一番くじ「NARUTO 飛段・角都編」A賞が敵ではなくシカマルになっていた
「一番くじ NARUTO-ナルト- 疾風伝 飛段・角都編」が、2026年10月26日から順次発売される。名前だけ見れば暁の不死コンビが主役のくじだ。ところが公開されている等賞一覧を上から読むと、A賞は奈良シカマル、B賞は猿飛アスマ。看板の飛段と角都はC賞とD賞に下りている。
くじの名前は暁の2人、A賞とB賞は木ノ葉の師弟
A賞のシカマルとB賞のアスマは、飛段・角都編でいちばん痛い目を見る師弟だ。第十班の担当上忍だった猿飛アスマは飛段の呪術に取り込まれて命を落とし、その報告を受けたシカマルが、煙草を吸いながら仇を討ちに出ていく。つまりこのくじは、殺した側を商品名に置いて、殺された側と討った側を上位の賞にしている。
賞の顔ぶれ自体は発売の3か月以上前、7月15日の告知ですでに出ていた。ラストワン賞まで含めた並びを見ると、編成の意図はかなりはっきりする。
ラストワン賞は風遁・螺旋手裏剣を構えたうずまきナルト。角都が抱えていた5つの心臓のうち2つを一度に潰したのがこの技で、動けなくなったところをカカシが雷切で貫いて決着がついた。A賞からD賞にラストワン賞を足すと、飛段・角都編の対戦カードがそのまま揃う格好になる。アスマを含めて5体、しかも全部が MASTERLISE というハイクオリティフィギュアのラインだ。
MASTERLISE はバンダイスピリッツが一番くじ向けに立てたフィギュアブランドで、公式のブランドページでは「緻密な造形力-MASTER-と、端麗なる様式美-STYLISE-の融合」と説明されている。NARUTO の一番くじでは2024年8月の「繋がる思い」あたりから定着していて、一番くじ「東京喰種」など他作品でも上位賞の常連になっている。
A賞がナルト以外になるのは、イタチ以来1年9か月ぶり
シカマルがA賞というのは、シリーズを並べてみるとかなり珍しい。一番くじ倶楽部の商品ページに残っている範囲で、NARUTO の一番くじのA賞と取扱店を並べるとこうなる。
| 発売 | くじのタイトル | A賞 | 1回 | 取扱店 |
|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 疾風伝~壱之巻~ | ナルト(仙人モード) | 600円 | TSUTAYA・書店・ジャンプショップ |
| 2022年6月 | 紡がれる火の意志 | うずまきナルト | 700円 | ローソン、書店、ホビーショップなど |
| 2023年8月 | 忍ノ絆 | うずまきナルト | 780円 | ローソン、書店、ホビーショップなど |
| 2024年8月 | 繋がる思い | 千手柱間 | 780円 | ローソン、アニメイト、ドラッグストアなど |
| 2024年11月 | 伝説の三忍 | 自来也 | 780円 | 一番くじONLINE限定 |
| 2025年1月 | 心を写す赤き瞳 | うちはイタチ(暗部) | 780円 | ローソン、アニメイト、ホビーショップなど |
| 2025年4月 | 中忍試験編 | うずまきナルト | 790円 | セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ゆめタウンなど |
| 2025年8月 | 波の国編 | うずまきナルト | 790円 | 一番くじONLINE限定 |
| 2026年1月 | 輪廻の嘆きと平和の懸け橋 | うずまきナルト(仙人モード) | 790円 | セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ゆめタウンなど |
| 2026年6月 | 風影奪還編 | うずまきナルト | 790円 | セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ゆめタウンなど |
| 2026年10月 | 飛段・角都編 | 奈良シカマル | 790円 | 一番くじONLINE、一番くじ公式ショップ |
11弾のうち7弾はA賞がうずまきナルトで、残りは千手柱間、自来也、うちはイタチ、そして今回のシカマル。主人公以外がA賞に座るのは2025年1月の「心を写す赤き瞳」でイタチが取って以来、1年9か月ぶりになる。開祖でも伝説の三忍でも万華鏡写輪眼でもない、影縄で殴り合う中忍がトップに来たのは、この11弾では初めてだ。
ついでに値段の推移も分かりやすい。600円から始まって700円、780円と上がり、2025年4月の「中忍試験編」から790円になった。そこから今回まで790円で止まっている。
E賞から先とダブルチャンスは、いまも「???」のまま
公式ページの「トピックス」欄には、実はI賞まで枠がある。9月21日時点で中身が書かれているのはA賞からD賞とラストワン賞だけで、E賞、F賞、G賞、H賞、I賞、それにダブルチャンスキャンペーンはすべて「???」の表示のままだ。7月の初出から2か月以上たっても伏せられている。
前2弾の構成を見ると、この空欄がどうなるかの見当はつく。「輪廻の嘆きと平和の懸け橋」はA賞からE賞までがMASTERLISEのフィギュアで、F賞がエコバッグ、G賞がちょこのっこフィギュア、H賞がラバーアソート、I賞がジャガードミニタオル。「風影奪還編」もA賞からE賞がフィギュアで、F賞以降がデスクトップフィギュア、スタンプ・ノートコレクション、アクリルチャーム、ビジュアルシートセットという並びだった。
つまり今回もE賞にもう1体フィギュアが入る可能性が高い。飛段・角都編でまだ名前が出ていない当事者といえば、角都に最後の一撃を入れたはたけカカシと、シカマルと組んだ猪鹿蝶のいの、チョウジあたりになる。
今回はコンビニで引けない。買えるのは公式ショップとオンラインだけ
系譜の表でいちばん目を引くのは、実は右端の列かもしれない。直近3弾のうち1月と6月はセブン‐イレブンやイトーヨーカドー、ゆめタウンの店頭で引けたのに、今回の取扱店は一番くじONLINEと一番くじ公式ショップの2つだけになっている。バイト帰りにコンビニで1回、という買い方ができない。
一番くじ公式ショップは世界初の一番くじ専門店として展開されている実店舗で、バンダイナムコアミューズメントの店舗情報に載っているのは、さっぽろ東急百貨店から那覇メインプレイスまでの20店舗(9月21日時点)。コンビニの棚とは母数が違う。オンラインのほうは商品ページが「オンライン販売準備中」の表示で、開始日はまだ出ていない。
もっとも、コンビニから外れるのが今回が初めてというわけではない。2024年11月の「伝説の三忍」と2025年8月の「波の国編」は、どちらも一番くじONLINE限定で店頭販売そのものが無かった。NARUTO の一番くじは、ここ2年ほど店頭中心の弾のあいだにオンライン限定の弾を挟む出し方をしてきた。今回はその両方を足して、コンビニの代わりに専門店を置いた形になる。
発売日の曜日にも変化が出ている。店頭販売がある弾の発売日は2012年からずっと土曜か金曜だったが、今回だけ月曜の10月26日。セブン‐イレブンの一番くじが週末の来店に合わせて金曜や土曜に置かれるのに対して、専門店とオンラインなら曜日を合わせる相手が違う、ということなのだと思う。
同じ NARUTO では「NARUTO めじるしアクセサリー」が9月第5週にガシャポンで出る予定で、グッズの出方自体は止まっていない。ただ今回のくじに関しては、回したいなら公式ショップの場所を先に確認しておいたほうがいい。20店舗のどこかまで行くか、オンライン販売の続報を待つかの二択になる。