1文字の苗字「井」で飛行機を予約、搭乗券の名前は「II TAKUMA」
苗字が「井(イ)」1文字の人が飛行機に乗ると、搭乗券の名前は「II TAKUMA」になる。航空会社の予約システムが、姓を2文字以上でないと受け付けないからだ。
これを自分の搭乗券ごと見せたのが、「ニート医師『井たくま』」の名前でXに投稿している本人。2026年10月3日の投稿で、取得時点で7.9万いいねが付いていた。
「イイタクマ」で予約する理由
本人いわく、苗字がイ1文字だと飛行機に乗れない。なので毎回「イイタクマ」で予約しているそうだ。
で、出てきた搭乗券がこれ。JALとワンワールドのロゴの横に「II TAKUMA 様」、行き先は熊本。
アルファベットのIが2本並ぶと、どう見てもローマ数字の「Ⅱ」に見える。本人のツッコミは「これはもうツータクマじゃん」だった。2代目たくま、みたいな字面になっている。
ANAもJALも姓は2文字以上
本人の「乗れない」には元になるルールがあって、両社とも公式に案内が出ている。
ANAの予約時の氏名入力についてのページには、こう書いてある。
姓は2文字以上の入力が必須です。姓が一文字の場合は重ねてご入力ください。
つまり「井」さんならANAでは「イイ」と重ねて入れるのが正規の手順。本人の「イイタクマ」も、この重ね入力と同じ形になっている。
JALは「イ」さんを名指し
JALの国内線FAQはもっと具体的で、「姓(セイ)を2文字以上で入力してください」とエラーが出たときの解消方法のページがある。
判定の基準はカナとローマ字の両方だ。
ご苗字がカナ1文字かつローマ字変換でも1文字となる場合は、JAL Webサイトから予約できません。
その場合はJALチャットサポートに連絡するよう案内している。
面白いのは、例として挙がっている苗字がそのものずばり「イ」さんなこと。
- 「イ」はローマ字にすると「I」の1文字になるので、Webサイトから予約できない
- 「ツ」はローマ字にすると「TSU」の3文字になるので、Webサイトから予約できる
同じカナ1文字でも、ローマ字にしたときの長さで扱いが分かれる。
「井」さんの読み方は10通り
そもそも「井」1文字の苗字がどのくらいあるのか。名字由来netのデータでは、全国順位は4,033位、全国の人数はおよそ2,900人だ。
読み方は10通り載っている。
- い
- いい
- わかし
- いのもと
- いづつ
- さらい
- じょう
- いげた
- しょう
- せい
一覧に「いい」が入っているのがちょっと面白い。搭乗券の「イイ」は苦肉の策だけど、読みとしても実在している。
ローマ数字に見える問題
予約のルール自体はただの入力仕様だ。ただ、重ねた「イイ」がアルファベットで印字されると「II」になる。
数字のⅡと大文字Iの2本は、書体によってはほぼ見分けがつかない。空港で名前を呼ばれるときにどう読まれるのかも、ちょっと気になるところだ。
苗字が1文字の人にとっては毎回の「あるある」でも、知らない側からすると初めて見る仕様だった。周りに1文字苗字の友達がいたら、搭乗券の名前がどう印字されたか聞いてみると盛り上がりそうだ。