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西山朋佳が女性初の棋士に、「フリークラス」の期限は10年

将棋の西山朋佳女流四冠が10月26日、棋士になると表明しました。女性初の棋士が誕生します。

ただし入るのは、順位戦の外にある「フリークラス」です。10年以内に昇級できなければ、引退になります。

西山さんは31歳で、大阪狭山市の出身です。26日の昼に、本人がXで報告しました。

投稿は「資格を行使し、棋士としてフリークラスに編入いたしました。」という一文から始まっています。

続けて、Xを開くと温かい応援の言葉が目に入り、大変嬉しく、励まされる思いだと書いています。

締めはこうです。

「これからは女流棋士としての到達点をさらに更新できるよう、そして棋士として必要とされる存在になれるよう、精進してまいります。」

資格を得たのは10月10日

西山さんは10月10日、第6期白玲戦の第5局で福間香奈女流四冠(34歳)を下してタイトルを防衛しました。白玲は通算5期になり、規定により棋士になる資格を得ています。(時事通信)

福間さんとの白玲戦は、5期連続5回目の顔合わせでした。(Number)

この資格の規定は、2025年の通常総会で新しく決まったものです。棋士と四段以上の女流棋士が投票し、過半数で可決されました。女流棋戦だけの活躍で棋士になれるため、賛否両論があったと共同通信の配信記事は伝えています。

資格を得ても、棋士になるには申請が要ります。26日がその申請期限でした。(関西テレビ)

東京の将棋会館で開かれた会見で、西山さんは決断の理由をこう話しています。

「もっと強い方と戦いたい、もっと上を目指す戦いをしたいという思いで決断した」

入るのは順位戦の外にある

将棋の棋士は、順位戦でA級からC級2組までの5つの組に分かれます。フリークラスはこの5つの組に入らず、その外にあります。(日本将棋連盟の順位戦のページ)

フリークラスに入る道は、ほかにもあります。三段リーグで次点を2回取った人か、棋士編入試験を突破した人です。(文春オンライン)

西山さんはどちらでもなく、白玲通算5期という新しい資格で、同じフリークラスから始めることになります。

10年以内に昇級できなければ引退

編入でフリークラスに入った棋士は、10年以内に順位戦の一番下のクラスであるC級2組へ昇級しなければ引退になります。(中日新聞)

中日新聞はこの件を「順位戦以外での好成績必須」と見出しに立てていました。順位戦に出られない間は、それ以外の対局で結果を出して昇級を目指す形です。

昇級の規定の一つが、「良いところ取りで30局以上の勝率が6割5分以上」です。20勝10敗以上にあたります。

文春オンラインで解説した勝又清和七段は、若手や実力を評価される棋士でも、この条件は必ずクリアできるわけではないと話しています。

女流棋士の肩書も残る

西山さんは来年4月から、棋士と女流棋士の両方の肩書を持つ唯一のプロになる、と中日新聞は伝えています。

棋士編入に挑むのは、実はこれが初めてではありません。2024年にも棋士編入試験を受けていて、12月17日の第4局で宮嶋健太四段に勝ち、2勝2敗としていました。(神戸新聞)

しかし2025年1月の第5局で敗れ、試験は2勝3敗で不合格に終わっています。(Number)

今回の道はそれとは別の、白玲戦で通算5期という資格です。

フリークラスでの挑戦は、2027年4月1日付の四段昇段から始まります。

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