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東京の雨は32日連続、1954年に並ぶ歴代2位

東京都心の雨は、9月27日で32日連続になりました。1954年の記録に並ぶ歴代2位で、最長の2019年まであと1日です。

「最近ずっと雨じゃない?」と思っていた人、気のせいではありませんでした。ただ、数字をよく見ると、32日のうち10日は降水量が「0.0mm」の日です。この“ほぼ降ってない日”がどう数えられているのかも含めて、気象庁のデータで確かめてみました。

8月27日から毎日降っている

気象庁の東京の観測点(千代田区・北の丸公園)の日別値を見ると、8月24日から26日までは降水なしの「—」が並んでいます。そこから一転、8月27日以降は1日も途切れずに降水が記録されています。

9月26日の時点で31日。ウェザーニュースは同日の午後、公式Xでこの数字を伝えました。

ウェザーニュースの記事には「東京都心は今日26日(土)も降水を観測し、これで8月27日から続く連続の降水観測は31日となりました。」とあります。

そして27日。アメダス東京の10分ごとの値を見ると、朝4時50分に0.5mmの降水を観測しています。これで32日目に入りました。27日の日降水量はまだ確定していませんが、「降水を観測した日」であることはこの時点で決まっています。

歴代の記録と並べてみる

東京の連続降水の上位を、気象庁の日別値で数え直すとこうなります。

最長の2019年は7年前、2位の1954年は70年以上前です。今回はその1954年と同じ長さになりました。

気になるのは季節です。2019年も1954年も、長雨の舞台は6〜7月でした。気象予報士パパの防災ラボの集計によると、上位6件のうち今回を除く5件はすべて6〜7月の梅雨どきに出ていて、8〜9月に限れば1977年と2014年の22日がこれまでの最長だったといいます。梅雨でもないのに1か月以上降り続いたのが、今年の異例さです。

32日のうち10日は「0.0mm」

ここからがちょっと面白いところです。今回の32日のうち、日降水量が「0.0mm」だった日が10日あります。

  • 8月28日、8月31日
  • 9月1日、2日、3日
  • 9月13日、14日、18日、22日、25日

「0.0なら降ってないのでは?」と思いますよね。ところが気象庁の表では、「0.0」と「—」はまったく別の意味です。

つまり0.0の日は「降ったけど量が測れなかった日」です。洗濯物を外に干して「今日はいけたな」と思った日も、記録の上では雨の日だったかもしれません。

ちなみに2019年の33日のうち0.0の日は7日、1954年の32日では5日でした。ただ、1967年以前は「0.0」が0.1mm未満の意味で、1954年の表には0.1mmや0.2mmの日も4日あります。今のルールに合わせると1954年は9日になり、今回の10日と大差ありません。“ちょっとだけ降った日”が多いのは、長雨の記録ではむしろ普通のことのようです。

9月の雨量も記録級

0.0の日が多いからといって、雨が少なかったわけではありません。東京の9月の降水量は、26日までで621.0mm(速報値を含む)に達しています。

気象庁の「月降水量の多い方から」の順位表では、これは全月を通して5位にあたります。9月だけで比べると、1958年9月の670.9mmに次ぐ2位です。

防災ラボの集計では、8月27日から9月25日までの30日間の降水量は615.5mmで平年の約2.7倍、日照時間は51.0時間で平年の39%だったそうです。晴れ間がほとんどなかった体感とも合います。

同じ記事によると、全国に目を向けると上には上がいて、雪を含めれば小樽の157日、雨だけなら屋久島の99日という記録があるといいます。東京の32日はまだかわいいほうかもしれません。

最長の33日に並ぶか

ウェザーニュースは26日の時点で「明日27日(日)および明後日28日(月)も降水の観測があれば、2019年の記録に並び、過去最長となります。」と書いていました。27日はすでに降水を観測したので、残る条件は28日です。

28日にも降水が観測されれば33日になり、2019年の最長記録に並ぶことになります。降らなければ32日で止まり、1954年と並ぶ2位のまま終わります。

その先については、ウェザーニュースの記事が、10月に入ると大陸の高気圧が張り出して関東でも晴れ間が出る予想だとしています。ただし台風26号の動き次第で変わりうるとも書いていて、まだ確かなことは言えません。

8月下旬には、連続が始まる少し前に東京でゲリラ豪雨が起きていました。長雨で公園にキノコが大量発生した話もあって、この1か月は雨の話題が尽きません。

1か月ずっと傘を持っていた

ウェザーニュースの投稿は3万以上のいいねを集め、「31日連続」はXのトレンドにも上がりました。数字にしてみると、通学や通勤でずっと傘を持ち歩いていた体感にちゃんと裏付けがあったわけです。

平年の4割にも届かない日照だと、部屋干しの洗濯物がなかなか乾かないのも無理はありません。一人暮らしで乾燥機がない部屋なら、なおさらこの1か月はしんどかったはずです。

28日の空模様で、東京の長雨が歴代最長になるかどうかが決まります。明日の朝、窓の外をのぞくときにちょっとだけ気にしてみてください。

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