東京駅の京葉線乗り換えは山手線3号車、遠い理由は成田新幹線
東京駅で京葉線に乗り換えるなら、山手線は3号車に乗るのが近道です。遠いのは、ホームが成田新幹線の予定地にあるから。
10月12日の朝、こんな投稿が流れてきました。
「京葉線ホームから山手線ホームまで、上野駅から御徒町駅までと大体同じ」。ディズニーや幕張メッセに行くたびにあの通路を歩いている人なら、うなずくしかない話です。
投稿は9,000件を超えるいいねを集めました。
上野〜御徒町は0.6km
比べられた上野〜御徒町の駅間距離は0.6kmです。山手線なら隣の駅で、歩いても行ける距離です。
京葉線ホームから山手線ホームまでの歩く距離が本当に0.6kmちょうどなのかは、測った数字が見当たりませんでした。ここは投稿者の体感として読んでください。
とはいえ「1駅ぶん歩かされる」という感覚は、所要時間を見るとそれほど外れていません。
乗り換えは7〜8分かかる
乗り換えの停車位置を案内しているサイト「わだっつログ」は、山手線・京浜東北線と京葉線の乗り換えについてこう書いています。
山手線・京浜東北線と京葉線・武蔵野線との間は、乗り換えに7・8分程度かかりますが、通勤・通学時間帯や大型連休時などのラッシュ時はさらに時間がかかる場合があります。
乗りものニュースの記事では、混み具合によっては15〜20分ほどかかることもあると紹介されていました。
京葉線のホームは地下4階にあります。1階の南通路から京葉ストリートを抜け、京葉線連絡通路の動く歩道を3本乗り継ぎ、さらにエスカレーターで地下へ下りてようやくたどり着く道のりです。
乗りものニュースはこの道中をこう書いています。
ようやく京葉線に向かうエスカレーターにたどり着いたと思ったら、そこで出てくる「あと350m」との表記に絶望感すら覚えるかもしれません。
エスカレーターまで来たのに、まだ350mあるわけです。
山手線は3号車が近い
少しでも歩く距離を減らすなら、何号車に乗るかを選ぶのがいちばん効きます。わだっつログの案内によると、京葉線への乗り換えに近い位置は次のとおりです。
- 山手線・京浜東北線から京葉線へは、3号車の進行方向いちばん前のドア(3・4番線も5・6番線も同じ)
- 京葉線から山手線・京浜東北線へは、6号車(1番線着は前から2番目のドア、2〜4番線着は3番目のドア)
山手線の3号車に乗っておけば、降りてすぐ京葉線方面への通路に向かえます。逆に帰りは京葉線の6号車です。
遠いのは成田新幹線のせい
そもそも、なぜ京葉線だけこんなに離れているのか。答えは、使われなかった新幹線にあります。
東京駅のJR東日本のホームはほぼ南北に並んでいます。ところが地下の京葉線ホームだけは離れた場所にあり、向きもほぼ東西です。
これは成田新幹線のために用意された場所を使っているからです。乗りものニュースはこう説明しています。
国鉄の財政悪化などの理由で1983年に計画が凍結された成田新幹線の施設を転用しているからです。
成田新幹線は、東京駅と成田空港を結ぶ計画でした。その東京側のターミナルになるはずだった場所に、あとから京葉線が入ったわけです。
経緯は東洋経済オンラインの「東京駅の「京葉線ホーム」があんなに遠いワケ」や、Wikipediaの東京駅の項目にもまとまっています。
ディズニー帰りの人ほど実感する
京葉線は、東京ディズニーランドのある舞浜、幕張メッセのある海浜幕張、ZOZOマリンスタジアムへ向かう路線です。遊び疲れた帰りにこの通路を歩くので、遠さがよけい身にしみます。
投稿の最後の「こんな距離歩かすな」は、毎回あそこを歩く人の本音そのものでした。40年以上前に止まった新幹線の計画が、今の乗り換えの長さにつながっていると思うと、少しだけ許せる気もしてきます。
次に京葉線へ向かうときは、山手線の3号車、いちばん前のドアで降りてみてください。