映画ちいかわのED「机さする」がカラオケ配信、歌った本人の青木遥さんが行って採点90点
カラオケの採点は本人が歌っても100点にならない、というのはよく言われる話です。ただ、それを実際に検証できる人はほとんどいません。今回それをやってしまったのが、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』のエンディングテーマ「机さする」を歌っている青木遥さん本人でした。
カラオケに入ったので、歌った本人が行った
「どうしても歌ってみたくて行ってきました」という動機が真っ直ぐです。採点モードにしてみたら90点。「歌った本人でも100点とれないって本当なんだー」という素直な感想がついていて、この投稿は9万いいねを超えました。
採点が本人に厳しいのは、機械が「音程バーとどれだけ重なったか」を見ているからです。原曲どおりに歌っているつもりでも、レコーディングで入れた細かいしゃくりや語尾の伸ばし方は、採点側の想定するお手本とは一致しません。歌が上手いかどうかと、採点機が高い点を出すかどうかは別物、というのがこの90点でよく分かります。
「机さする」はどんな曲か
作詞は原作者のナガノさん、作曲はトクマルシューゴさん。トクマルシューゴさんはアニメ『ちいかわ』でハチワレが歌う「ひとりごつ」なども手がけていて、この作品の音楽をずっと担当してきた人です。公開後の投稿では「自分にとっては最後のピースのような」と書いていました。
歌っている青木遥さんは、2022年のテレビアニメ放送開始からちいかわの声を担当している声優さんです。小学生のころに声優プロダクションに入り、ちいかわがテレビアニメ初出演でした。つまりこの曲は、キャラクターの声そのものの人が主題歌を歌っている構図になります。
カラオケの部屋には「くつずれ」もある
DAMの特集ページを見ると、配信されているのは「机さする」だけではありません。オープニングテーマ「くつずれ」も、ハチワレ(CV.田中誠人)名義でリクエストNo. 1521-73として入っています。どちらも映画の映像が流れるバージョンで、LIVE DAM WAO!向けのコンテンツとして案内されています。
映画の余韻をそのまま部屋に持ち込める形になっているわけで、Xでも「くつずれと机さするが入ってた」と報告する投稿が続いていました。「机さするのサビでいつも泣きそうになる」「合唱曲っぽい進行がクセになる」といった感想も並んでいて、映画を観てから曲だけリピートしている人がかなり多いようです。
90点でも十分すごい
反応で目立ったのは、点数そのものより「本人が歌いに行った」という行動へのうれしさでした。「本人でも100点は難しいって本当だったんですね」「歌ってくれてありがとうございます」といったリプライが並び、「自分もカラオケに行ったら歌いたい」と続く人もいます。
この映画は劇中歌のほうも読み解かれていて、挿入歌「島のうた」は歌詞の頭文字が「おわびじゃ、たすけて」になっていると指摘されています。採点機に勝てなかった話が、そのまま曲の宣伝として一番効いてしまったあたりも含めて、なかなか気持ちのいい報告でした。カラオケで見かけたら、本人越えを狙ってみるのもいいかもしれません。