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ちいかわのジャポニカ学習帳が全8種、あの緑の表紙にアニメのワンシーンが入った

2026年8月21日 ・ トレンド「ちいかわ ジャポニカ学習帳」より

小学校で必ず1冊は持たされた、あの緑色のノート。表紙の写真枠に入っていたのは昆虫や花でした。そこにちいかわとハチワレが収まったものが売られています。8月21日にXでまとめて紹介され、「大人が欲しくなる」と反応が伸びました。

表紙のレイアウトが本当にそのまま

旭屋書店新越谷店が投稿した売り場の写真がいちばん分かりやすいところです。深い緑、上部に何本も走る白い横線、そこに乗る太い書体のロゴ。ジャポニカ学習帳のフォーマットを一切いじらないまま、中央の写真枠だけをアニメのワンシーンに差し替えてあります。ちいかわが草をつないで輪にしているカット、ハチワレが窓辺で花を持っているカット、といった具合です。

「学習帳シリーズ」という細い文字まで元のデザインを踏襲しているので、遠目には普通のジャポニカ学習帳にしか見えません。近づくとちいかわが座っている、という順番で気づくのがこの商品の面白さでしょう。

表紙と裏表紙で違う絵が入っているので、どちら側からでも表として使えます。見返しにあたる表紙2と表紙3にはキャラクター紹介が載っていて、この構成も昆虫や花の解説が載っていた元のジャポニカ学習帳を踏襲しています。

「使えない」と言われがちなノート

買った人の投稿を見ると、かなりの割合で同じ悩みが出てきます。かわいすぎて書き込めない、というやつです。「じゆうちょうと5mm方眼を両方4冊セットで買った」という親御さんもいれば、「ガキの頃ジャポニカ学習帳は嫌いだったけど、ちいかわデザインは可愛くてええな」という身も蓋もない感想もありました。

値段が1冊275円というのも効いています。キャラクターグッズとしては安い部類で、8種類そろえても2200円です。

そもそも、なぜあの緑と写真枠なのか

ジャポニカ学習帳は1970年発売で、累計14億冊を超えるロングセラーです。今年で56年目になります。

表紙の代名詞だった昆虫写真は、1978年から昆虫生態写真家の山口進さんが世界各地に出かけて撮ってきたものでした。子どものころ、ノートの裏を読んで虫の名前を覚えた人もいるはずです。

その昆虫が2012年から花に切り替わったことが、後になって「ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた」と話題になりました。ショウワノートが明かした理由は、学校の一括注文が広がったことです。1種類につき表紙が1つしか選べないため、虫が苦手な子にも昆虫の表紙が配られてしまい、先生から嫌がっているという声が届くようになった。加えて、その年は表紙にできるいい昆虫がなかなか撮れなかったという事情も重なっていました。

その後、2015年に行われた人気投票では昆虫の表紙が上位を独占し、発売50周年の記念シリーズで昆虫が復活しています。つまり今「レトロかわいい」と言われている緑の写真枠は、いったん消えかけてから戻ってきたデザインでもあります。

新学期前の棚で見つけたら

すでに再入荷の告知を出している店もあり、発売から2か月近く経ってなお動いている商品です。9月の新学期に向けて文具売り場が入れ替わる時期なので、緑の棚を見かけたら中央の写真枠を確認してみてください。虫でも花でもないものが座っています。

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