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佐藤輝明は史上9人目の三冠王、打率.306は歴代で最も低い

阪神の佐藤輝明が2026年の三冠王になりました。NPBでは史上9人目で、阪神ではバース以来40年ぶりです。

歴代の三冠王13回分を並べてみると、打率.306はその中で最も低い数字でした。ただし2位は.293なので、首位打者としてはかなり引き離しています。

球団が発表した三冠王

セ・リーグの全日程が終わった10月9日の夜、阪神タイガース公式がXで発表しました。

首位打者、最多本塁打、最多打点の3つを1人で取ったことになります。球団の発表では、NPB史上9人目、阪神では1986年のランディ・バース以来40年ぶり2人目です。

バースは外国人選手なので、阪神の日本人選手が三冠王になったのは佐藤が初めてということになります。

佐藤輝明の2026年成績

NPB公式の個人打撃成績で、全日程終了時点の数字を確認しました。

165安打のうち39本がホームランで、だいたい4本に1本の割合です。阪神の佐藤といえば、8月に東京ドームの看板に打球を当ててビッグボードホームラン賞の100万円相当をもらった一発もありました。

歴代三冠王9人、13回の成績

三冠王は1938年秋の中島治康から始まり、佐藤で9人目です。王貞治が2回、バースが2回、落合博満が3回取っているので、回数でいうと13回になります。

各年のリーグ・リーダーズ(NPB公式)から、三冠王の年の成績を並べました。

年選手(球団)打率本塁打打点
1938秋中島治康(巨人).3611038
1965野村克也(南海).32042110
1973王貞治(巨人).35551114
1974王貞治(巨人).33249107
1982落合博満(ロッテ).3253299
1984ブーマー(阪急).35537130
1985バース(阪神).35054134
1985落合博満(ロッテ).36752146
1986バース(阪神).38947109
1986落合博満(ロッテ).36050116
2004松中信彦(ダイエー).35844120
2022村上宗隆(ヤクルト).31856134
2026佐藤輝明(阪神).30639106

1985年と1986年は、セのバースとパの落合が2年続けて同時に三冠王になっています。この2年だけで13回のうち4回を占めているのは、表にしてみると目立つところです。

打率.306は歴代で最も低い

表の打率の列を見ると、佐藤より前でいちばん低かったのは1965年の野村克也の.320です。2022年の村上宗隆が.318で、その次に来ます。

佐藤の.306は、この2人をさらに下回ります。逆にいちばん高いのは1986年のバースの.389で、佐藤とは8分3厘の差があります。

一方で、本塁打と打点はいちばん少ないわけではありません。

  • 1938年秋の中島治康は10本・38打点
  • 1982年の落合博満は32本・99打点

1938年は春と秋に分けてリーグ戦をしていた年で、表の数字は秋のシーズンのものです。

2位の.293とは1分3厘差

打率が低めでも、首位打者の争いは接戦ではありませんでした。2026年のセ・リーグは、2位がヤクルトの増田珠で.293、3位が阪神の森下翔太で.292です。

佐藤と2位の差は1分3厘あります。規定打席に届いた打者で3割を超えたのが佐藤だけという年に、本塁打と打点も1位を取ったことになります。

Xには「史上最低の三冠王とか言っているのをいくつか見かけた」と書いたうえで、それに反論するファンの投稿もありました。打率を歴代の三冠王と比べるか、その年の2位との差で見るかで、受け取り方は変わりそうです。

阪神では40年ぶり

阪神ではバースの2年連続以来、40年ぶりの三冠王です。表の13回のうち、阪神の選手は3回を占めることになりました。

2022年の村上から数えると4年ぶりで、その前は2004年の松中から18年空いていました。

阪神の今後の日程は阪神タイガース公式サイトで確認できます。

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