「シルエットダンス」とは?元ネタはNARUTO疾風伝OP、誰が作ったかと歌詞
KANA-BOON「シルエット」に合わせて、忍術の印のような手の形を次々に切り替えるダンス。それが「シルエットダンス」で、曲は2014年の『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のオープニングです。
「シルエットダンス」とは?
「シルエットダンス」は、両手の形を高速で組み替えていくTikTok発のダンスミームです。振り付けの中心は足ではなく手と腕で、『NARUTO』の印を結ぶシーンのような動きをテンポよくつないでいきます。
日本では「ナルトダンス」と呼ばれることもあります。ただ、膝と手首を振るナルトダンスは中国の「科目三」が元ネタで、こちらとは別のダンスです。曲も動きも違うので、検索するときは「シルエット」を付けると混ざりません。
元ネタは「シルエット」のOP
曲は、KANA-BOON「シルエット」。2014年11月26日にリリースされ、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の16代目オープニングに使われました。
下が公式のミュージックビデオです。
ダンスのルーツとされるのは、OP映像に出てくる手印の演出です。ただ、踊りで使われる手の形が全部本物の印というわけではなく、一部はダンス用に作られたオリジナルとされています。原作の術そのままではないので、「この印は何の術?」と探しても見つからない動きがあります。
ジャンプ公式チャンネルが「NARUTO×シルエット」として出している動画もあります。
誰が作ったのか
先に結論を書くと、最初にこのダンスの形を作った人は、はっきり確定していません。資料によって言うことが割れています。
- ミャンマーのダンス系アカウントが2025年7月10日に投稿した動画(約280万回再生)が起点とする説
- 2025年8月にインドネシアのクリエイターが投稿した動画が起点とする説
前者の説では、8月10日にこの動画へKANA-BOON公式アカウントがコメントを寄せ、そのあと約480万回再生の派生投稿も出たとされています。投稿したアカウント名はここでは出しません。
どちらの説でも共通しているのは、2025年の夏に東南アジアで広がり始めた点です。連載開始から25年以上たつ忍者漫画のアニメ曲が、国境を越えて踊られる側に回りました。
日本で広まった流れ
日本での最初の投稿は、2025年8月21日に日本のコスプレ系クリエイターが出したものだとされています(約180万回再生)。その後、別のクリエイターの連続投稿3本の合計が約1,750万回、札幌のダンススタジオ関連の投稿が約1,000万回と、投稿が続けて伸びました。
本格的に火が付いたのは2025年10月以降です。影響力の大きいアカウントが次々に踊り、ダンス界隈の外にも広がっていきました。10月20日にはKANA-BOON公式が「#みんなでシルエット」でカバー動画の募集を始めています。
2025年12月24日のTHE FIRST TIMESの記事では、TikTokの投稿は70万件超、総再生は約40億回を超えたとされています。
同じ日には、KANA-BOONが『THE FIRST TAKE』に新体制の4人で出演して「シルエット」を披露しました。2026年4月1日にはその音源が配信されています。
歌詞と広がり
歌い出しは「いっせーのーせで踏み込むゴーライン」。
検索のサジェストには「小学生」「運動会」も並んでいて、子どもが踊る場面でも名前が出ているようです。
使い方・例文
- 「シルエットダンス、手が追いつかなくて3回目で諦めた」
- 「うちの学校、文化祭でシルエットダンスやるらしい」
- 「あの手の動き、シルエットダンスだったのか」
関連する言葉
主人公うずまきナルトの口癖を扱っただってばよも、『NARUTO』が生んだ有名な言い回しです。
踊る側の文化は踊ってみたの系譜にあたり、公式がダンスを仕掛けた例としてはPOKÉDANCEがあります。
『NARUTO』のほうも動きが続いています。ガシャポンのNARUTO めじるしアクセサリーや、岸本斉史の新作漫画を伝えた「SHADOW RISING」の記事、富士急のシカマル像が雨の日に人気な理由も、あわせてどうぞ。