マリオストーリーのサントラがNintendo Musicで配信開始、CD版78曲に対して全148曲
9月4日、任天堂の音楽配信サービス Nintendo Music に『マリオストーリー』のゲーム音楽が入りました。公式ページにも「『マリオストーリー』のゲーム音楽を配信開始しました。」と出ています。
これがけっこう大きい話で、この作品の曲はこれまで、まともに聴こうとすると中古CDに数万円を出すしかない状態が続いていました。それがスマホでいきなり流せるようになった、という話です。
CD版は78曲、今回入ったのは148曲
曲数が増えているのがおもしろいところです。AUTOMATONによると、今回配信されたのは全148曲で、通しで4時間29分あるとのこと。2000年に発売されたオリジナルサウンドトラックのCDに入っていたのは78曲だったというので、ほぼ倍です。
つまり、長いこと高値が付いていたあのCDを手に入れても、今回配信された曲の半分ちょっとしか聴けなかったことになります。当時は入りきらなかった短いジングルや場面ごとの差分まで拾われている、という形でしょう。同記事によれば、曲によっては Nintendo Music の「ながさチェンジ」にも対応しているそうです。
2000年のCDは廃盤のまま、中古に5万円以上が付いていた
『マリオストーリー』は2000年にNINTENDO 64向けに出たアクションRPGです。紙みたいにペラペラのマリオが横から見た世界を歩く、あのシリーズの1作目にあたります。
サウンドトラックのCDも同じ年に出たものの、その後は廃盤。しかも収録曲がほかのサントラに再録されることもなかったと AUTOMATON は書いていて、要するに「そのCDを買う」以外に音源へたどり着く道がなかったわけです。結果として中古販売では5万円から10万円での出品も見かける状況で、Amazon.co.jp では同記事の執筆時点で約17万円が付いていたという。中古の相場は日によって動くので今いくらなのかは別の話ですが、桁がひとつ違うのは間違いありません。
追加料金なしで、加入者ならそのまま聴ける
Nintendo Music は Nintendo Switch Online の加入者向けのサービスで、ブラウザとiOS/Androidのアプリから聴けます。今回のぶんも、加入していれば追加で払うものはありません。サービス自体の仕組みはNintendo Musicに風花雪月が追加された回に書いたので、そちらもどうぞ。
公式ページには「Nintendo Musicは、ファミコンからNintendo Switch 2 まで、さまざまなゲーム音楽が聴き放題。ラインナップは随時追加していきます。」とあります。今回の『マリオストーリー』も、その随時追加の1回ぶんです。
聴いてから本編を遊ぶ、もできる
本編のほうも今は遊べます。Nintendo Switch Online + 追加パックの加入者向けに配信されている「NINTENDO 64 Nintendo Classics」に『マリオストーリー』が入っているので、曲を聴いて気になったらそのまま本編に行ける流れです。ちなみにファミコンの Nintendo Classics にも9月に3本追加されているので、こちらの追加ペースも早い。
曲名も味があって、オープニングは「はじまりだよっ」、セーブ画面は「えらんでねっ」だとニコニコニュースが紹介しています。曲名だけで当時の空気が戻ってくる人はけっこういるはずです。
こういう「幻のサントラ」が Nintendo Music で解禁されるのは今回が初めてではなく、AUTOMATON は関連記事の見出しで『ヨッシーアイランド』のサントラも10万円級の高額プレミアだったと書いています。次に何が来るかを待つ楽しみもあるので、加入している人はライブラリを一度のぞいてみてください。