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玄人志向が「Crowxis(クロウシス)」に、25年目でサングラスのマークは八咫烏に変わる

2026年9月1日 ・ トレンド「玄人志向 Crowxis クロウシス ブランド変更 八咫烏 ロゴ 読み方 自作PC 東京ゲームショウ2026 TGS2026 シー・エフ・デー販売」より

パーツショップの棚で、あのサングラスのマークを見たことがある人は多いと思います。9月1日の13時23分、そのマークが変わることが公式アカウントから発表されました。シー・エフ・デー販売が、自作PC向けブランド「玄人志向」を新ブランド「Crowxis(クロウシス)」にリニューアルするという内容です。

読みは「クロウシス」。添付されている新ロゴは黒地に白で、円弧の中をカラスが飛んでいるデザインでした。

玄人志向は名前が変わるだけで、なくなるわけではない

まず勘違いされやすいところから。これはブランドの終了ではなく、名前の掛け替えです。CFD販売の公式リリースのタイトルも「玄人志向ブランドリニューアルのお知らせ」で、2001年に立ち上げた自作PC向けブランド玄人志向を、新ブランドCrowxisとしてリニューアルする、と書かれています。会社が変わるわけでもありません。シー・エフ・デー販売株式会社(本社・愛知県名古屋市、代表取締役社長 三谷弘次)はそのままです。

リリースでは、玄人志向が長年大切にしてきた「合理性、信頼性、実用性」を受け継ぎながらブランドの魅力を再定義し、現代のユーザーに理解・共感しやすい形へ翻訳して伝えていくことを目指した、という説明がされています。ブランドコンセプトは「PCの選択に、確かな軸を」。続けて「玄人志向がこれまで培ってきた技術力と価格競争力はそのままに、選んだ理由に納得し、周囲にも薦めたくなる存在を目指します。」とあります。

展開する製品カテゴリも玄人志向の並びとほぼ同じで、SSD、グラフィックボード、電源ユニット、PCケース、CPUクーラー、SSD/HDDケース、ゲーミングチェアなどが挙げられています。各製品の販売時期は順次Webサイトで案内する、という注記付きです。

名前の由来は八咫烏(Crow)と、選択の軸(Axis)

Crowxisという綴りは造語です。リリースの「ブランド名の由来」にはこうあります。「PC選びで迷うユーザーに、価値ある製品を提案し満足のいく結果へ導きたいという思いを 日本神話で道案内をしたという八咫烏(Crow)になぞらえて。」

そこに、その提案がユーザーの選択の軸(Axis)とされる確かなブランドでありたいという願いを重ねて、Crow+AxisでCrowxisになった、という説明です。自作PCはパーツの型番が数えきれないほどあって、どれを選ぶかで毎回悩む世界なので、道案内の鳥を名前に持ってくるのは筋が通っています。

八咫烏といえばサッカー日本代表のエンブレムでおなじみですが、あちらと同じく神武天皇を導いたとされる鳥のことです。ちなみに新ロゴのカラスが八咫烏の特徴である三本足なのかどうかは、公開されている画像からは読み取れませんでした。

サングラスのマークはカラスのシルエットと「C」になる

見た目の変化でいちばん大きいのはロゴです。玄人志向の公式サイトのヘッダーに今も出ているのは、サングラスの形をした黒いマークと「玄人志向」の文字。あの一見してふざけているようで妙に頭に残るマークが、新ロゴではカラスのシルエットと頭文字の「C」に置き換わります。

リリースの「ロゴマークのデザイン意図」では、製品やブランドが乱立する混沌とした暗闇(黒)の世界に「確かな選択肢」という光明(白)を差す太陽の化身として八咫烏を置き、そのコントラストをカラスのシルエットと頭文字Cで表現した、と説明されています。黒地に白抜き、という配色にちゃんと意味が振ってあるわけです。

新ブランドの雰囲気は、YouTubeの「Crowxis Channel【クロウシス】」に8月下旬から上がっている15秒のティザー映像でも見られます。CFDのリリースにも「CM映像」として同じ動画が載っていて、タイトルは「玄人志向はCrowxis へ」篇です。

「パッケージが製品保証書」のブランドが、チャットサポートを持つまでの25年

玄人志向というブランドが濃かったのは、名前とマークだけではありません。サポートページには今も「玄人志向製品はパッケージが製品保証書となっております。大切に保管いただきますよう、お願いいたします。」と書かれています。箱を捨てたら保証書も消える、という潔い売り方です。

以前はユーザー同士が助け合う「玄人フォーラム(BBS)」も運営していました。名前は「HELP ME!BBS」と「I WANT!BBS」。困りごとを投げる場と、玄人志向に欲しい製品や情報をリクエストする場、という分け方でした。このBBSはサイトリニューアルに伴って終了しています。

では今はどうかというと、公式のサポート案内はメールサポートにチャットサポートを併設した形になっていて、「玄人志向とは」のページには「玄人志向のサポートは、メールサポートにチャットサポートも併設しています。自作PCに慣れていない方も、お気軽にお問い合わせください。」と書かれています。ゲーマー向けにはGALAKURO GAMINGというサブブランドもあり、こちらのグラフィックボードは保証期間3年です。玄人志向テーマソング「BE YOURSELF」(作詞・作曲 AUAUA、Vocalは音楽的同位体 可不)まで用意されています。

つまり「玄人だけでどうにかしてくれ」だったブランドは、この25年でとっくに初心者にも入り口を開ける方向へ動いていました。今回の改名は、その変化に名前とマークがようやく追いついた、と読むこともできます。

公式アカウントは発表の18分後に、「玄人志向をこれまで応援してくださった皆さまへ。」で始まる投稿も出しています。

詳細は9月17日からの東京ゲームショウ2026で出る

新ブランドの中身がまとめて出てくるのは、幕張メッセで9月17日(木)から21日(月・祝)まで開かれる東京ゲームショウ2026です。リリースには、新ブランドの詳細をここで初披露すると書かれています。ブースはHall 1の01-C13。一般公開日は19日(土)と20日(日)が9:30〜17:00、21日(月・祝)が9:30〜16:00です。

同じTGS2026では『モンハンワイルズ:アセンダンス』が世界初のプレイアブル出展になるなど、ゲーム側の大物も並びます。ゲーミングPCを組む予定がある人は、ついでにHall 1まで足を延ばすと新ロゴの実物が見られるはずです。

反応

自作PCをやっている層からまず出てきたのは、読みについての反応でした。クロウシスという音から「苦労死す」を思い浮かべた人がいて、「案の定『苦労死す』って言われてて…」と書き込む人も出ています。玄人志向という名前がもともと「玄人」で遊んでいたブランドなので、新しい名前でも似た遊ばれ方をしているのは何だかそれらしい話です。

もうひとつ出ていたのが、呼び方をどうするか問題です。「玄人志向さん、ブランドリニューアルしてCrowxisさんになるんですね..!覚えました!💡覚えましたけど現行製品に触れる際に限っては、あえて旧名でお呼びしても良しですか..?!」という声もありました。手元のグラボや電源の箱にはサングラスのマークが刷ってあるわけで、そこだけ急に呼び替えるのは確かに難しそうです。

新ロゴの実物と製品ラインは、9月17日から幕張で。手元の箱のサングラスは、そのまま保証書なので捨てないように。

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