もゲームの『バイオハザード』のファンだと公式サイトで紹介されている。

ミラ・ジョヴォヴィッチがゾンビをなぎ倒していた旧シリーズとは、主人公の立ち位置が真逆になっている。

吹き替えは下野紘

主人公ブライアンを演じるのはオースティン・エイブラムス。その日本語吹き替えを下野紘が担当している。

下野紘といえば『鬼滅の刃』の我妻善逸。泣き叫びながら逃げ回る役の印象が強い人だ。電撃オンラインが引いた宣伝文でも、ビビり役を演じさせたら日本一という趣旨で紹介されている。

公式サイトに載っている本人コメントは、この映画の中身をそのまま言っている。

次々と襲ってくる恐怖に、90分間、とにかくビビリまくり、叫びまくり、逃げまくります!

コメントは「下野紘でした!」で締められている。恋人ミシェル役の吹き替えは早見沙織だ(電撃オンライン、リアルサウンド)。

なぜ狩野英孝なのか

狩野英孝は自身のYouTubeチャンネル「EIKO!GO!!」でバイオの実況をしていて、叫びながら逃げ回るプレイで知られている。

カプコンとの縁も長い。2020年の東京ゲームショウでは、カプコンのオンライン番組にゲストで呼ばれて『バイオハザード ヴィレッジ』をプレイした(ファミ通)。

2026年2月には『バイオハザード レクイエム』の完成披露発表会にも出演し、チェンソーを持ったゾンビに絶叫している(gamebiz)。

公式の場でも「バイオで叫ぶ人」として呼ばれてきたわけで、今回の例えは悪口ではなく、むしろ褒め言葉として広がっている。

ちなみに狩野英孝は別の洋画で吹き替えもしている。『ストリートファイター/ザ・ムービー』で格闘家ジョーを演じる話はストリートファイター吹替の狩野英孝の記事で書いた。

観た人の反応

11日の夜になっても、観てきた人の「確かに」が続いている。

  • 「狩野英孝っぽさを開幕数分で分からされたwww」
  • 「確かに狩野英孝ぽさある」
  • 「ミラジョボヴィッチのことは一旦忘れて狩野英孝を頭の片隅においてみるといい」

「下野さんの声した狩野英孝が逃げ回る映画」という言い回しを見てから観に行き、「的確すぎた」と書いた人もいた。

一方で、例えを真に受けて油断した人もいる。

「どこのどいつだこの映画狩野英孝の実況見たいで怖くないとか言ってたヤツ!」と書いた人は、何回も体がビクッとしたそうだ。笑えるのは主人公の慌てぶりで、ホラーとしてはしっかり怖いらしい。

90分という短さを「最近ではありがたい」と喜ぶ声もあった。

吹替版を選ぶ理由ができた

字幕か吹替かで迷っている人は、この話を聞いたら吹替版に寄せるのもありだと思う。善逸の声で逃げ回る配達員は、たぶん吹替版でしか味わえない。

この映画は夢グループとのコラボCMも出していて、石田社長がムビチケ前売券を売っている。そちらは夢グループ×バイオハザードのコラボCMの記事にまとめてある。

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