「おれはまだ本気出してないだけ」とは?意味・元ネタを解説
失敗や停滞を突きつけられても、「いや、まだ本気を出していないだけだから」。そう自分に言い聞かせて現実から目をそらす、あの心理を言い当てたのが 「おれはまだ本気出してないだけ」 です。
「おれはまだ本気出してないだけ」とは?
このフレーズは、うまくいっていない現状を「本気を出していないから」という言い訳で正当化しようとする、ちょっと痛い(でも身に覚えのある)心理を表します。「やればできる、でもまだやってないだけ」という自己弁護のスタンスを、自嘲的に言い表す言葉です。
元ネタ
由来は、青野春秋さんの漫画『俺はまだ本気出してないだけ』(月刊IKKI連載)。2013年には映画化もされました。物語の主人公は、40歳にして15年勤めた会社を突然辞め、漫画家を目指す大黒シズオ。まわりに心配されながらも、なかなか結果は出ない。そんな、夢と現実のあいだで揺れる主人公の姿を描いたコメディで、このタイトルそのものが、“言い訳がちな生き方”を象徴する言葉としてネットに広まりました。
ネットでの使われ方
主に 自虐や、他人の言い訳へのツッコミとして使われます。本気を出せば結果が出るはずと信じて(あるいは信じたふりをして)、なかなか行動しない自分やまわりを、笑い混じりに言い表すのが定番です。
使い方・例文
- 「万年ダイエット中、おれはまだ本気出してないだけ」
- 「テスト赤点でも余裕、まだ本気出してないだけだから」
- 「『本気出してないだけ』は、だいたい一生本気出さないやつ」
関連する言葉
ネガティブな状況を無理やり前向きに解釈する、という点では、逆に考えるんだ(ジョジョ)とも通じる“心の防衛術”。相手の未熟さを指摘するまだまだだねとセットにすると、「まだまだだね」「いや、本気出してないだけ」という自己弁護の応酬にもなります。