不破湊の新曲「鏡の前でキスをしろ。」MVは実写、主演にスタンミじゃぱん
8月31日の20時44分、にじさんじ公式Xが1本の予告を出しました。不破湊の新曲「鏡の前でキスをしろ。」のMVを、21時5分からプレミア公開するという内容です。曲名のインパクトも大概なんですが、それ以上に目を引いたのは告知に添えられた一行でした。「主演:スタンミじゃぱん」。ゲーム配信者のあの人です。
この投稿には3時間足らずで7万5千を超えるいいねが付きました。
VTuberの曲なのに、画面に映るのは生身の人間
公開されたMVを開くと、まず映像が実写です。サムネイルの時点で、暗い室内で人を撮った実写のカットが使われています。
概要欄のクレジットもそのままで、Vocalが不破湊、作詞がSHIROSE (WHITE JAM)、作曲・編曲がSHIROSE (WHITE JAM)とDazsta。そして少し下に「主演|スタンミじゃぱん」と書かれています。末尾のスタッフ表記まで読むと、DirectorはYUE、撮影はRiku Kuwada(KASSEN)、制作はOKNACKで、Castの欄には「SUTANMI, Airin」と2人の名前が並びます。VTuberのオリジナル曲というより、映像制作会社が入って撮った実写MVの座組みです。
公開から2時間半ほどで再生数は7万回に届きました。
「ほぼすべて一発撮り」と本人が書いた
MV公開から1時間半ほど経った22時37分、スタンミじゃぱん本人がXに撮影の話を書いています。スタッフとも仲良くできて楽しい撮影だったこと、時間がカツカツでほぼすべて一発撮りだったので不安もあったこと、それでも良いものに仕上げてくれてさすがだった、という内容です。締めの一文が「ふわっちの作るものの一部になれてうれしいです」でした。
この投稿にも4千超のいいねが付いています。ちなみにスタンミじゃぱんさんは、7月にうちでも犬の幼稚園から届いたしゅうまいの「親友できたんですよ!」報告を記事にした配信者です。愛犬が親友を作った話の次が武道館のMVというのは、なかなかの振れ幅です。
歌詞がだいたい命令形
曲そのものも面白くて、サビが「愛されてく覚悟をしろ。」で始まり「鏡の前でキスをしろ。」で終わります。タイトルからして命令形なんですが、中身もほぼ命令形で押し切ってくる構成です。
さらに歌の合間に語りが挟まります。概要欄に載っている歌詞のとおり、「チューするよ?」「ちゃんと見せろよ」「俺のこと好き?」といった台詞が曲の切れ目に入ってくる。Xでは「全体的に強引で命令形………………ああ……確かに……………………………………(失神)」と崩れ落ちている人がいました。ライブでの掛け合いを想定しているのか、この台詞のところで観客のコールを統一したいので公式から案内を出してほしい、と運営に要望を投げる人まで出ています。
オチはシングルの中身、初回生産分に武道館のシリアル
そしてこの曲、単体で出た配信曲ではありません。12月9日発売のNew Single『ECLIPSE』の収録曲で、予約はMV公開の5分前、8月31日21時から始まっています。曲そのものの先行配信は9月1日0時からです。
引っかかるのは特典の中身です。初回生産分にはどの形態にも、2027年3月3日に日本武道館で開く「不破湊 2nd LIVE “VORTEX”」のチケット先行抽選シリアルコードが入ります。運営のANYCOLORはこの公演を「男性VTuber史上初のワンマンライブとなる日本武道館」と説明しています。チケットの詳細は続報待ちで、会場の情報だけが先に出た形です。
注意したいのは、デジタル版を買った場合はランダムフォトカードも抽選シリアルコードも付かないという注記があること。武道館狙いで押さえるなら物理のCDということになります。予約はにじさんじオフィシャルストアなどで受付中で、公演の詳細は2nd LIVE “VORTEX” の特設サイトに出ています。
反応は曲の話と、曲名が長すぎる問題
Xの反応は素直に盛り上がっていて、「実写MVはもういよいよアーティストのMVなんよ 武道館おめでとう」「スタンミがカッコ良過ぎてやばい」「普通に脳みそがバグ起こしてスタンミとふわっちが交錯する瞬間あるけど曲イイゾ」あたりが目立ちました。歌詞の「ゆうこと聞いてえらいね」の”ゆうこと”の表記がいい、と細部を拾っている人もいます。
一方で地味に困っている人もいて、「ミラージュと鏡の前でキスをしろ。(いい略し方頼む)の反復横跳び」という投稿がありました。たしかに略しにくい。「明日からうちの口癖が『鏡の前でキスをしろ』になるよ」と宣言している人もいたので、そのうち誰かがいい略称を発明しそうです。
MVはYouTubeで公開中。にじさんじからは8月28日に新人音楽ユニットのRhyZyGy(リジジー)もデビューしたばかりで、音楽まわりが立て込んでいる夏の終わりです。