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「ニホンカワウソはまだどこかにいる?」四国水族館の“大捜索隊司令部”がアツい 絶滅種をめぐる未解決ミステリー

2026年7月21日 ・ トレンド「四国水族館 ニホンカワウソ 大捜索隊司令部 特別展 絶滅」より

コツメカワウソの人気で「カワウソ=かわいい」のイメージはすっかり定着しましたが、日本にはかつて“在来種”のカワウソがいたことを覚えているでしょうか。その名も「ニホンカワウソ」。今はもう会えないこの生き物をテーマにした特別展が、香川県・四国水族館で静かな話題になっています。

最後の目撃は1979年、そして2012年の“絶滅宣言”

ニホンカワウソは、かつて北海道から九州まで日本各地の水辺に広く暮らしていた在来種で、国の特別天然記念物にも指定されています。ところが乱獲や環境の変化で数を減らし、1979年に高知県須崎市で目撃されたのを最後に、確かな生存情報が途絶えました。そして2012年、環境省はついに「絶滅」を宣言します。

四国水族館の特別展「ニホンカワウソ大捜索隊司令部」は、この歴史に正面から向き合う展示。掲げられたタグラインは「記録の終わりは物語の終わりではない」。単なる資料展示ではなく、来場者が“捜索隊員”の目線で、ニホンカワウソと人との関わりをたどっていく構成になっています。

“司令部”で捜索隊員になり、コツメカワウソにも会える

展示室は「大捜索隊司令部」というだけあって、空間演出もエンタメ寄り。大月町から運ばれた剥製や、須崎市から届いた毛皮など、実物の資料を通して、かつて確かにこの国にいた命の存在感を感じられます。

生きたニホンカワウソには会えなくても、館内では現生のコツメカワウソに会えるのも救い。夏休みには「捜索隊員になろう」と親子連れへの呼びかけも強まっていて、自由研究のテーマ探しにもぴったりです。

かわいいだけじゃない、“知る”入り口に

「絶滅」と聞くと重たく感じますが、この展示のトーンはどこか前向き。かわいいカワウソを入り口に、日本の自然や生き物との付き合い方を考えるきっかけになります。「ニホンカワウソがいたことすら知らなかった」という人こそ、一度“司令部”をのぞいてみてほしい展示です。