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「ケパット」とは?元ネタはインドネシアのちまき、本名の全文と「ケパットの歌」の歌詞

ケパット(Ketupat Kepat)(けぱっと) ・ 2026年9月19日 公開

ヤシの葉で編んだ菱形のちまきに、顔と手足が生えている。それが 「ケパット(Ketupat Kepat)」 です。日本語のサジェストを叩くと「ケパットの歌」「ケパット 本名」「ケパット 価値」「ケパット 食べ物」が並ぶので、知りたいことは人によってバラバラらしい。先に全部の答えを置いておくと、歌は日本のYouTuberが作ったオリジナル曲、本名は一息で読めない長さ、価値はRobloxのゲーム内の話、そして食べ物というのは名前のもとになったインドネシアの米菓のことです。

「ケパット」とは?

AIで生成されたキャラクターで、正体はインドネシアの伝統的なちまき「クトゥパット」に顔と手足をつけたもの。Roblox版は全身が緑色で、赤い唇とブーツがつき、歩くと緑の粒子をまき散らします。

系統としては イタリアン・ブレインロット の流れにあるキャラで、トゥントゥントゥンサフールボネカ・アンバラブ と同じインドネシア出身です。ファンWikiのカテゴリも「Indonesian」でくくられています。ちなみに「インドネシアンブレインロット」という独立したジャンル名があるわけではなく、あくまでイタリアン・ブレインロットという傘の中の一群、という扱いです。

本名は? 略さない正式名称がこれ

ふだんは「ケパット」「Ketupat Kepat」と呼ばれていますが、これは短縮形です。フルネームはこうなります。

「ケトゥパット・ケパット・プレクパット・クパット・ケペット・ケポット」(Ketupat Kepat Prekupat Kupat Kepet Kepot)

ク・ケ・パ・ポの並べ替えでひたすら音を増やしただけ、と言われればそのとおり。日本語のサジェストにも「ケトゥパット・ケパット・プレクパット…」の途中までが出てくるので、読み切れずに検索した人がそれなりにいるのだと思います。

例によって表記は揺れていて、末尾を Kepot とするWikiと Kupot とするWikiがあります。確定形がないのはブレインロット系ではいつものことで、ガラマ&マドゥンドゥン の正式名称がサイトごとに違うのと同じ現象です。

名前の元ネタはインドネシアの「クトゥパット」

「ケパット 食べ物」「ケパット 料理」で検索している人が探しているのはこちらでしょう。

クトゥパット(ketupat) は、インドネシアやマレーシアで食べられている圧縮米のちまきです。若いヤシの葉を編んで菱形の袋を作り、その中に米を詰めて茹でる。中で米が膨らんで、切ると断面がみっしり詰まった餅のような状態になります。サテ(串焼き)やカレー系の煮込みに添えて食べるのが定番です。

これが単なる主食ではなく、ラマダン(断食月)明けのお祝いである イード・アル=フィトル、インドネシアでの呼び方だと レバラン(Lebaran) の象徴になっています。家族や近所で大量に編んで、分け合って食べる。日本でいう正月の餅にあたるポジションだと思えば近いです。詳しくは Wikipedia の Ketupat の項目 にまとまっています。

つまりケパットは、レバランのごちそうがそのまま歩き出したキャラということになります。

元ネタの動画は2025年3月2日の投稿

ファンWikiが元動画として挙げているのが、インドネシアのTikTokクリエイター bullhitam(@bullhitam4) が2025年3月2日に投稿したこの1本です。

キャプションは urban legend ketupat kepat。2025年のインドネシアのラマダンは3月1日に始まっているので、断食月に入った翌日の投稿という計算になります。再生は850万回、いいねは62万を超えました。

中身は歌ではなく、インドネシア語のナレーションです。音源はTikTokにもともとある既存BGM(Suspense, horror, piano and music box)で、そこに乗せて都市伝説を語る形式。ざっくり訳すと、ジャワ島の「クレポット・ジェンポット・クレオット郡」出身のクトゥパットの幽霊で、レバランの夜に徘徊している。もとは普通の人間だったが、断食月のあいだにこっそりクトゥパットを食べては友人に見せびらかしていたので、腹を立てたクトゥパットの妖怪に呪われて幽霊にされた、という話になっています。断食を破った罰、というオチが効いていて、ラマダンの時期にウケた理由もわかります。

なお「これが世界初の ketupat kepat 投稿」と言い切れる材料はありません。根拠はファンWiki2件が元動画として挙げていることと、この動画が最大バズであることまでです。Know Your Meme には ketupat / kepat のどちらでも項目が立っていませんでした。

「ケパットの歌」は日本のザビャンのオリジナル曲

日本で「ケパットの歌 歌詞」が検索されている理由は、インドネシア側とは別のところにあります。ブレインロット系の楽曲で知られる日本のYouTuber ザビャン(THE BYAN) が作ったオリジナル曲です。

2026年2月5日公開で、約2分。再生数は60万回を超えています。歌い出しが「ケパットはクトゥパットのモンスター」で、そこから「ラマダン終了のお祝いの/レバランで食べる伝統料理」と続く。ミームソングの顔をしておきながら、イフタール(日没後の食事)とサフール(夜明け前の食事)の説明まできっちり入っている、わりと教育的な内容です。

途中で「寝坊でサフール食べないと/トゥントゥントゥントゥン/起こしにくるぞ!」と トゥントゥントゥンサフール が乱入してくるのが聴きどころ。どちらもラマダン由来のキャラなので、そこで繋がるのは納得感があります。

歌詞の全文は TuneCore Japan の 公式歌詞ページ で読めます。曲は Apple Music や Spotify でも配信中で、ザビャンの活動は 公式サイト にまとまっています。日本語圏のブレインロット曲がどういう文脈で出てきたのかは ジャパニーズブレインロット 側も参照してください。

「ケパット 価値」はRobloxのゲーム内の話

もうひとつの検索理由がこちら。Roblox の『Steal a Brainrot』に シークレット 枠で実装されています。

金額はゲーム内通貨なので、現実のお金ではありません。数値は運営のアップデートで動くので、あくまで2026年9月時点のものです。

「ケパットブロス(Ketupat Bros)」という別枠もあって、こちらはケパットと Ginger Gerat を Fuse Machine で合体させて作るシークレット。$65B・145M/秒とケパット本体よりだいぶ強く、実装は2026年1月24日のアップデート35です。名前だけ見ると兄弟キャラに思えるので、検索して面食らった人もいそうです。

Fortnite にも「ケパット フォートナイト」で検索されるだけの実体があります。ただしこちらは Epic 製ではなく、UEFN で作られたファンメイドのマップ「STEAL THE BRAINROT」(作者 ferins、島コード 3225-0366-8885)に登場するもの。コストは $3B・$10M/秒で、Roblox版とは数値が別物です。いつ追加されたのかを示す確定的な記録は見つかりませんでした。

使い方・例文

  • 「ケパットの歌が頭から離れない」「あれサフールの説明ちゃんとしてるのズルい」
  • 「ケパット本名言える?」「ケトゥパット・ケパット・プレクパット…あと忘れた」
  • 「ケパット盗まれた、$5B溶けた」
  • 「ケパットって食べ物なの?」「元はちまきだよ」

関連する言葉

同じインドネシア発で、同じラマダン文脈から生まれたのが トゥントゥントゥンサフール。ケパットの歌の中にも本人(本体?)が登場します。同郷のキャラでは ボネカ・アンバラブ が近い位置です。

「略さない本名は何なのか」で検索されるという意味では ガラマ&マドゥンドゥン がそっくりな立ち位置、「流れている曲の正体は何なのか」型では同じ『Steal a Brainrot』高レア枠の ミャウル が近いです。キャラ群全体の呼び名は イタリアン・ブレインロット、言葉そのものの意味は ブレインロット、日本語圏での派生は ジャパニーズブレインロット を参照してください。

日本でブレインロットという言葉が実際にどう使われているかは、動画の「ドパガキ用」にツッコミが7万いいね でも触れています。

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