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長野土産「雷鳥の里」が初の出荷制限、受注は例年の1.4倍

長野土産の定番「雷鳥の里」が、10月中旬から発売以来初めての出荷制限に入った。夏以降の受注が例年の1.4倍に増えて、生産が追いつかないらしい。

報じたのは信濃毎日新聞で、10月21日の朝。見出しは「雷鳥の里」が品薄、人気で生産追い付かず 長野県土産の定番が初の出荷制限だ。

商品に問題があって止まったのではなく、人気が上がって品薄になった側の話になる。

報じられた中身

信濃毎日新聞によると、製造販売する田中屋(長野県大町市)の夏以降の受注は、例年比で1.4倍に増えた。生産が追いつかなくなり、出荷制限を今月中旬から始めている。

1972(昭和47)年の発売から数えて初めての事態で、年内の品薄解消を目指しているという。

売りは大町市、作りは安曇野

雷鳥の里は、黒部ダムの観光客向けの土産を探していた田中屋が生んだお菓子だとYAMA HACKの記事が紹介している。名前は、山にひっそり暮らす雷鳥のように誰からも愛されるお菓子であってほしい、という願いからきているとJR東日本のメディアが紹介している。

作っているのは安曇野市の小宮山製菓、とされる。同じ記事が、田中屋の本『雷鳥の里 一代記』の記述として、製造は地元菓子メーカーへのOEMだと書いている。2019年の記事なので、今も同じ体制かどうかまでは確認できていない。

小宮山製菓は1949年に個人創業した会社だ。看板商品は「欧風せんべい」と名づけたサラバンドで、会社の沿革によると発売は1970年7月。雷鳥の里より2年早い。

焼いたせんべいにクリームをはさんだ形で、1989年には全国菓子博覧会で名誉総裁賞も取っている。

ちなみに名前のもとになった鳥のほうの話は、奥穂高で砂浴びをしていた雷鳥の記事にある。

ジェネリック扱いのサラバンド

ニュースが出ると、X では雷鳥の里と同じ作り手のサラバンドに話が飛んだ。

「ジェネリック雷鳥の里として名高いサラバンドを是非ご賞味ください(メーカーが同じ)」。投稿した人は、雷鳥の里が手に入らないならこちらをどうぞ、という含みで書いたのだろう。

サラバンドを雷鳥の里の元になった商品と言い切れる材料はない。書けるのは、発売が2年早いことと、同じ小宮山製菓のお菓子だとされることまでだ。

食べ比べをしていた人もいた。

雷鳥の里とサラバンド、それに名古屋土産の「なごや嬢」のすみっコぐらし版を並べて食べたそうだ。「みんな違うんだけど、1個だけだされて、これはどれだ?って言われたら悩むと思うw」と書いている。

味は別物でも、目隠しで当てろと言われたら迷う、という感覚らしい。

理由は有料記事の向こう

もうひとつ目立ったのが、なぜ今なのか、という戸惑いだ。

雷鳥の里って美味しいけれど急に人気爆発するタイプのお菓子では無くないか…?(有料記事なので理由が分からない)

こう書いた人は、有料記事の先に理由があるのか分からず、首をひねっていた。

報じられた範囲では、夏以降の受注が増えた理由は明らかになっていない。テレビで紹介されたのか、SNSで広まったのか、観光客が増えたのか。どれも裏付けがないので、ここでは決めつけない。

別の人は、岐阜にも「しらさぎ物語」という似た土産があると書いていた。雷鳥の里が人気だと聞いて、地元の土産にも広まってほしいという声だ。

探すときの注意

雷鳥の里は、田中屋のオンラインストアのほか、長野県内の高速道路のサービスエリア、道の駅、主要駅の売店、観光土産店などで売られている。

ねとらぼの調査記事では、ミニ9個入りが810円から、特大42個入りが3,240円までの価格帯だった。掲載時点の価格なので、今の値段は店頭で確かめてほしい。

出荷制限は始まったばかりで、店ごとの在庫は確認できていない。旅行先で見かけたら、買えるうちに買っておくのが無難かもしれない。

ねとらぼの調査記事には、売っている場所と内容量の一覧がある。

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