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「飛鳥Ⅲ」の2泊3日クルーズ、最上級客室の料金は1人116万円

2026年9月21日 ・ トレンド「飛鳥Ⅲ 料金 一人部屋 ロイヤルペントハウス 2泊3日 ソロバルコニー」より
曳船に付き添われて川を進む白い船体の豪華客船「飛鳥Ⅲ」。船首に船名が入り、煙突には赤白のストライプが描かれている
画像: ドイツ・エムス川を曳船に付き添われて進む「飛鳥Ⅲ」(CC BY-SA 4.0 / Ein Dahmer, via Wikimedia Commons。当サイトで縮小・切り抜きをしています。改変後の画像も同じ CC BY-SA 4.0 で提供します

9月21日の「ヒルナンデス!」で豪華客船「飛鳥Ⅲ」が取り上げられ、Yahoo!リアルタイム検索でも船名が急上昇しました。放送を見ていちばん気になるのは、たぶん船の豪華さより「で、いくらなの」のほうだと思います。

というわけで飛鳥クルーズの公式予約サイトを開いて、いま実際に売られている料金表をそのまま読んできました。公式予約サイトに出ている2泊3日のクルーズが1人21万円から。同じ2泊3日でも、最上級の部屋まで行くと1人116万円でした。

2泊3日のクリスマスクルーズが1人21万円から

公式予約サイトに出ている「Xmas 東京発着 ショートクルーズ」は、2026年12月15日に東京を16時30分に出港し、翌日は終日クルージング、12月17日の朝8時30分に東京へ戻る2泊3日の航海です。

いちばん安いのは「アスカバルコニーD」を2名1室で使う形で、1人21万円。同じバルコニークラスでもC・B・Aと上がるにつれて21万2千円、22万円、22万5千円と刻まれていきます。ここから上はスイート帯になり、ジュニアスイートが34万円、アスカスイートが50万円、船尾の角部屋のパノラマスイートで63万円まで上がります。

この金額には消費税等の諸税と各港の施設使用料が入っていて、料金表の注記には「記載の旅行代金はお一人様の代金です(大人・子ども同額)」とあります。2泊3日のあいだの食事は朝2回・昼1回・夕2回。最少催行人員は200名で、添乗員は同行せず船内の係員が案内する形です。

最上級のロイヤルペントハウスは船に2室しかない

116万円の部屋が何なのかというと、ロイヤルペントハウスという客室です。公式サイトの表記は「『飛鳥Ⅲ』最上級客室(2室限定)」で、船全体で2室。広さはバルコニー込みで114.8平方メートルあります。

間取りを見ると、リビング&ダイニングルームとベッドルームが分かれていて、そこにサンルームと書斎とウォークスルークローゼットが付きます。備品として並んでいるのがワインセラー、乾燥機能付き洗濯機、双眼鏡、そしてゲスト用トイレ。船室に来客用のトイレがある時点で、もう部屋というより家です。

料金には寄港地観光ツアーやルームサービス、クリーニングサービスが含まれ、ペントハウスコンシェルジュが付きます。サービス一覧に載っているのは靴磨きや荷解き&荷造り、記念日のお祝いなど。荷物を自分で開けなくていい旅というのは、なかなか想像がつきません。

面白いのが人数の計算で、ロイヤルペントハウスはスタッキングベッド2台を使うと最大4名まで泊まれます。料金表の注記によると、3人目と4人目の旅行代金は客室タイプにかかわらずアスカバルコニーDの2名1室料金と同じ扱い。つまり2泊3日なら1人21万円です。4人で押し込むと合計274万円になって、割り勘すると1人68万5千円まで落ちます。116万円の部屋に68万円台で乗る裏技といえば裏技でした。

一人で乗るなら、上のクラスのほうが安くなる逆転がある

検索でよく打たれているのが「飛鳥Ⅲ 料金 一人部屋」です。一人旅向けの客室はソロバルコニーという名前で用意されていて、広さは19.4平方メートル、セミダブルベッドにソファとミニバーが付いた部屋。2泊3日のクリスマスクルーズなら28万円です。

ソロバルコニーが取れなかった場合は、2人用の部屋を1名1室で使う形になります。ここで数字がねじれていて、アスカバルコニーDが33万6千円、Cが33万9,200円なのに対して、ひとつ上のBは30万8千円、Aは31万5千円。部屋のグレードは上なのに、一人で取るときだけBとAのほうが安くなります。

2名1室の額で割り戻すと、D・Cは1.6倍、B・Aは1.4倍という割増率になっていました。一人分の割増をどれだけ乗せるかが客室クラスごとに違うので、順番が入れ替わるわけです。同じ移動でも席の取り方ひとつで値段が変わるのは東京駅始発なら新幹線は自由席で十分かの話と似ていて、一人で乗る人ほど表を端から見る意味があります。

なお注記には「お一人様でご利用いただける客室には限りがございます。相部屋は承っていません」とあります。知らない人と同室になる心配はない代わりに、席数そのものが少ないということです。

7泊8日になると、同じ部屋が67万円

料金を決めているのは部屋のグレードだけではなく、乗っている日数のほうが効きます。同じ公式予約サイトで売られている「春めぐり 室蘭・東北・ひたちなかクルーズ」は、2027年4月22日に横浜を出て4月29日に横浜へ戻る7泊8日。横浜から北へ4港をめぐり、弘前公園の夜桜やひたちなかのネモフィラを見に行く日程です。

こちらのアスカバルコニーDは2名1室で67万円。2泊3日の21万円と比べると3.2倍で、日数の差そのままという感じです。ロイヤルペントハウスは370万円、1名1室で取ると740万円。一人旅のソロバルコニーは91万円でした。

もうひとつ、料金表には「My ASUKA CLUB 会員割引旅行代金」という2段目の表が並んでいます。入会金・年会費は無料で、2歳以上ならどなたでも入会可能と書かれている会員制度です。割引率はクルーズごとに違っていて、クリスマスの2泊3日はアスカバルコニーDが18万9千円(1割引)、春めぐりの7泊8日は53万6千円(2割引)。7泊8日のほうは会員になるかどうかで13万4千円動きます。

いちばん安い部屋は満室で、116万円の部屋はまだ残っている

料金表と一緒に表示されている空室状況が、この記事を書いている9月21日時点でなかなか正直でした。クリスマスの2泊3日は、ソロバルコニーとアスカバルコニーDがすでに満室(キャンセル待ち)。ジュニアスイートに加えて、50万円のアスカスイートと63万円のパノラマスイートも埋まっています。○印が出ているのはアスカバルコニーC・B・Aとミッドシップスイートの4つだけでした。

そして116万円のロイヤルペントハウスは、グランドペントハウスやキャプテンズスイートと並んで「残りわずか」の表示。いちばん安い部屋が真っ先に消えていて、いちばん高い部屋がまだ残っている。見ていて妙に納得する並びでした。

7泊8日の春めぐりのほうはさらに厳しく、ミッドシップスイートの3名様利用を除いて全クラスが満室です。放送を見てから探し始めると、たいてい安い部屋はもう無い。空室状況は日々動くので、気になった人は料金表の下にある空室のマークまで含めて公式予約サイトで確かめてみてください。

数字を眺めているだけでも十分楽しめるという意味では、高低差77mのエスカレーターがあるホテル浦島の記事と同じ種類の面白さがありました。

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