映画ちいかわの入場者特典第5弾は「ひみつ本」、巻末まんがの名前は「オデと島」
9月14日の午後2時、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の公式Xが入場者特典の第5弾を出しました。9月19日(土)から配られる「ひみつ本」で、告知画像によると全52ページの冊子です。
グッズ4連発のあとに来たのが、52ページの本
これまでの4弾は全部モノでした。7月24日の公開初日から8月7日までが第1弾のチャームミニフィギュア(ランダム全8種)、8月8日から8月21日までが第2弾のボンボンドロップシール、8月22日から9月4日までが第3弾のプルバックカー「ごきげんセイレーン♪」(ランダム全3種)、そして9月5日から9月18日(金)までが第4弾のチャームミニフィギュア(ランダム全4種)です。きれいに2週間刻みで、身につけたり走らせたりするものが続いてきました。
5弾目にして初めて紙です。しかも告知画像には「イラストもまんがも、ひみつコンテンツ満載の全52ページの豪華冊子!」と書かれています。特典の冊子というと薄いリーフレットを想像しますが、52ページは普通に読み物の厚みです。
地味なところでは、公式サイトの注意書きが変わっています。ランダム配布だった第1弾のブロックに並んでいる「ランダム配布のため、種類をお選びいただくことはできません」と「劇場内でのトレーディング行為はご遠慮ください」の2行が、第5弾のブロックには入っていません。残っているのは「本作鑑賞お一人様につき、1冊プレゼント」のほう。1種類しかないので、引き直しも交換も要らないわけです。第4弾の全4種をそろえるには平均で8.3回観る計算になると前に書きましたが、今回はその計算が要りません。
巻末の「オデと島」は、ナガノ氏が「続編をやるなら」と答えた話
公式サイトの説明で名前が出ているまんがが〈オデと島〉です。「同ロングインタビューにある“島二郎とオデの取っ組み合いの喧嘩”が現実に!」という書き方をしています。
その元になっているのが、映画公式サイトに載っているナガノ氏のロングインタビューです。終盤で「今後もちいかわの映画を観られるチャンスはありますでしょうか?」と聞かれ、こう答えています。
「今回、最初で最後と思ってやりきったつもりでいますが、もしやれるのであれば島二郎主人公でやりたいです!島二郎とオデが、取っ組み合いの喧嘩をする話。」
続編の願望として口にしただけの一行が、そのまま特典まんがのタイトルになりました。映画本編ではなく、映画館でもらう52ページの冊子の巻末というのが、いかにもこの作品らしい着地です。
オデは映画のキャラクター紹介には入っていません。ちいかわ本編の「プリズン編」に出てくる、一つ目に大きな唇の巨体キャラです。森でキノコを食べていたところをちいかわたちと一緒にゴブリンに捕まった、あの大男。人魚の島には縁もゆかりもなかった相手が、特典の中で島二郎と鉢合わせすることになります。
告知画像に載っているサンプル誌面を見ると、見開きの右ページが「巻末特別掲載:オデと島」の扉で、浜辺で手を組んだオデがこちらを向いています。左ページはまんがの1ページ目らしく、まわしに「味自慢」と書かれた島二郎が網の袋を提げてジャングルから浜へ出てきて、波打ち際に倒れている大きな体に「オイ」「大丈夫か」と声をかけている。取っ組み合いに入る前の、出会いの場面のようです。
「セイレーン編」構想時のイラストも入る
公式の説明の1文目はこうです。ナガノ氏が“セイレーン編”構想時に描いていた〈ストーリーイラスト〉を掲載。そして、ロングインタビューに出てくる“セイレーンの代わりに「あのこ」を配置していた”“ヒトハとフタバは顔もセリフもあった”というエピソードの元になったイラストが見られるかも、と続きます。
インタビュー側を読むと、その裏話は具体的です。セイレーンは「大きくてかわいいキャラクターを作りたい」という発想から、「あのこ」のような見た目を目指して作られた。ラフの段階では見た目が決まっていなかったので、そこには「あのこ」がそのまま代役で置かれていた。ヒトハとフタバはもともと顔もセリフもあるキャラで、「あまりに喋りすぎだな」と思ったナガノ氏が、顔もセリフもこちらには見えない・聞こえない形に変えたと語っています。
島二郎にいたっては、当初は出す予定すらなかった。元は「酒まんじゅう」という、くりまんじゅうとそっくりな島の村長のようなキャラを出す予定で、それがなくなったので代わりに島二郎が生まれたそうです。この人が今や巻末まんがの主役になっているので、出世が早い。
つまり「ひみつ本」には、いま映画に出ているキャラの一歩手前の姿が入っている可能性があります。発表直後に「ひみつ本また考察班が大興奮するやつジャン!」という投稿が出ていましたが、期待されているのはたぶんここです。ちなみにセイレーンという名前がどこから来ているかは、島の設定を追いかけるとけっこう効いてきます。
配布開始は11年ぶりのシルバーウィーク初日
配布開始の9月19日は土曜日で、そこから21日の敬老の日、22日の国民の休日、23日の秋分の日と祝日が続きます。9月に5連休が成立するのは2015年以来11年ぶりです。特典の切り替わりが、その初日にぴったり重なりました。
これに気づいた人の反応は素直に不安の方向でした。「ちいかわ特典のひみつ本欲しいけど丁度シルバーウィーク期間だからすぐ無くなりそうだな」「在庫どれくらいなんだろう」という投稿や、「最短で行けるの21日になってしまう」「特典数どんどん減ってる印象だけど、今回はどのくらいの数用意してるのかしら」という声が出ています。公式も「劇場ごとに数に限りがございます」「配布数が足りなくなった時点で配布を終了いたします」と先に書いていて、第4弾までと同じく数量限定です。配布数や残数を劇場に問い合わせるのは遠慮してほしい、とも明記されています。
「むちゃうま日記」もあります
3つ目の中身が、この冊子のために新しく描き下ろされたエッセイまんが〈むちゃうま日記〉です。公式の文は「その他にも」から始まる扱いですが、ここに反応している人もいます。「むちゃうま日記が気になるんだよー」という投稿や、「映画の特典でこういうミニ冊子が個人的には一番嬉しい」「オタクが好きなやつじゃん」という受け止め方が並びました。
映画をもう何度か観ている層の食いつきも早くて、「もう3回見たけど第5弾のひみつ本欲しすぎる」「資料として欲しい。視聴5回目確定」といった投稿が発表から1時間ほどで流れています。公開30日で興行収入100億円を突破した作品が、9月の連休にもう1回ぶんの理由を配ってきた形です。
第4弾は9月18日(金)まで、第5弾は19日(土)から。両方ほしいなら今週中に1回、連休に入ってからもう1回という組み方になります。配布期間の終わりは今のところ公式に出ていないので、連休中の劇場の減り方しだいというところです。