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「エモーショナルダメージ」の元ネタ、Steven Heが叫ぶ動画

Emotional Damage(エモーショナルダメージ)(えもーしょなるだめーじ) ・ 2026年10月26日 公開

相手に痛いところを突かれたとき、あるいは自分が相手を言い負かしたときに、画面の外から「Emotional damage!」と叫ぶ声が入る。「Emotional Damage(エモーショナルダメージ)」 は、その声のもとになった動画から広まった決め台詞です。

「Emotional Damage」とは?

直訳すると「精神的なダメージ」。ミームとしては、相手の心をえぐる一言(煽り・図星・悪口)のあとに、トドメとして叫ぶ決め台詞です。ゲームで攻撃が当たったときにダメージ量が出る、あの感覚になぞらえています。

もう一つの使い方が、えぐられた側の自分ツッコミです。「家賃を計算したら貯金が消えた。エモーショナルダメージ」のように、自分で自分に食らわせる形でも使われます。

元ネタ・由来(ゲームの難易度が「Asian」だったコント)

元ネタは、YouTuber の Steven He が2021年9月21日に投稿したコント 「When “Asian” Is a Difficulty Mode」 です。ゲームの難易度に「Asian」があって、それを選んでしまった男が負け続ける、という設定です。

動画の1分5秒ごろ、ボスの「おばさん(aunty)」に太っていると言われてキャラが死にます。そこで父親役の Steven He が、画面に向かって「Emotional damage!」と叫びます。この一言が切り取られて、ミームになりました。

Steven He は1996年生まれで、中国の深圳出身、アメリカを拠点に活動しています。英語版Wikipediaによると、YouTube の登録者は1,420万人です。コントに出てくる父親は、本人が自分の父親を誇張したキャラクターとして演じているものです。

元動画の再生数は、投稿から4か月で1,730万回でした。2026年10月26日時点では7,237万回を超えています。

どうやって広まった?

広がり方は、Know Your Meme の記録によると次の流れです。

  • 2021年10月7日、叫ぶ場面だけの切り抜きが YouTube に上がる
  • 2021年12月20日、TikToker の @liamkearney263 が別の動画にこの音声を付けて、4週間で1,300万回再生に。リアクション用途の最初期の例
  • 2021年12月下旬、この音声の専用アカウントが1か月足らずで約90万フォロワーに
  • 2021年12月28日、TikToker の williamlimmusic が Bastille「Pompeii」のサビに重ねたリミックスを投稿。その音源は1年で10万本を超える動画に使われる
  • 2022年1月、字幕つきのスクショが画像ミームになる
  • 2022年1月17日、本人が同じキャラクターで台詞を解説する続編を投稿。1日足らずで83万回再生
  • 2022年1月30日、Uncle Roger(Nigel Ng)が自分の動画で再現する

TikTok の効果音として使われたのが入口で、そこから切り抜き、リミックス、画像ミームと形を変えながら広がっています。

使い方・例文

  • 「その言い方は刺さる。エモーショナルダメージ」
  • 「友達に『その服、昨日も着てたよね』と言われて、エモーショナルダメージ」
  • 「ガチャ100連で星5ゼロ。エモーショナルダメージ」

日本語で書くときは「エモーショナルダメージ」とカタカナにすることも、英語のまま「Emotional damage」と書くこともあります。

関連する言葉

オチや強調の瞬間に音を鳴らす海外ミームとしては、「ドゥーン」と鳴るVine Boomが近い仲間です。どちらも、言葉で説明せずに音で間を作る型です。

「図星でダメージを受けているんだろう」と相手を決めつけて煽る効いてる効いてるは、発言側の煽りという点でよく似ています。ダメージを食らった側のつらさを軽く言う言葉としては、メンブレがあります。

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