「ダサいTシャツ屋さん」が400円ガチャに、最大は「働きたくない」の7.5cm
「働きたくない」と白抜きでプリントされた黒Tシャツが、手のひらサイズのキーホルダーになった。
告知したのはアミューズのカプセルトイ公式アカウント(@AMUSE_capsule)。9月24日の正午に出た『ダサいTシャツ屋さんミニTキーホルダー』で、1回400円だ。
発売は告知と同じ9月24日(木)から順次。「サイズは大2種、小3種、絶妙なワードが心をくすぐっちゃうぜ」という一文が付いている。
台紙の右上には「ダサい。着たくない。…でも好き♡」というコピーが縦書きで入っている。着る気はないけど持っていたい、というラインを最初から狙いに行っている商品だ。
400円で全5種、大2種と小3種
台紙には商品写真に寸法線が引いてあって、大きさが3つ明記されている。黒の「働きたくない」が7.5cm、白の「TOKYO」が6.4cm、赤の「肉」が5cmだ。
7.5cmはだいたいスマホの横幅くらい。5cmのほうはICカードの短辺(5.4cm)より少し短い。告知文にある「大2種、小3種」は、この大きい2枚と小さい3枚のことだと読める。
値段は300円でも500円でもなく400円。同じアカウントが9月に出したあほ毛クリップは300円だったので、布物ぶんだけ一段上がった格好になる。
ワードの並びがいちいち変
5枚のプリントは、統一感を狙うつもりが最初から無い。
- 黒地に「働きたくない」(7.5cm)。最大サイズがこれ
- 白地に「TOKYO -concrete jungle-」(6.4cm)。赤い英字
- 赤地に「肉」(5cm)。白の一文字
- 白い身頃に黒い袖、胸に黒く「HEAVEN」。台紙のキャプションはカタカナで「ヘブン」
- 青と白の切り替えに「いのち」。金色のクマのゆるい線画つき
「TOKYO -concrete jungle-」はいかにも観光地の売り場に並んでいそうな英字で、「肉」と「いのち」は漢字とひらがなの一発ネタ。そこに「HEAVEN」が混ざる。5枚まとめて見ると、どれか1つのセンスに寄せる気がまったくないのが分かる。
袖の色を切り替えたラグラン風は「いのち」と「HEAVEN」の2枚で、そのうち絵が入っているのは「いのち」だけ。金色の線で描かれたクマの下に、同じ金色で「いのち」と入っている。台紙の写真ではボールチェーンも一緒に写っている。キーホルダーなので当たり前なのだが、Tシャツの襟元からチェーンが生えている絵面はそれ自体けっこう変だ。
ぬいに着せる前提の設計
告知文は「ぬい活にもぴったり」で締められていて、ハッシュタグにも「#ぬい活」が入っている。台紙の中央には「ぬいにも!」の吹き出しがあり、ゴリラのぬいぐるみが赤い「肉」を着ている写真が載っている。
その真下に小さく「※ぬいぐるみは付きません。」。ここはちゃんと書いてある。
推しのぬいぐるみを連れ歩くぬい活では、服を着せ替えるのが定番の遊び方になっている。ただ、推しぬいのサイズは10cm前後から20cm級までバラバラで、既製の服が合うかどうかは毎回賭けだ。
大2種・小3種という作り分けは、そこに効いてくる。告知文もワードの紹介より先にサイズの話を出していて、どのサイズが出るかが回す側の関心事だと分かっている書き方になっている。
同名のショップが実在する
「ダサいTシャツ屋さん」で調べると、オリジナルTシャツの通販サイトClubTのショップ「ダサいTシャツ屋さん」が出てくる。ショップの紹介文は「ダサい一言ネタのTシャツがメインです」から始まる。Tシャツトリニティにも同名のショップがある。
ただし、アミューズの告知にショップの説明やコラボの経緯は一切書かれていない。今回の5枚が通販で売られているデザインをそのまま縮めたものなのかどうかは、公式には説明されていない。ClubTとトリニティの一覧を見ても、「働きたくない」「肉」「HEAVEN」「いのち」「TOKYO」の5つは確認できなかった。
分かっているのは、同じ名前で「ダサい一言ネタのTシャツ」を売っているショップが実在することと、そのコンセプトがそのままカプセルトイの商品名になっていること。ここから先は発売後に実物を見るしかない。
アミューズの9月はガチャが続く
同じアカウントは9月に入ってから新作を立て続けに出していて、オオサンショウウオのキャラが手のひらサイズになった「オーさんしょうさん」ぷちぐるみも400円・発売日は同じ9月24日だ。頭に1本毛を生やすあほ毛クリップも同日から並ぶ。
言葉そのものを商品にするガチャという意味では、「検索してはいけない言葉」のカプセルトイと近い立ち位置でもある。プリントされた一言が強ければ、それだけで回す理由になるという作りだ。
400円なので、狙いを定めて何度も回すより、出たワードで諦めがつくくらいの距離感がちょうどいい。ガチャコーナーで黒い「働きたくない」が写った台紙を見かけたら、自分のぬいに着せるならどれかを先に決めてから回すといい。