「NARUTO めじるしアクセサリー」は300円、雨合羽の正体は尾獣と口寄せ動物
傘やバッグの持ち手に通して自分の荷物の目印にする、バンダイのガシャポン「めじるしアクセサリー」。そこに『NARUTO-ナルト- 疾風伝』が来る。ガシャポン新商品を流している情報アカウントが9月16日0時すぎに出した告知は、半日で424いいねまで伸びた。ラインナップはうずまきナルト、うちはサスケ、春野サクラ、はたけカカシ、我愛羅の全5種で、1回300円だ。
ただ、5人とも雨合羽を着ている。しかもフードの上に乗っているものが、1人ずつ違う。
フードに乗っているのは尾獣と口寄せ動物
ガシャポン公式サイトの商品ページに書かれている説明文は2行で、1行目が「TVアニメ「NARUTO-ナルト- 疾風伝」のキャラクター達がめじるしアクセサリーになって登場!」、2行目が「尾獣や口寄せ動物モチーフの雨合羽を被ったオリジナルデザインです!」。つまりただのレインコートではなく、それぞれの背中側にいるものを着せてある。
商品画像を拡大して1体ずつ見ていくと、こうなっていた。ナルトはオレンジの合羽で、フードの上に赤い目とふちどりの入ったキツネの顔と耳が付く。我愛羅は茶色の合羽で、黄色い目に黒い隈取りの獣の耳。サスケは青い合羽で、フードに縦長の瞳のような模様とうろこの質感が入っている。サクラは半透明の水色で、フードの上に短い突起が2本立っていて、ナメクジの触角に見える。カカシは茶色の合羽に、たれ耳で眉の太い犬の顔。
公式は「尾獣や口寄せ動物」とだけ書いていて、1体ずつが何の名前なのかは明記していない。なので断定はできないけれど、原作を知っていれば、どれが尾獣側でどれが口寄せ側かはだいたい見当が付く並びになっている。ナルトと我愛羅の2人が尾獣側で、残りの3人が口寄せ動物側、という形だ。
「三すくみかと思ったら」とファンが引っかかった点
この5体の内訳に、発売前から反応が出ている。おもしろかったのが、ナルト・サスケ・サクラの3人に注目した人の指摘だ。「ナルトサスケサクラの被り物三すくみかと思ったら」と書いていて、蛇とナメクジとガマの三すくみを期待していたことがわかる。実際に出てきたナルトはキツネなので、その人は「九尾なら鷹にして欲しかった」と続けていた。
サスケとサクラが口寄せ側でそろっているぶん、ナルトだけ尾獣側に振れている形になる。公式の文面が「尾獣や口寄せ動物」と2種類を並べてあるのは、たぶんそういうことだ。三すくみでそろえるか、その班の主人公を九尾で立てるか、という選択で後者を取ったように見える。
見た目のクセにツッコむ声もあった。「サクラとサスケ誰だか分かんないじゃん」というもので、これは画像を見ると言いたいことがわかる。フードを深くかぶっているので前髪と表情しか出ておらず、サスケの黒髪とサクラのピンク髪が数ミリぶんしか見えない。カカシだけは口元の布までちゃんと造形されていて、遠目でも見分けが付く。
約2.5cm、カニカンとわっかパーツが全種に付く
大きさは約2.5cmで、パッケージの写真では箸やレンゲと一緒に並べられている。全種にカニカンとわっかパーツが付くので、留め方が2通りある。パッケージの作例も2つ載っていて、片方はバッグのジッパーに通した「チャームとしても!」、もう片方は折りたたみ傘の柄に巻き付けた「傘の取っ手にも!」だ。合羽を着せてきた理由は、たぶんこの傘のほうにある。
ちなみに雨をテーマにしためじるしは今年もう1本出ていて、7月第4週の「ケロロ軍曹 めじるしアクセサリー 雨にそなえるであります」がそれだった。こちらは公式の説明が「レインコート姿がかわいいめじるしアクセサリー」で、300円・全5種という条件もNARUTO版と同じ。梅雨に投げたケロロと、秋雨の時期に投げるNARUTO、という並びになる。
いま公式サイトに並んでいるめじるしだけで85件ある
このシリーズ、とにかく数が出ている。ガシャポン公式サイトの商品一覧を引いたところ、商品名に「めじるし」が入るものが85件あった。価格を数えると300円が71件、400円が13件、200円が1件で、300円がこのシリーズの標準ということになる。HUNTER×HUNTERのキメラアント編Vol.2もデジモンの3弾も300円で、逆にけいおん!版は400円だった。NARUTO版は多数派の300円側に入る。
同じ月に出るめじるしも多い。ドラゴンボールの4弾が9月第4週で300円・全5種、仮面ライダーシリーズの5弾がNARUTOと同じ9月第5週で300円・全10種。ドラゴンボールの翌週にNARUTOが来て、同じ週に仮面ライダーが10種で場所を取る、という並びだ。カプセル自販機の棚をめぐる9月末の椅子取りゲームは、けっこう混んでいる。
発売時期の書き方が、公式のページ2つで違う
細かいところだが、同じバンダイの中で表記が割れている。ガシャポン公式サイトは「2026年9月 第5週」、バンダイの商品情報ページは「2026年9月下旬 発売」。どちらも9月終わりを指しているので中身は同じだが、検索するときは「9月第5週」と「9月下旬」の両方が引っかかると思っておいたほうがいい。
商品ページにはもう1行、「※本商品は、初回発売後、複数回の出荷を予定しております。」とも書いてある。初回で全部終わりではなく、追加で入ってくるということだ。9月第5週に空振りしても、しばらく粘る価値はある。
一方で、このシリーズ自体には気になる動きもあった。9月13日にガシャポンバンダイオフィシャルショップの一店舗が、めじるしアクセサリーの販売停止を告知している。理由として書かれていたのは「安全面を考慮した結果」の一言だけで、同じ告知に「販売方法を再検討し、確定したものから順次Xにてお知らせ」とも添えられていた。1店舗の話なので新作が止まるという話ではないが、店によって買い方が変わる可能性はある。
反応は「絶対欲しい」と「普段の服が良かった」で割れた
9月の頭に商品画像が出回り始めてからの声は、はっきり二手に分かれていた。素直に喜んでいる側は「NARUTOのめじるしアクセサリーきた!」「絶対欲しい」といった調子で、発売週を待つ構え。
もう一方には、デザインの方向性そのものに首をひねる声があった。「普通に普段の服が良かったなァって」と書いていた人は、その理由も説明していて、「今はもう傘に付けるよりキーホルダーとかにしてる人も居る」から合羽でなくてもよかったのに、という話だった。傘に付けためじるしだけが消えるという投稿が500万表示近くまで伸びたのも今月のことで、実際、傘用のグッズとして買っている人はもう多数派ではないのかもしれない。
とはいえ、合羽のフードに尾獣と口寄せ動物を乗せるという発想自体は、このシリーズでしか見ない形をしている。9月の最終週にNARUTOのロゴが付いたカプセル自販機を見かけたら、台紙のフード部分を拡大して見てほしい。誰が何をかぶっているのか、わりと一目で答えが出る。