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マッシブーンやオーロットを生んだJames Turner氏がポケモン社に入社、ゲーフリ退社から4年

2026年8月26日 ・ トレンド「James Turner ジェイムス・ターナー ポケモン デザイナー 株式会社ポケモン 入社 マッシブーン オーロット シャリタツ The Plucky Squire」より

8月25日の未明、イギリス出身のデザイナーJames Turner氏が「新しい仕事を始めました」とXに投稿しました。肩書きは、The Pokémon Company International(株式会社ポケモンの海外法人)の「Creative Director of Pokémon Art and Design」。ポケモンのアートとデザインを見るクリエイティブディレクターです。

添えられているのは自分で描いたイラストで、絵の具のパレットとカバンを持った本人らしき人物が跳ねています。文末には社員が付ける「#IWorkForPokemon」のハッシュタグ。いいねは5万近くまで伸びました。

「好きなポケモンが全部この人だった」

日本のXでざわついたのは、就任そのものより担当作のリストのほうでした。

リプ欄には「マッシブーンとオーロットって同じデザイナーさんだったのか……」「好きなデザインばっかりで嬉しすぎる」といった声が並びました。虫でも幽霊でも魚でも、妙に骨格の通ったシルエットになるのが共通点で、そこを言葉にできないまま好きだった人が多かったようです。

ポケモンWikiによれば、ポケモンをデザインした人物としては初の西洋人にあたります。1978年生まれで、ゲームフリーク入社は2009年10月。その前にはジニアス・ソノリティに8年在籍していて、『ポケモンコロシアム』でポケモン関連の仕事に入り、『ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア』ではダーク・ルギアのデザインを担当しています。『ポケモントローゼ』『ポケモンバトルレボリューション』ではアートディレクターでした。ゲームフリークでも『ソード・シールド』でアートディレクターを務めています。

途中に挟まる「絵本のゲーム」

経歴でいちばん引っかかるのが、2022年6月にゲームフリークを退社したあとの4年です。

Turner氏はイギリスで自分のスタジオ「All Possible Futures」を立ち上げ、2024年9月にDevolver Digitalから『The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~』を出しました。絵本の主人公ジョットが、ページの中の2Dの世界と、机の上に広がる3Dの世界を行ったり来たりして冒険するゲームです。

見てのとおり、2Dの絵本から飛び出した瞬間に世界が立体になります。英語版Wikipediaによれば、この作品はThe Game AwardsのBest Debut Indie GameとBest Family Gameにノミネートされました。デビュー作でいきなりその位置に付けたわけです。

独立してからもポケモンとの縁は切れておらず、AUTOMATONの記事によれば、ポケモンカードのMEGAドリームexに収録されたピカチュウexのSARイラストなども手がけていました。完全に離れたのではなく、外から関わり続けたうえで社員として戻った、という流れになります。

「株ポケ」と「株式会社ポケモン」の違い

ひとつややこしいのが会社名です。日本語のニュースでは「株式会社ポケモンに入社」と書かれることが多いのですが、本人の投稿にあるのはThe Pokémon Company International。株式会社ポケモンの海外法人で、日本以外でのポケモン事業を担当しています。カードゲームやアニメの海外展開、グッズ、Pokémon.comの運営などがここです。

つまり彼はゲームフリークに戻ったのでも、ゲーム本編の開発現場に戻ったのでもありません。ポケモンというブランドの絵づくり全体を見る側に回った、という就任になります。ポケモンをゼロから設計してきた人がブランドのアートを統括する側に立つと何が変わるのか、そこは今のところ誰にもわかりません。

とりあえず今わかっているのは、あなたが好きなあのポケモンも、たぶんこの人の作だという可能性がそこそこ高いということです。上の一覧を見返してみてください。

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