← 一覧へ エンタメ

「ケロロ軍曹☆」秋は旧夏美役の斎藤千和、モアは市ノ瀬加那

・ 更新

新アニメ『ケロロ軍曹☆』の第1話で、隠されていた2役が分かった。日向秋は斎藤千和、アンゴル=モアは市ノ瀬加那だ。

斎藤千和は旧アニメで娘の夏美を演じていた人で、今度はその母親に回った。モアのほうも、旧モアの能登麻美子と市ノ瀬加那は『水星の魔女』で母娘を演じた2人だ。

第1話は2026年10月3日(土)9時30分からテレ東系列で放送された。公式アカウントは放送中の9時42分に「ご覧頂いているのは」と第1話の放送を告げている。キャストのことは書いていないが、放送のあとXのトレンドには斎藤千和と市ノ瀬加那の名前が並んだ。

【10月3日追記】第1話で秋とモアが判明

放送前に公表されていたのは、ケロロ小隊の5人と人間側の5人で合わせて10役だった。秋とモアの名前はどこにも出ていない。テレ東の番組ページの出演者欄は、第1話の放送後もこの10人のままだ。

ところが公式サイトのキャスト・スタッフ欄には、10人の下に2行が増えていた。「アンゴル=モア 市ノ瀬加那」と「日向 秋 斎藤千和」だ。

公式サイトの紹介文では、秋は「細腕一本で日向家の家計を支える冬樹と夏美のお母さん」。モアは「幼いころからケロロをおじさまと呼んでなついており」、ケロロの個人的なお願いで地球破壊を延期している子だ。どちらも旧作から変わらない立ち位置になっている。

斎藤千和は娘の夏美から母の秋へ

旧アニメ(2004〜2011年)の日向夏美を演じていたのが斎藤千和だ。新作の夏美は9月に藤寺美徳と発表されていて、放送前のキャスト表に斎藤千和の名前は無かった。

ふたを開けたら、同じ日向家の母親役で戻ってきた。旧アニメで秋を演じていたのは平松晶子だ。

7年演じた娘の役を次の人に渡して、自分はその母親を演じる。視聴者の投稿には「夏美→秋ママ」と、この並びをそのまま書いたものもあった。

モアは『水星の魔女』の母娘で受け渡し

モアのほうはもう一段ひねってある。旧アニメのモアは能登麻美子で、新作は市ノ瀬加那。この2人は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で、主人公スレッタ・マーキュリーと母プロスペラを演じた組み合わせだ。

スレッタが市ノ瀬加那、プロスペラが能登麻美子。第18回声優アワードでは、市ノ瀬加那が主演声優賞、能登麻美子がプロスペラ役で助演声優賞を取っている。つまり、母親を演じた人の役を、娘を演じた人が継いだことになる。

ここにピンと来た人も何人かいた。

  • 「『文脈』の選出すぎる(水星)」
  • 「1話まで内緒にしておいて正解の継承ネタ」
  • 「時代だなぁ」

モアの配役そのものには「今んとこ令和ケロロで一番上手く令和スライドできた感ある」という感想もあった。

放送に合わせたケロロの話題では、池袋と心斎橋で開かれる「ケロロ軍曹」コラボカフェも10月9日(金)に開く。

9月の発表では10役がそろっていた

ここから下は、放送前に出ていた10役の話だ。9月14日17時の追加発表で、日向冬樹は榊原優希、日向夏美は藤寺美徳に決まった。9月7日に出ていたケロロ小隊の5人と合わせて、10役とも新しい声優が演じている。

公式アカウントが出した追加キャストの告知がこれ。投稿から2時間ほどで表示は115万回を超え、いいねは1万1千、リポストも4,800を超えた。前回の発表はケロロ小隊の5人だけで、日向家の名前はどこにも出ていなかった。待っていた人が多かったぶん伸び方も速い。

【9月14日追記】日向冬樹は榊原優希で、日向夏美は藤寺美徳

公式サイトのキャラクターページも同時に更新されて、これまで載っていなかった人間側5人のカードがまるごと増えた。公式の告知が「追加キャラクター&キャスト紹介」という書き方なのもそのためだ。旧アニメで同じ役を演じていた声優と並べるとこうなる。

並びで少し引っかかるのが北城睦実だ。旧アニメではクルルの相棒は「サブロー」という名前で通っていて、苗字も明かされないままだった。原作の漫画のほうでは「北城睦実」で、今回の公式キャラクター表は原作どおりの名前で立っている。プロフィールも「新進のイラストレーターやラジオのパーソナリティ」「知能指数350(自ら調整した数値)」と、原作寄りの書き方だ。

東谷小雪の紹介文には、忍野村の背景がそのまま入っている。公式サイトにあるのは「忍庁が解体されたことによって“普通”に生きるために都会にきた」という一文。新設定ではなく、忍庁の解体で村の忍びが散り散りになって都会に出た、という前からある設定だが、数行しかない紹介文にそこまで詰めてきたのが今回の書き方だ。西澤桃華のほうは「世界経済の半分を掌握する西澤グループの一人娘」で二重人格、冬樹に片思い中という、いつもの桃華のままだった。

【9月14日追記】夏美役の藤寺美徳が本人アカウントでも名乗った

公式の発表から17分後、夏美役の藤寺美徳が自分のアカウントでも報告している。「とても光栄で、身が引き締まる思いです」と書いたうえで、「夏美ちゃんと愛を持って向き合い、リスペクトを胸に演じさせていただきます」と続けた。こちらも1,800いいねを超えている。

そして、これで9月7日の時点の宿題も片付いた。ギロロ役の増田俊樹がコメントの中で、夏美についてはまだ言えないと書いて匂わせていた相手が、藤寺美徳だったということになる。

ケロロ小隊の5役ぜんぶに、新しい声優が入る

先に動いたのは9月7日で、放送日とケロロ小隊のキャストがまとめて出た。同じ日に公開された本PV第1弾がこれ。置いてあるのは【公式】ケロロチャンネルで、新しい5人の声はここで一気に聞ける。

発表元はアニメを作っているバンダイナムコピクチャーズ。プレスリリースのCAST欄に並んでいるのは次の5人だ。

前のTVアニメでケロロを演じていたのは渡辺久美子で、タママは小桜エツ子、ギロロは中田譲治、クルルは子安武人、ドロロ(ゼロロ)は草尾毅だった。今回のキャスト表と突き合わせると、小隊5人ぶんの名前が全部入れ替わっている。旧キャストの降板については製作側から理由が出ていないので、ここは触れずに置く。

前のアニメは2004年から2011年まで、7年やっていた

比較の相手がやたら大きいのがこの作品のややこしいところで、テレビ東京ほかで放送されていた前作『ケロロ軍曹』は2004年4月3日から2011年4月2日まで続いている。丸7年だ。当時ランドセルを背負って土曜の朝に見ていた層は、いまの20代から30代あたりに入る。声のイメージが体に染み付いている人がいちばん多い世代でもある。

逆に言うと、2011年より後に生まれた子には、テレビ東京の土曜朝でケロロを見た記憶がない。10月からのこれが、その子たちにとっての最初のケロロになる。

ケロロ役の小市眞琴は、寂しさの話に自分から触れた

面白いのがキャストコメントの並びだ。ケロロ役の小市眞琴のコメントは、まず名乗りから始まる。

ケロロ軍曹を演じさせて頂くこととなりました、小市眞琴です。

そして2行目でいきなりこう来る。

キャストが変わることに、寂しさや戸惑いを感じる方も多くいらっしゃると思います。

この後に、自分も同じ寂しさを感じている、と続けている。新しくなりましたとだけ告げて走り出すのではなく、ケロロ役の本人が最初にファンの気持ちを引き取ってから、これまで積み重ねられてきた『ケロロ軍曹』へのリスペクトを忘れず今の自分にできることをやる、と書いている。

ギロロ役の増田俊樹のコメントはもっと長くて、オーディションを受けている最中からギロロが他人に思えなくなっていった、という話をしている。そのくだりはこう締められている。

受かった報告を聞いたあの日を、僕は一生忘れないでしょう。

つまり少なくともギロロ役は指名ではなくオーディションで決まっている。タママ役の長江里加はコメントの締めの挨拶をタママ口調にわざわざ寄せていて、クルル役の越後屋コースケは長く愛されてきた作品に携わる責任の大きさを、ドロロ役の猪股慧士はその小隊の一員を演じる光栄さを、それぞれ最初に書いていた。

9月7日の第1報は、ケロロ小隊の5人だけだった

このときキャストが出たのはケロロ小隊の5人までで、公式サイトのキャラクターページに並んでいたのもこの5人だった。日向冬樹も日向夏美もカードごと出ておらず、人間側は1週間まるごと伏せられていたことになる。

とはいえ増田俊樹はちょっと匂わせていた。コメントの中で小隊4人を一人ずつ紹介したあと、夏美についてもここではまだ言えないのがもどかしいくらい素晴らしい、と書いていたのだ。増田本人はもう夏美の声を聞いている、というのが読み取れる書き方で、その答えが1週間後に出た形になる。

ちなみにあらすじのほうは、地球侵略にやってきたケロロが日向家に潜入して冬樹と夏美に捕まり、そのまま居候になる、という一番最初のところから始まる。前作の続きではなく、出会いからやり直す作りになっている。

先行上映会は9月26日の1回だけだった

9月7日には、放送前に第1話と第2話を見せる先行上映会も発表されていた。日時は2026年9月26日(土)12:00の回、場所はユナイテッド・シネマ豊洲。料金は3,500円(税込)で、小市眞琴、長江里加、増田俊樹、越後屋コースケ、猪股慧士の5人が全員登壇してスペシャルトークをやる、という告知だった。

チケットはイープラスでの抽選で、受付は9月7日17:00から9月13日23:59まで、当選者の入金期間は9月17日(木)13:00から9月21日(月)21:00までだった。受付ページはすでに閉じている。

次の情報解禁が9月14日17:00と予告されていたのもこのときで、実際そこで出てきたのが日向冬樹たち人間側の5役だった。放送枠はテレ東アニメの公式ページにも載っていて、第2話以降も毎週土曜あさ9時30分からだ。

旧作アニメが新しいキャストで作り直される話としては、『新こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉役も9月5日に出たばかり。10月スタートの旧作リメイクだと『魔法騎士レイアース』の新作TVアニメも動いていて、同じくテレ東の10月新番組では『ジャンケットバンク』も控えている。

広告