「ここはTwitter 正気のやつから死んでいくのさ」とは?元ネタは公園で網を構えた1枚
「正気のやつから死んでいくのさ」は、「この場所ではまともな人から先に脱落して、おかしくなった人だけが残る」と言いたいときの定型文です。前に「ここはTwitter」のような場所の名前を付けて使います。
2026年1月にXで投稿された1枚の写真が元になっていて、いいねは22万を超えました。
「正気のやつから死んでいくのさ」とは?
意味は、ある場所や界隈を「正気のままでは居られない所だ」と自虐まじりに誇張する言い方です。「ここは〇〇 正気のやつから死んでいくのさ」の〇〇に、Twitter、インターネット、好きなゲームの名前などを入れます。
言い方の響きは、戦場や死地を描いた作品の台詞のようです。ただ、言い回し自体の元になった台詞があるかは、確認できませんでした。広まった直接の原因は、次に紹介する1枚の写真です。
使うときは、場所の名前を替えるだけで成り立ちます。写真も要らず、文字だけでも通じる形になっています。
元ネタは1枚の写真
流れは2段になっています。
- 2026年1月2日の15時57分、あら塩さん(@subsugi_warota)が「インターネットに顔を載せてる人、全員正気じゃない」と投稿した
- 翌1月3日の4時45分、同じ人が自分のその投稿を引用して、「ここはTwitter / 正気のやつから死んでいくのさ」と書き、写真を1枚付けた
1本目はいいねが3万9千ほどで、それだけでも伸びた投稿でした。
2本目の引用投稿が、このミームの発端です。いいねは10月30日時点で22万8千を超えています。
写真に写っているのは、夜の公園です。額に白い紙を貼った男性が、片手に虫取り網を持って、低く踏ん張っています。足元には黄色いボールの入ったケース、背景には滑り台があります。男性は投稿者本人とみられますが、そう明記された記述は見つかっていません。
滑り台の女の子
投稿の翌日、1月4日の昼には、滑り台のところに目が向けられました。ころろんもちさん(@kororonmoc66497)が「滑り台にいる女の子の顔よw」と、心霊写真を見つけたときのような調子で引用しました。この引用は11万いいねを超えています。
あら塩さん自身もこれに乗って、「めちゃくちゃ怖い引用きたんやが / 滑り台にいる女の子…❓」と返しています。こちらも8万7千いいねです。
写真を見た人が、網を構えた男性に笑ったあと、背景の滑り台にもう一度笑う形になりました。1月6日には、まとめサイトのjin115にも載っています。
なぜ広まった?
はっきりした分析は出ていないので、投稿の中身から読み取れる点を挙げます。
- 1本目の「顔を載せている人は正気じゃない」を受けて、自分で顔を出す写真を置く自虐の構図になっている
- 額の紙と虫取り網のポーズに、意味がまったく分からない面白さがある
- 背景の滑り台にも気づいた人が、二段目の笑いをさらに足せる
写真をひとめ見ただけで「正気じゃない」が伝わり、文字だけ借りても使えるので、言い回しのほうが独り歩きしていきました。
前半を差し替える形
2026年6月ごろには、「ここはTwitter」の部分を替えた投稿が目立ち始めました。
- 「ここはモンド」(@defence_I5、6月16日、いいね1万8千ほど)
- 「ここはIIDX」(@diru56、6月14日、いいね2千4百ほど)
- 「ここはインターネット」
- 「#sprunki」を付けた形
好きなゲームや趣味の世界を、「ここにいる人は全員おかしい」と愛情まじりに言い切る使い方です。
元の投稿から半年足らずで、場所の名前を替えて使い回す定番の言い回しになっています。
誰が最初に前半を差し替えたのかは、確認できていません。
使い方・例文
自分が浸かっている界隈を、笑って自虐するときに使います。
- 「ここはガチャ沼 正気のやつから死んでいくのさ」
- 「ここは深夜のバイト帰り 正気のやつから死んでいくのさ」
- 「ここはテスト前日の図書館 正気のやつから死んでいくのさ」
あくまで自分たちの居場所についての冗談です。特定の個人や、実在する誰かの集まりをあげつらうために使うと、笑いではなく悪口になります。
関連する言葉
「インターネットに顔を載せる人は正気じゃない」という元の発言と近い空気の曲に、INTERNET YAMEROがあります。「インターネットやめろ」と歌いながら、最後は「インターネット最高」と叫ぶ作りです。
「正気」を数値にしたものがSAN値で、減るほど言動がおかしくなります。「正気のやつから死んでいく」は、この数値が最初から低い人しか残らない場所、というイメージで読めます。
「ここは〇〇」に入る名前は、多くが界隈の名前です。