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「電波電波の怪電波」の曲名は「mosi mosi?」、楽音(ささね)の歌詞と元ネタ

mosi mosi?(もしもし)(もしもし) ・ 2026年9月16日 公開

ショート動画をスクロールしていると、ダンスチャレンジの動画と一緒に「もしもーし、聞こえてる?」が流れてくる。そのあとに来る 「電波電波の怪電波」 だけが耳にこびりついて、曲名が分からないまま検索窓に打ち込んだ人はかなり多いはずです。答えを先に書くと、この曲は 「mosi mosi?」。歌っているのは 楽音 というシンガーで、読み方は「ささね」です。

「mosi mosi?」とは?

曲名の読みはそのまま「もしもし」。公式の表記は小文字の mosi mosi? で、ローマ字どおりに「moshi moshi」と打っても同じ曲にたどり着きます。歌詞のほうも「でんぱでんぱの怪電波」とひらがなで検索されることが多く、どの打ち方でも行き先は一緒です。

ジャンルとしてはキッチュな電子音を敷き詰めたエレクトロポップで、渋谷系や1990年代後半から2000年代初頭の国産ゲーム音楽を思わせる手触りがあります。サビで畳みかける「電波電波の怪電波」と「宇宙に夢中で交信中」の語感が中毒性の中心で、意味が分かる前に口が覚えてしまうタイプの曲です。

ショートで流れてきた曲の名前が分からずに検索される流れは、手嶌葵さんの曲が「ドングリを殴っても死にません」だと思われていた一件と同じで、いまや曲との出会い方の定番になりました。

元ネタ・由来(楽音というシンガー)

楽音は2007年8月8日生まれの18歳。2020年にモデルとして芸能活動を始め、TikTokでカバーの投稿を始めたのは2025年3月です。そこから1年ほどでフォロワーが50万人を突破し、2026年8月の時点では国内外あわせて90万人を超えたとされています。そんな彼女の 初のオリジナル曲 が「mosi mosi?」で、2026年4月22日にフル尺の配信がスタートしました。

作曲と編曲を手がけたのは向田民子さん。歌詞についても、楽音のアイデアをもとに向田民子さんが形にしたと説明されています。ミックスはNNZNさん。

数字の伸び方が普通ではありません。フル尺の配信前にあたる4月17日の時点でTikTokでの累計再生が1億回、リリース初週で4億回を突破し、2026年8月の時点では全世界で45億回を超えました。日本のTikTok楽曲ランキングでは「トップ50」と「バイラル50」の両方で1位を取り、さらに韓国でも同時に1位。台湾、ベトナム、香港のSpotifyバイラルチャート「Viral50」にもランクインしています。韓国語版は5月15日に配信されました。

広がり方には順番があります。まず入りの「もしもーし、聞こえてる?」のキャッチーさで拾われ、韓国で現地のアーティストが楽曲をピックアップしたことをきっかけに、ダンスチャレンジが一気に波及しました。日本語の歌詞のまま韓国で踊られ、そこから逆輸入のように日本側の数字も伸びていったという流れです。

楽音本人の出し方もうまい。最初にサビの音源をつけた動画を投稿して注目を集め、続けて1番のAメロを使った動画やSpeed upバージョンを立て続けに公開しています。同じ曲を違う切り口で小出しにして、1曲で何度も入口を作っているわけです。

「電波電波の怪電波」はどういう意味?

音だけ聞くと不思議ワードの羅列に思えますが、曲の中身はちゃんとしたラブソングです。楽音本人は、相手に想いを届けたいという気持ちを歌ったものだとインタビューで語っています。

ポイントは、その「届けたい」の射程を宇宙まで広げていること。電波が飛ぶ範囲を地上ではなく宇宙規模で想像しているからこその「電波電波の怪電波」であり、「宇宙に夢中で交信中」という一節につながります。本人は、届けたいという意思を持つこと、そして夢中で交信し続けることが大切なのだと話しています。相手に届くかどうかより、電波を出し続けている状態そのものを歌った曲、と考えると腑に落ちるはずです。

軽いノリの歌詞に別の意味が仕込まれているパターンは珍しくなく、ちいかわの「島のうた」で縦読みが見つかった件のように、歌詞をじっくり読み返すところまでが最近の楽しみ方になっています。

LEESOL(KiiiKiii)とのREMIXとTHE FIRST TAKE

2026年6月26日には、韓国の5人組ガールズグループ KiiiKiii の LEESOL(イソル) を迎えたREMIXが配信されました。声をかけたのは楽音の側です。「自分と周波数の合う誰かに出会いたい」という曲のテーマから、いつか誰かとREMIXを作れたらと考えていたところに、韓国で「mosi mosi?」がよく聴かれていたことが重なった。もともと好きだったKiiiKiiiの中でも特に声が好きだったイソルに依頼した、と本人が語っています。

そして8月5日、二人そろって THE FIRST TAKE に登場しました。Episode 696でREMIX版を披露していて、楽音にとってはこれがTHE FIRST TAKE初登場です。じつは二人が直接顔を合わせたのもこの収録日が初めてで、楽音は「ど緊張していた」せいでいちばん大事な歌詞を飛ばしてしまったと後から明かしています。間奏の電話パートに日本語と韓国語の掛け合いが入るのは、この一発撮りだけの仕様です。

THE FIRST TAKEは一発撮りの緊張感が見どころの企画で、西川貴教さんがHOT LIMITの衣装で登場した回のように、出演そのものが話題になることも多い場所です。

使い方・例文

  • 「電波電波の怪電波が朝から頭の中でループしてる」
  • 「通話つないだ瞬間に『もしもーし、聞こえてる?』って言うのやめられない」
  • 「曲名ずっと分からなかったけど mosi mosi? だったのか」

電話に出るときの第一声にそのまま乗っかる使い方が多く、フレーズ単体でネタとして通じるくらいには浸透しました。

関連する言葉

楽音『mosi mosi?』は、Simejiの「2026年上半期トレンドランキング」でアーティスト部門4位に入っています。同じように曲のサビがそのままネットの言葉として独り立ちした例には、M!LKから生まれた滅(めつ)とばくれつ、ギャルのパワーで失恋を笑いに変える泣けなくてしぬがあります。どれも数十秒のショート動画で切り取られたワンフレーズが入口になっていて、曲を最後まで聴く前に言葉のほうが先に広まるという順番まで共通しています。

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