吉野家「厚切り豚角煮定食」が定番化、買えるのは15時から翌4時だけ
吉野家の「厚切り豚角煮定食」が、9月18日の15時からレギュラーメニューになった。2025年の夏に期間限定で出たあの角煮で、公式のリリースにも「これまで期間限定で販売し、人気を博した商品です」と書いてある。常設化そのものは素直に朗報だ。ただ、いつでも買えるようになったわけではない。注文できるのは毎日15時から翌4時までで、朝と昼に店へ行ってもメニューに無い。
初日の夜に上がっていた投稿がこれ。小さいスキレットに角煮が1塊と白髪ねぎ、それを丼のごはんに載せた写真が2枚並んでいて、文は「食べたい時に食べられる。幸せな事。」だけ。その「食べたい時」に少し条件が付いている、というのが今回の話になる。
「販売期間を設けず」と書いてあるのに、昼の吉野家には無い
吉野家が9月15日に出したニュースリリースは、見出しからして「人気を博した「厚切り豚角煮定食」がレギュラーメニューに!」で、そのすぐ下に「毎日 15 時から翌 4 時までの「夜限定メニュー」として販売」と添えられている。本文でも「今回は、販売期間を設けず、毎日 15 時から翌 4 時までの時間帯限定でお楽しみいただけるレギュラーメニューとして改めて販売を開始します」と説明している。
つまり期間の限定を外した代わりに、時間の限定が入った。カレンダー上はいつでも売っているが、1日のうち翌4時から15時までの11時間は買えない。公式の厚切り豚角煮定食のメニューページにも「※販売時間:15時~翌4時(一部店舗では異なります)」という注記が付いていて、店によってはこの時間帯ですら扱っていない。昼休みに牛丼屋へ行って角煮を頼もうとすると、たぶん空振りする。
深夜4時まで売っているので、飲んだ帰りや夜勤明けの人にはむしろ都合がいい時間設定ではある。狙い撃ちされているのが昼食ということになる。
店内1,207円、前回の1,097円から110円上がった
値段も並べておく。前回は2025年7月31日に期間限定で発売されていて、そのときの店内価格は1,097円だった。今回は店内税込1,207円なので、同じ定食で110円の差がある。牛小鉢が付く「厚切り豚角煮牛小鉢定食」は店内税込1,429円。テイクアウトは定食が1,185円で、こちらはみそ汁が付かない。
救いはごはんで、公式の注記に「※定食のご飯増量・おかわりは無料です。」とある。1,207円は牛丼屋の定食としては上のほうだが、角煮でごはんを何杯でも食べていいなら計算は変わってくる。商品説明のほうは「お箸で簡単にほぐれるほどやわらかく仕上げた厚切り豚角煮に、白髪ねぎと食べるラー油を合わせれば、ご飯との相性も抜群。別添の和からしで味変も楽しめる満足感ある一品です。」となっていて、白髪ねぎ・食べるラー油・和からしの3点セットは前回から変わっていない。
初日から「トロットロやん」、公式はギフト抽選もやっている
食べた人の投稿は初日の夜から出ていた。テイクアウトした人は「ヤバッ‼️めちゃ美味い!トロットロやん」と書いていて、別の人は「角煮が大きくて柔らかくてステーキ食べてる感じだった」と、厚みのほうに驚いている。「えぐい美味しいので全人類たべましょう」という勢いだけの感想もあった。
一方で全部が絶賛でもなくて、味そのものは好きだとしたうえで「提供された豚角煮が非常にぬるかったです」と書いている人もいた。その投稿は「次は暖かい商品が提供されることを願ってもう一度食べてみたいと思います」と続いている。ホロホロ系の肉は冷めると脂の存在感が増すので、出てきたら早めに食べたほうがよさそうだ。
タイムラインに角煮の写真が多い理由はもうひとつあって、公式Xがキャンペーンを走らせている。
内容は吉野家デジタルギフト1,000円分を抽選で10名にというもので、応募条件は公式アカウントのフォローと、「#吉野家の厚切り豚角煮」を付けた引用ポスト。締め切りは9月23日23時59分。角煮の実食写真が並んでいるのは、単にみんなが食べたからというだけでなく、この引用ポストぶんも混ざっている。
吉野家はドラクエウォークとのコラボでスライム顔のレジ袋を配ったときもそうだったが、商品そのものより周辺の仕掛けで伸びる回がある。今回は「夜だけ」という制約自体がツッコミどころとして効いている。
とりあえず覚えておくことはひとつで、昼に行っても無い。角煮が食べたい日は15時以降に店へ行くこと。詳しい条件は吉野家のニュースリリースにも載っている。