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ちいかわ「昆布締めぬいぐるみ」全5種、抜けているのは主役のちいかわだった

2026年9月12日 ・ トレンド「ちいかわ 昆布締め ぬいぐるみ プライズ」より

クレーンゲームをやったことがないという投稿者が、6歳の息子と2人でクレーンゲームに挑んだ話が9月11日に投稿され、11万を超えるいいねが付いた。何度やっても取れる気配がなく、諦めてはまた500円を入れてを繰り返して、結局あきらめた。そこへ見知らぬ男性グループが「お兄ちゃん取れたで」と、息子に取ったものを渡してくれたという。

写真に写っているのは、黄緑のフリルみたいな紐でハチワレをぶら下げた、見慣れない形のバッグだ。9月11日からゲームセンターに並び始めた「昆布締めぬいぐるみショルダーバッグ」という景品になる。

「昆布締め」って料理の話じゃない

この投稿を引用して「すごく良い話だけど、コレって昆布締めって言うのか… 写真無かったら昆布締めのぬいぐるみ??????ってなってた」と書いている人がいた。商品名だけ聞くと刺身のほうを思い浮かべるので、これは仕方ない。

元ネタは7月24日に公開された『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』だ。ナガノさんが劇場版のために書き下ろした長編「セイレーン編」がベースになっていて、興行収入は9月7日時点で138億円、観客動員960万人を突破している

作中でセイレーンは、自分が捕まえた島民を助け出したラッコを捕まえ、隠れ家まで連れていって昆布締めにしてしまう。のちにちいかわたちが洞窟へ潜入する場面では、昆布締めにされた仲間たちと、味噌漬けにされた島民たちが並んでいる(Wikipediaのあらすじ)。つまり「昆布締め」は調理法の名前というより、昆布でぐるぐる巻きにされてぶら下げられた、あの状態そのものを指している。

メーカーである株式会社パレードの商品説明も、ひとこと「捕まっちゃった!?」で始まる。タイトー側の紹介文は「『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』のあのシーンがよみがえる!ファスナーつきのショルダーバッグがプライズに登場です♪」となっていて、どちらも映画を観た人向けの書き方だ。

ショルダー部分がちゃんと昆布になっている

パレードのプライズ公式が9月7日に出した告知には「ショルダー部分は昆布を再現!」「チャック付きのバッグは全5種です」とある。写真を見ると、肩にかける紐が黄緑のひらひらした生地になっていて、その先にぬいぐるみが吊り下がる構造だ。昆布を紐に見立てるという発想で、映画のあの状態がそのままバッグの機能になっている。

本体サイズは約H23〜25cmで、ショルダー部分はこれに含まれない。チャック付きなので中に物も入る。飾り用のマスコットではなく、普通にバッグとして持ち歩ける作りになっている。

全5種を並べると、ちいかわだけがいない

ラインナップはうさぎ、ハチワレ、ラッコ、モモンガ、古本屋の5体。古本屋は、モモンガがじゃまになったカニのカチューシャを頭にかぶせてくれたことで顔が読者に見えるようになったキャラで、ファンからは「カニちゃん」と呼ばれている。

気づくだろうか。主役のちいかわが入っていない。

原作をたどると理由が見えてくる。昆布締めにされたのはラッコと、洞窟に捕らわれていた仲間たち。一方のちいかわは、島二郎やヒトハ、フタバと一緒に洞窟へ潜入して、その仲間たちを助け出す側にいた。つまり昆布締めにされていないので、商品にしようがない。公式がそう説明しているわけではないので断定はできないが、5体の顔ぶれを見るかぎりそう読むのが自然だと思う。

映画に出てくる島二郎のほうは、ぬいぐるみやソフビが別で商品化されている。セイレーン本人も目が光るぬいぐるみになっていて、セイレーン編まわりのグッズはかなりの数が出ている。

初日から完売報告と「設定キツイ」の声

登場から1日で、店舗アカウントの完売報告が出始めた。GiGO立川は全種について「ご好評につき、当店入荷分は完売いたしました。」と投稿している。個人の側でも「昆布締めのラストモモンガ目の前で狩られていった…」と嘆く声が出ていて、5種のうち特定のキャラから先に消えていくらしい。

取れた人の報告を見ると、金額の幅が大きい。倉庫系の店でカニちゃんを400円で取れたという投稿がある一方、「今日から開始で設定キツイ中 1600円でGETしたらしい。」という報告もある。冒頭の投稿のように、数千円入れても取れずに終わったケースも見かける。

初日にうさぎを取れたという人は「まさかの袋に入ってるという激難易度高め」「本日からで6台も稼働してるのに、古本屋さんだけすでに一体もなし」と書いていた。その翌日には同じ人が「昨日クレーンゲームに登場してとってる人はめちゃくちゃ取ってますね」「袋に入ってなければもっと取れたはず!!」とも書いている。ぬいぐるみが袋に入っているかどうかで難易度が変わる、というのはクレーンゲーム勢の共通見解らしい。

店頭がきびしければ、オンラインという手もある。パレードの取り扱い店舗一覧には「オンライン」の区分があり、GiGO ONLINE CRANE、タイトーオンラインクレーン、セガUFOキャッチャーオンライン、DMMオンクレ、ナムコオンラインクレーン、トレバなどが並んでいる。Xでは「【譲】モモンガ 【求】古本屋 カニ」のような交換募集も飛び交っていて、狙いのキャラを埋めたい人の動きが早い。

なお、告知が出た9月7日の時点で「昆布締めぬいのうさぎ欲しいよォ〜~〜!!普通に売って…」という声も出ていた。クレーンゲームの腕に関係なく買える形で出してほしい、という話だ。映画のグッズはマルチタオルのガチャなど後からいろいろ出ているので、続きがある可能性はありそうだ。

近くのゲームセンターに寄る用事があったら、黄緑のひらひらがぶら下がっている台を探してみてほしい。

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