「あと一球コール」直後に三森大貴が逆転、阪神CS敗退
10月17日のCS最終ステージ第4戦で、甲子園の「あと一球」コールの直後にDeNAが逆転しました。阪神は5対8で敗れ、日本シリーズ進出を逃しています。
「あと一球コール」はこの夕方、Yahoo!リアルタイム検索のトレンドの先頭にも出ていました。
2ストライクからの中前打
試合は1点リードの阪神が、9回2死二、三塁まで持ち込んだところで動きました。
打席には途中出場の三森大貴選手。阪神バッテリーが2ストライクと追い込み、スタンドから「あと一球」のコールが響きます。
その3球目を、三森選手は中前に運びました。
中継のDAZN公式は、この一打を「勝負を決めたのは三森大貴」と投稿しています。
9回の4失点でCS敗退
9回の経過をたどると、こうなります。
- 1死から松尾選手が四球
- 度会選手の一、二塁間の詰まった打球が、二塁内野安打に
- 1死一、三塁で牧選手は一ゴロ
- 2死二、三塁から三森選手の中前打
守護神の工藤泰成投手が2イニング目に入っていて、途中からドリス投手につないでも止まらず、この回は4失点でした。
報知の記事によると、試合後のスタンドはねぎらいの拍手に包まれ、「テル、来年も頼むぞ!」といった声も飛んだそうです。
阪神は4連敗で、日本シリーズ進出はなりませんでした。球団初のリーグ連覇を果たしたシーズンで、佐藤輝明選手は史上9人目の三冠王にもなっています。最後は思わぬ形で幕が下りました。
DeNAは2年ぶりの日本シリーズ進出です。球団公式も、試合をひっくり返す一打を放った選手として三森選手を紹介しました。
2024年にも同じ形があった
勝ちが見えた場面のコールの直後に逆転される展開は、今回が初めてではありません。
2024年6月5日の楽天戦では、1点リードの9回2死で甲子園に「あと1人」コールが響く中、守護神の岩崎投手が楽天の小郷選手に逆転2ランを浴びました。デイリースポーツは、この逆転負けで「あと1人コール」の議論が再燃したと伝えています。
打った小郷選手は試合後に「僕も言ってたんであと1人って。それを力に変えました」と話したそうです。
2025年3月15日、東京ドームでのカブス戦のプレシーズンゲームでは、右翼席の「あと1人」が「あと1球」に変わって大合唱になり、これも賛否を呼びました。このときは阪神が3対0で勝っています。
東京スポーツはこの応援を「猛虎ファン伝統」と書いています。
応援の是非は割れる
2024年の議論を拾うと、声は両側に分かれていました。
- 味方の投手にとってプレッシャーになるだけ、という声
- 今の時代には合わない、という声
- あと一人を止めることはない、きっちり抑えたときが楽しい、という声
どれが正しいかは、書き手には決められません。ただ、野球に詳しくない人にも「フラグ回収」の一言で通じてしまう展開だったのは確かです。
あなたは、勝ちが見えた場面のコールは声に出す派でしょうか、それとも黙って見守る派でしょうか。
出典は報知新聞(livedoor配信)、デイリースポーツ(2024年6月6日)、東京スポーツ(2025年3月15日)です。