ネットミーム の用語一覧 548
あちらのお客様からです
バーでバーテンダーが一杯を差し出しながら言う「あちらのお客様からです」。洋画やドラマの定番の場面で、日本のバーではまず起きないと言われています。その絵面がネットでは「何かを誰かから届ける」ときの決まり文句になりました。グラスを滑らせるAAつきで使われ、ニコニコのバーの差し入れや声優が考えたガチャの名前にもなっています。
アルティメットセンパイ
「アルティメットセンパイ」は、ピノキオピーが2019年10月16日に投稿した初音ミクのオリジナル曲。昨日のハンバーガーを食べ、中古のG-SHOCKを12個持つ、ちょっと変な「あいつ」をみんながそう呼ぶ歌です。2022年2月にニコニコで音MADの素材として一気に広まり、「アルティメット○○」と替えた動画は500本を超えました。2026年10月にはプロセカにも収録。歌詞の意味とMADブームの経緯をまとめます。
HEYYEYAAEYAAAEYAEYAA(ヘイイェイアエイアー)
ヒーマンが裏声で「ヘイイェイアー」と歌うあの動画の元ネタは、2005年にSLACKCiRCUSが作ったMAD『Fabulous Secret Powers』。曲は4 Non Blondesの「What's Up」。2010年に転載された短縮版が2.3億回再生まで伸び、2026年には実写映画の公式Xがこの動画を再現した。
伝説って?(「ああ!」)
「伝説って?」「ああ!」は、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』第106話で、遊城十代とヨハン・アンデルセンが交わしたやりとりです。十代が「伝説って?」と聞いても、ヨハンは「ああ! それってハネクリボー?」と別の話を始め、質問はそのまま流れます。この噛み合わなさが「謎会話」としてネタになり、MADやVTuberの配信でも使われています。元ネタの場面と、実際の会話の流れを紹介します。
なんとかなれーッ(ちいかわ)
「なんとかなれーッ」は、『ちいかわ』のハチワレがピンチのときに叫ぶ口癖です。打つ手が尽きたときに、おまじないのように使われます。初出とされるのは2020年7月の「なんとかバニア」編で、人形の体にされたハチワレが、落ちていたペットボトルのフタを魔女に向けて転がす場面でした。2026年には映画の「発声可能応援上映」の名前にもなっています。漫画『アカギ』のアニメOP「何とかなれ」(古井戸)とは別物です。
〇〇は避けて、〇〇はOK、〇〇ならパーフェクト
「〇〇は避けて。〇〇はOK。〇〇ならパーフェクト」は、ダメ・まあまあ・最高の3段階に当てはめて何でも評価するテンプレです。元ネタとして名前が挙がっているのは、フィジーク選手の玻座真陸(りく)さん(@hanmariku_kintore)の食事・筋トレ動画です。食材を BAD/OK/SUPER OK に並べる形式が2025年末ごろから広まり、JKあるあるや恋愛ネタの“替えテンプレ”になりました。
小フーガハゲ短調(ハゲの歌)
通称「ハゲの歌」。バッハのオルガン曲「小フーガ ト短調」に、コミックバンドのブリーフ&トランクスが日本語の歌詞をのせた1曲。1999年のアルバム『ボクらのエキス』に入っていて、2000年代のFlash黄金時代に「ハゲの歌」の名前で一気に広まった。1999年盤の歌詞カードでは、歌詞が記号で伏せられていた。
儚い女(はかないおんな)
声も態度もまったく儚くない人が「どう見たって儚いだろ!」と言い張る、2026年10月に急に広まったミーム。元ネタはYouTuberのあぞさんで、夏になると「儚い女」を名乗る本人の動画シリーズ。8月15日の「儚い言うてるやろ」は246万回再生。10月8日にXで切り抜きが26万いいねを超え、アニメやゲームのキャラに当てはめた「儚い女パロ」が一気に増えた。
ネズミダンス(ラットダンス)
黒い長靴をはいた3DCGのネズミが、背景が次々に切り替わるなかで踊る海外発のTikTokミーム。元ネタは、ブラジルのTikToker @ratomilton が2025年1月1日に「Happy 2025!!」と添えて投稿したアニメーションです。曲はJoyfulの「Chess Type Beat」(配信サービス上の曲名は「chess」)。IShowSpeedが真似た動画をきっかけに、世界でダンスとして広まりました。
無能クロム(むのうくろむ)
「無能クロム」は、アニメ『Dr.STONE』のクロムの画像に「〇〇しといたぜ!」と善意の余計な一言を添えるネタツイートです。発端は2025年4月29日にXへ投稿された「ゾンビスポナー壊しといたぜ」。原作のクロムは閃きで水車や金属探知機を作る天才で、ミームのイメージとは真逆です。
DATEN ROUTE(堕天ルート)
『NEEDY GIRL OVERDOSE』(ニディガ)の主人公・あめちゃん(超てんちゃん)が、ガバのキックに合わせて衣装を着替えていくたびにフォロワーが増え、ストレスと「やみ度」も上がっていく1分のアニメ。2024年7月6日にWSS playgroundが公開した、channel制作の動画が元ネタ。channelが配布したテンプレートを使って、ほかのキャラやVTuberに差し替えた二次創作がショート動画で広がった。
そんなに恐いか?「新時代」が!!!
ONE PIECEのシャンクスが海軍大将・緑牛に覇王色の覇気を飛ばして言った台詞で、原作の表記は「恐いか」。初出は2022年8月1日発売のジャンプ35号、第1055話「新時代」。映画『FILM RED』公開の5日前だったので「映画の宣伝に来たのでは」とも言われ、「そんなに恐いか?〇〇が!!!」と言い換えてからかうミームになった。
儀式ミーム
赤いローブの集団がトゲ頭の悪魔を呼び出す場面に、雨乞いや休校祈願などの「儀式」を重ねるネットミーム。元ネタは2022年の海外アニメ『The Shoebody Bop』。川に立つ青いローブの男が、人々に次々と頭突きをする約90秒の作品です。
炭酸抜きコーラ(たんさんぬきコーラ)
『グラップラー刃牙』第1話で、試合直前に刃牙がコーラを飲む場面のセリフです。それを見た神心会の名無しのメガネが「ほう炭酸抜きコーラですか…たいしたものですね」と、聞かれてもいないのに解説を始めます。「オイオイオイ」「死ぬわアイツ」と並ぶ定番のコラ・改変ネタです。元ネタの全セリフと、本当にマラソン選手が飲んでいたのかをまとめます。
勝ち取りたい ものもない(かちとりたいものもない)
『鉄血のオルフェンズ』2期OP「RAGE OF DUST」のサビ「勝ち取りたい ものもない」に合わせて、ゴツくなったオルガが全力で走ってくる。2017年のニコニコ動画「止まらないオルガBB」から広まったミームの元ネタ、曲名、トレース元『アストロガンガー』、SPYAIR本人の反応まで解説します。
監視発見報告
TikTokで「監視、発見、報告」「見てる、来る」と抑揚のない合成音声が流れる音源。元ネタはホラーゲーム『日本事故物件監視協会』(2025年8月15日発売)のOPです。白い画面に1語ずつ文字が出て、最後は「業務を開始してください」で終わります。後ろのBGMは isq の「vortex (slowed)」とされています。
フルスピードで走るのが俺の人生だった
「フルスピードで走るのが俺の人生だった」は、映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)のラストで、ドミニクがブライアンに向けて語るセリフ(日本語版)です。英語の原文は "I used to say I live my life a quarter mile at a time"。1作目の口癖「クォーターマイル(ゼロヨン)ずつ生きる」を受けたセリフです。2021年10月から、YouTuberのナパーズによる名シーン再現動画のシリーズで再び広まり、「フルスピードで〇〇するのが俺の人生だった」の形でコメント欄の定型句になりました。
もう疲れちゃって全然動けなくてェ(コログ構文)
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で、友達とはぐれたリュック姿のコログが話しかけると言う台詞。2023年5月の発売直後からXで「〇〇したいのに疲れちゃって全然動けなくてェ…」と言い換える構文として広まり、地球防衛軍の公式アカウントまで乗っかった。
ヤンガンイタン(ヤン=ガン=イ=タン)
光る右手を挙げてニヤッと笑う、手足の細長い悪魔の画像。2024年11月からXで「飲み会に来た誰も知らない奴」などのコラ素材として広まった。正体はフランス・ブルターニュに伝わる悪魔で、絵は1863年版『地獄の辞典』の挿絵。
長押しして4Kで読み込んで
Xで画像に「長押しして4Kで読み込んで」と添えるミーム。元は2025年1月、写真家@Advilが星空の壁紙に付けた英文「tap, hold and load in 4k to see even more stars」。iPhoneは画像の長押しで「4Kを読み込む」が出る。出ないのは、データ利用の設定で高画質がオフになっているか、投稿者が高画質でアップしていない場合。
お前今日何したんだよ
TikTokで流行した「お前今日何したんだよ?」の元ネタは、筋トレ記録を投稿するShane(シェイン、@shanezsociety)が走りながら視聴者に語りかけた動画です。BGMはKey Glockの「Ambition For Cash」。成果を報告して「頑張ろうぜ」と鼓舞する型と、しくじりを報告する自虐パロディの2通りで使われ、ハッシュタグの総視聴数は1億回を超えました。
好きな惣菜発表ドラゴン
ボカロP・ンバヂが2023年に作った重音テトの曲。ドラゴンが好きな惣菜を発表するだけの歌が2024年春にXでミームになり、「好きな○○発表ドラゴン」として何でも発表する画像・替え歌の型に広がった。
INTERNET YAMERO(インターネットやめろ)
「インターネットやめろ」と歌っていたのに、最後のサビで「インターネット最高!!!」と叫ぶ曲です。ゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』の関連曲で、KOTOKOが歌っています。指を上に向けて明るい顔、下に向けて暗い顔を交互にくり返す「躁鬱ダンス」がTikTokで広がりました。歌詞に詰め込まれた「ぬるぽ」「オワタ」などの2ch語と元ネタをまとめます。
Everybody skrr skrr skrr(エブリバディスクースクースクー)
「Everybody skrr skrr skrr ○○いないと始まらないから 絶対嫌とは言わせない」と名前を入れ替えて歌う替え歌ミーム。元ネタは歌舞伎町のBar集団「Japan DoGs」の曲「JAPAN HARD BASS」で、元の歌詞は「シャンパン開けなきゃ始まらないから」。2026年夏にTikTokで広まり、9月中旬に通話界隈の替え歌でXのタイムラインを埋め尽くした。