「ニワトリは3歩で忘れる」は大誤解だった 顔も車の音も覚える賢さに「嫌いな人の車には塩対応」エピソード続々
「ニワトリは3歩歩いたら、さっきのことを忘れてしまう」。誰もが一度は耳にしたことのある、おなじみの俗説です。ところが、これがどうやら大きな誤解だったらしいのです。生き物の魅力を発信するろう(@youko_rou)さんの投稿が、ニワトリの“本当の姿”を教えてくれました。
「3歩歩くと忘れると言われるニワトリ、実は『人の顔』を完璧に見分けている」。最新の研究では、ニワトリは数十人以上の人の顔を識別できるうえ、「自分に優しい人」と「意地悪な人」をちゃんと覚えて区別していることがわかってきたといいます。3歩どころか、しっかり相手を見定めて、根に持つことすらあるわけです。
「大好きなお姉ちゃんの車」と「大嫌いな旦那の車」を聞き分ける
この投稿には、ニワトリと暮らす人たちから「うちの子もそうです!」という証言が続々と寄せられました。なかでも多かったのが、“車の音”にまつわるエピソードです。
「飼い主の車も覚えていて、車で帰ってくると『コケコー!』と連呼される」「特定の音が聞こえると、玄関のほうへ走っていく」。さらに強烈だったのが、こんな報告。「大好きなお姉ちゃんが乗っている車の音と、大嫌いな旦那さんが乗っている車の音を聞き分けていて、お姉ちゃんが帰ってきたときだけ盛大に『コケコ!』と大歓迎する」。好きな人にはとことん甘く、苦手な人にはきっぱり塩対応。その判断力の高さに、笑ってしまうやら感心するやら。
ほかにも、服装の違いで人を見分けたり、自分の名前を認識したり、鏡を使って毛づくろいをしたりと、ニワトリの“知性エピソード”は枚挙にいとまがありません。
「忘れる」どころか、しっかり見ている
考えてみれば、群れで暮らすニワトリにとって、仲間や人間を見分ける力は生きるうえで欠かせないもの。「3歩で忘れる」という不名誉なイメージは、どうやら濡れ衣だったようです。
むしろ、優しくしてくれた人のことも、意地悪をした人のことも、ばっちり記憶している。庭先のニワトリと目が合ったとき、もしかすると向こうは、あなたがどんな人間かをすでに見抜いているのかもしれません。あなどれない隣人です。