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「本当に申し訳ない」の元ネタは?『メタルマン』博士が生贄の問いに一言

本当に申し訳ない(ほんとうにもうしわけない)(ほんとうにもうしわけない) ・ 2026年10月1日 公開

「僕の両親は生贄ですか!?」と聞かれて、返ってきたのが「本当に申し訳ない。」の一言だけ。2008年のアメリカ映画『メタルマン』で、博士のAIが主人公に言うセリフです。

謝ってはいるのに、まったく釣り合っていない。このズレがニコニコ動画で笑われ、「謝る気があるのか怪しい謝罪」の定番ネタになりました。

「本当に申し訳ない」とは?

ネットでは、悪びれない謝罪や、謝って済ませる気まんまんの謝罪を茶化すときに使われるとされます。ひどいものを見せたあとに「本当に申し訳ない」と添えて、「ごめん、でも見せたかった」のノリで使うこともあります。

検索すると第1候補に「メタルマン」が出てくるくらい、映画とセットで覚えられている言葉です。よく似た「本当に申し訳ないと思っている」は、ドラマ『24』のジャック・バウアーの吹替が元ネタの別ミームなので、混ぜないよう注意です。

なお、ゲーム『ロックマン2』にも同じ名前のボス「メタルマン」がいます。そのせいでロックマンが元ネタだと思われることがあるようですが、こちらは別物です。

元ネタは映画『メタルマン』

『メタルマン』(原題 Metal Man)は2008年のアメリカ映画です。同じ年にヒットした『アイアンマン』に便乗して作られた、いわゆるモックバスターで、上映時間は86分、製作費は100万ドルでした(Wikipedia)。日本では劇場公開されず、DVDだけが出ています。

主人公はカイル・フィン(サミュエル・ネイサン・ホフマイア)。彼をメタルマンにしたのがアーサー・ブレイク博士(レジー・バニスター)です。博士は序盤で死んでしまい、そこから先はマスクに入れた博士の人格がナビゲートAIとしてカイルを導きます。

問題の場面

ニコニコ大百科によると、博士はカイルに、二度と脱げないスーツを説明なしで着せていました。そのせいでカイルの両親は殺され、カイル本人も博士殺しの汚名を着せられています(ニコニコ大百科)。

そんな状況でカイルが「僕の両親は生贄ですか!?」と問い詰めると、AIの博士は「本当に申し訳ない。」とだけ返します。

続けて「僕は一生このままですか!?」と聞かれたときの答えは「申し訳ない。そうだ。時間が無くて手が回らなかった。」でした。両親を失い、元の体にも戻れない。その全部が「時間が無かった」で片づけられています。

笑われているのはこの釣り合わなさです。人生を丸ごと狂わせておいて一言で済ませる軽さと、事情を言い訳にして押し切る博士の独善ぶりが、ツッコミどころとして拾われました。

ちなみに日本語吹替のAI博士はダミ声で、原語版は案外いい声だと大百科には書かれています。吹替で見るか字幕で見るかで、謝罪の印象もだいぶ変わりそうです。

ニコニコで広まるまで

ネットで最初にネタにされた時期ははっきりしていません。目に見える流れとしては、2009年4月7日にニコニコ動画へ「【2分でわかる】映画「メタルマン」」(sm6676792)が投稿されています。

2014年10月31日にはニコニコ大百科に項目ができました。この項目の冒頭は「もちろん全部ウソなんだ 本当に申し訳ない」という定型句で始まっていて、記事の書き方そのものがネタになっています。

2015年5月4日には、このセリフの素材動画(sm26178498)とニコニ・コモンズの素材(nc113855)が登録されました。動画にそのまま差し込める形で配られているわけです。博士はネットで「申し訳博士」と呼ばれることもあるようです。

映画レビューサイトのFilmarksには980件を超えるレビューがついています(Filmarks)。日本では劇場未公開でDVDしか出ていない作品としては、かなりの数です。

使い方・例文

  • 「楽しみにしてたプリン、昨日食べちゃった。本当に申し訳ない」
  • 「グループの集合写真、半目のやつしか残ってなかった。本当に申し訳ない」
  • 「課題の締切を勘違いしてた。時間が無くて手が回らなかった。本当に申し訳ない」
  • 「深夜に飯テロ画像を投下します。本当に申し訳ない」

本気で謝る場面より、軽いやらかしを笑いに変えるときに向いています。相手が本気で怒っているときに使うと火に油なので、そこは空気を読んでください。

関連する言葉

  • エアーマンが倒せない:ロックマン2のボスが元ネタのニコニコ発ミーム。同じロックマン2に、名前の紛らわしいメタルマンもいます
  • これはひどい:惨状を見たときの一言。ひどいものを見せる側が「本当に申し訳ない」なら、見せられた側の感想がこちら
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