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ファミコン Nintendo Classicsに『怒』追加、KOFのラルフとクラークが初めて動いた1986年のゲーム

2026年9月2日 ・ トレンド「Nintendo Classics 追加タイトル 怒 IKARI ドラゴンバスター 忍者龍剣伝3 黄泉の方舟 ファミコン Switch Online」より

9月2日の午前10時すぎ、任天堂の公式Xが「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」への追加タイトルを告知しました。今回入ったのは『怒』『ドラゴンバスター』『忍者龍剣伝Ⅲ 黄泉の方舟』の3本。このうち『怒』の紹介文を読んでいくと、途中で手が止まります。プレイヤーが操作するのは、ラルフとクラークです。

追加されたのはファミコンの3本、SNKとバンダイナムコとコーエーテクモ

Nintendo Classics は「Nintendo Switch Online」に加入していると遊べるレトロタイトルの詰め合わせで、ファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイの3種類があります。任天堂のトピックス記事は3機種の名前を並べたタイトルで出ていますが、今回3本が入ったのは「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」だけです。配信は9月2日(水)に始まりました。

面白いのは並びで、SNK・バンダイナムコエンターテインメント・コーエーテクモゲームスと、権利元が3本とも別会社です。任天堂の自社タイトルは1本も入っていません。よその会社のソフトを3社ぶんまとめて出してくる回というのは、けっこう贅沢な引きだと思います。

『怒』の主人公はラルフとクラーク、KOFの怒チームの2人

『怒』は1986年に出たファミコン用のアクションシューティングです。任天堂の紹介文はキャッチからして物騒で、「俺が生き残るためなら相棒でも倒す!」。相棒がいる前提の文句になっていて、中身のほうには「悪の組織を壊滅させるためラルフとクラークとなって敵地に潜入します。」と書かれています。敵は大勢いるのに弾薬は有限で、敵が落とした弾薬で補給しながら、パワーアップアイテムや戦車、ヘリコプターまで駆使して敵陣を突き進む。

そのラルフとクラークが、いまSNKの『THE KING OF FIGHTERS』で怒チームをやっている2人です。KOF XIV公式サイトのチーム紹介を見ると、ラルフ・ジョーンズは傭兵部隊の大佐、クラーク・スティルは中尉で、レオナ・ハイデルンと3人で組んでいます。チーム名の「怒」は、この1986年のファミコンソフトと同じ字。つまり今は格ゲーのキャラとして知られている2人の出発点は、格ゲーではなく敵陣を突き進むアクションシューティングだったことになります。

クラークが投げ技や関節技を得意にしているのも、ラルフが部下から信頼される面倒見のいい大佐という設定なのも、元をたどれば同じ部隊で敵地に潜っていた2人だからということになります。KOFから入った人ほど、1面の2人を見たときの「この見た目から始まったの?」が強いはず。

『ドラゴンバスター』は1987年、王女セリアを助けにドラゴン山へ行く

2本目の『ドラゴンバスター』は1987年発売のアクションアドベンチャー。主人公はクロービスという剣士で、任天堂の紹介文によると、兜割りなどの剣技とファイアボールを放つスクロールを使い分けて進みます。廃墟や山にはルームガーダーが立ちはだかり、最後にドラゴン山のドラゴンを倒すと王女セリアを救い出せる、という筋書きです。

部屋の番人が「ルームガーダー」、剣技が「兜割り」、目的地が「ドラゴン山」。名前の付け方が1987年で、説明書を読み込んで遊んでいた頃の空気がそのまま残っています。

『忍者龍剣伝Ⅲ 黄泉の方舟』は1991年、壁のパイプやツタにぶら下がれるようになった

3本目は1991年の『忍者龍剣伝Ⅲ 黄泉の方舟』。リュウ・ハヤブサがアイリーン・ルゥの一件で濡れ衣を着せられ、彼女が調べていたという研究所に潜入するところから始まります。

シリーズを追ってきた人向けの見どころは、追加された動きのほうです。任天堂の紹介文では、壁のパイプやジャングルのツタに飛びついてぶら下がり、そのまま移動したり上に飛び乗ったりできるようになったと書かれています。さらに龍剣を強化するアイテムも増えている。ファミコン後期の1991年に出ているだけあって、走って跳ぶだけでなく、ぶら下がって動ける方向が増えた巻ということになります。

任天堂が昔の資産を今の形で出し直す動きはこのところ続いていて、8月にはNintendo Musicに『ファイアーエムブレム 風花雪月』が追加されました。9月1日にはニンテンドーミュージアムの傘立てがゲームボーイポケット型のチャームになる話もあり、同じ日に『ピクミン3 デラックス』のSwitch 2向け無料アップデートも出ています。

告知は1時間ほどで30万表示

公式Xの投稿は、公開からおよそ1時間の時点で表示30.3万件、いいね1,753件、リポスト1,155件、返信31件でした。いいねに対してリポストがかなり近い数字になっていて、自分の感想を言うより先に「これ配信されたよ」と回している人が多い伸び方です。

3本とも Nintendo Switch Online に加入していれば追加料金なしで遊べます。他に何が入っているかはNintendo Classicsの公式ページにまとまっているので、『怒』を落としたついでに棚を眺めてみてください。1面のラルフとクラークを見てから今のKOFの2人を見ると、40年ぶんの距離がだいたいわかります。

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