米津玄師が自分の配信チャットに降臨、紅白の「サメカー」はリハで走馬灯が見えていた
9月18日の20時、米津玄師の公式YouTubeチャンネルに「Kenshi Yonezu Station」が開いた。MVやライブ映像がノンストップで流れ続けるだけの、期間限定の米津玄師専門チャンネルだ。ところが同時視聴のチャット欄に、本人がわりと普通の顔で降りてきた。
「おい一緒にみようぜ」で始まった24時間配信
告知したのは公式レーベルのREISSUE RECORDSで、開始の1時間前だった。劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のPrime Video配信が始まるのに合わせた企画で、公式サイトの告知には「劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のPrime Video見放題独占配信が、劇場公開1周年となる2026年9月19日(土)よりスタートとなります。これを記念し、米津玄師の公式YouTubeチャンネルに『Kenshi Yonezu Station』が期間限定でオープン」と書かれている。
そして20時36分、本人のアカウント(@hachi_08)がひとこと投げた。
「おい一緒にみようぜ」。これだけで7万5千を超えるいいねが付き、引用やリプライも1,300件以上ぶら下がった。この時点では、みんな「本人も自分のチャンネルを見るんだな」くらいの受け取り方だったと思う。
チャットに本人が混ざっていた
配信が流れ始めると、チャット欄に @KenshiYonezu のバッジが付いた行が混ざり始めた。それに気づいた視聴者がスクリーンショットを撮って投稿し、そこから広がっている。9月19日の時点で、この件を公式が告知したり報道が伝えたりはしていない。見ていた人のスクショだけで回っている話だ。
同時視聴の数はスクショが撮られた時点で2.4万から2.9万のあいだ。2万人以上が同じ画面を見ている中に、本人の書き込みが普通に流れていたことになる。
紅白の「サメカー」はリハで火のシャワーに突っ込みかけていた
いちばんざわついたのが、第76回NHK紅白歌合戦で披露した「IRIS OUT」の話だった。画面には「世界初パフォーマンス IRIS OUT 米津玄師」のテロップが出ていて、そこに本人がこう書き込んでいる。
「リハでサメカーが火のシャワー突っ込みそうになって走馬灯見えた」このスクショを投げた投稿には9万6千を超えるいいねが付いた。「なんかしれっととんでもないこと言ってない!?」というコメントどおり、流れとしてはMVや映像を一緒に見ている雑談の途中である。
紅白の「IRIS OUT」は、首都高のセットに置かれた公衆電話ボックスから米津さんが出てきて、巨大なサメ型の乗り物にまたがり、両脇から火柱が上がるなかを走り抜けるという演出だった。オリコンの記事によると総勢100人による圧巻のステージで、あのサメに乗る絵面だけでもかなり話題になっている。本人はあれを「サメカー」と呼んでいて、しかもリハーサルでは火のシャワーのほうへ突っ込みかけていたらしい。本番であそこまで落ち着いて歌っている人が、裏では走馬灯を見ていたことになる。
パフォーマンス映像は公式に公開されているので、サメの動く軌道と火柱の位置関係は自分の目で確かめられる。
MVの裏話も自分でバラしていた
チャットに残っていたのは紅白の話だけではない。出回っているほかのスクショには、流れている映像に合わせて本人が補足していく書き込みがいくつも写っていた。
- 「この時のダンスレッスンで運動後の白米の美味さを知った」
- 「車が衝突するシーン本当、衝突すると思ってなかった新鮮なリアクションをご覧ください」
- 「このMV、着想はART-SHCOOLの『フリージア』という曲のPVでした」
どの曲のMVを流しているタイミングだったのかは、スクショの画面からは読み取れない。ただ3つ目は元ネタの告白としてかなり具体的で、ART-SCHOOLには実際に「フリージア」というシングルがある。作詞作曲は木下理樹。画面の表記は「ART-SHCOOL」になっていたので、チャット欄に急いで打ち込んだ感じがそのまま残っている。
2つ目の「衝突すると思ってなかった新鮮なリアクション」というのは、映像に映っている本人の顔が演技ではなかったという意味になる。そういう種明かしを、制作側の誰かではなく本人が視聴者と同じチャット欄でやっている。
配信は9月23日の23時59分まで
「Kenshi Yonezu Station」は常設のチャンネルではない。配信期間は9月18日(金)20時から9月23日(水祝)23時59分まで、と公式が明記している。
米津さん周辺はここのところ動きが多くて、実写映画『ルックバック』への「シャークキック・ギター(友情演奏)」名義での参加が8月に発表され、9月には劇場版『虎に翼』のオープニングテーマが「さよーならまたいつか!」に決まったと出たばかりだ。サメといいシャークキックといい、なぜか魚が続いている。
本人がまたチャットに戻ってくるかは分からないし、次に来ても誰も気づかないかもしれない。ただ、開いている残り時間は決まっている。23日の23時59分までにのぞいておくと、運が良ければ走馬灯の続きが読めるかもしれない。