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ちいかわ英語吹き替え版、ハチワレの英語表記は「Hachiware」になっていた

『ちいかわ』の英語吹き替え版が10月1日から配信される。気になるハチワレの英語表記は、そのまま「Hachiware」だった。

配信先は海外向けの公式YouTubeチャンネル「Chiikawa Official」(@chiikawa.international)。毎週新しいエピソードが足されていく形で、無料で見られる。

名前は3人とも訳されない

英語版と聞いて最初に浮かぶのが「ハチワレって英語でなんて呼ぶんだ」という疑問だと思う。八割れは猫の柄の名前だから、英語なら Tuxedo とか Bicolor みたいな単語になってもおかしくない。

ところが答えはもう公開されている。チャンネルの説明文にこう書いてあるからだ。

「Meet Chiikawa and best friends Hachiware and Usagi as they navigate the ups and downs of everyday life」

Chiikawa、Hachiware、Usagi。3人とも日本語名のローマ字表記のままで、意味を訳した英単語には置き換えられていない。うさぎも Rabbit ではなく Usagi だ。

名前をそのまま残すのは、海外展開したキャラものではよくある判断ではある。とはいえ「ハチワレ」は日本語話者でも由来を知らない人がいる語で、もとは猫の額の柄を指す言葉。その意味を捨ててでも音を残したことになる。

毎週追加、しかも無料

配信のペースも説明文に明記されている。「Watch new episodes in English every week」、つまり毎週新しいエピソードが足されていく形だ。

まとめて一気見ではなく、日本のテレビ放送に近い出方になる。1回に何話ずつ増えるのかまでは書かれていない。料金の記載は無く、YouTubeの通常公開なので無料で見られる。

主題歌が“日本語版”と断ってある

チャンネル自体は7月に作られていて、動画が出始めたのは9月19日から。予告のショート動画に混じって、翌20日に主題歌「ひとりごつ」が上がっている。

引っかかるのはそのタイトルで、「Chiikawa Theme Song 🎵 “Hitorigotsu” | Original Japanese Version」。わざわざ「オリジナルの日本語版」と断っている。

概要欄を読むと、歌自体は日本語のままで、英語は歌詞の訳がテキストで並んでいるだけ。そのうえでクレジットに「Performed by: Makoto Tanaka, Japanese voice of Hachiware」とある。歌っているのはハチワレの“日本語版の声”だ、という書き方をしている。英語版の声を別に立てる前提でないと、こういう断り方にはならない。

ちなみに曲名の「ひとりごつ」は、ちいかわの造語だと思われがちだが枕草子にも出てくる古語。これを英語のタイトルでどう扱うのかも見どころになる。

作者はイラストレーター表記

説明文の中段には、作品と作者の紹介も入っている。

「Created by illustrator Nagano, “Chiikawa” began as a much-loved manga and has grown into a global character phenomenon」

作者のナガノさんは “illustrator Nagano”、作品は「global character phenomenon」。海外の読者に向けて、漫画家というより「イラストレーター発の現象」として置かれている。

数字のほうも動きは早い。登録者はすでに約2.5万人で、告知ショート1本が3.1万回、主題歌の動画は4.8万回まで伸びている(いずれも9月24日時点)。まだ本編が1話も出ていない状態での数字だ。

発表そのものは、海外向けの公式Instagramで9月23日に行われた。

うさぎの「ウラ」はどうなる

残った最大の謎がこれだと思う。うさぎがしゃべる「ハァ?」「ウラ」「ヤハ」「プルルルル」は、意味を持った単語ではなく音そのものが芸になっている。

名前を Usagi のまま残したくらいだから、鳴き声も音のままローマ字で出すのが自然ではある。ただ字幕として画面に出すのか、そもそも吹き替えの声優を立てるのかは、キャストごと未発表のままだ。

そもそもうさぎ語には公式の定義が無いので、翻訳チームも日本のファンと同じように場面から読み取るところから始めることになる。「ウーラーヤハヤハ」がどんな綴りで出てくるのか、10月1日を待ちたい。

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