温泉民宿の看板猫が、常連客を階段で“出待ち”。十和田「南部屋」の、条件が全部そろった時だけ起きるレア現象
宿に着いたら、看板猫が階段の上で待っていてくれる。猫好きにとっては夢のような光景だが、青森・十和田の温泉民宿「南部屋」によれば、それはそう簡単には起きない“レア現象”らしい。宿の公式アカウントが投稿した「出待ち」の話が、じわじわと共感を集めている。
“出待ち”が起きる、きびしすぎる条件
南部屋いわく、猫の「出待ち」が見られるのは、以下の条件がすべてそろった時だけだという。
- 超閑散期であること
- 2泊以上の連泊をすること
- 滞在中に2匹の猫としこたま遊ぶこと
- たっぷり撫でまくること
- 存分な貢ぎ物(オヤツ)を献上すること
- そのうえで運良く、ほかのお客さんが館内にいないこと
これらが奇跡的に噛み合った時に、ごくまれに発生するのが「出待ち」なのだそう。ちなみに前回この現象が観測されたのは2023年12月というから、まさに数年に一度の“当たり”である。1泊でサッと帰ってしまう客には、まず拝めない光景というわけだ。
お気に入りのお客様なら、2階まで“お迎え”
そして、お気に入りのお客さんが2階に泊まっている場合の「出待ち」がこちら。階段のところで、じっとその時を待つ猫の姿は、なんとも言えない愛おしさがある。
猫は、犬のように「毎回かならず出迎えてくれる」なんてことはしてくれない。気が向いた時、条件がそろった時にだけ、ふいに見せてくれる。だからこそ、その一瞬がたまらなく尊い。厳しい条件を承知のうえで「次こそは出待ちを…」と通ってしまう常連客の気持ち、猫と暮らしたことのある人ならきっと分かるはずだ。看板猫に会いに、宿へ通う。そんな旅の楽しみ方も、悪くない。