キタンクラブ「イカとワタ マーカーチャーム」が9月18日発売、2019年のボールチェーン版から約42mmに縮んで再登場
9月9日の昼12時ちょうど、カプセルトイメーカーのキタンクラブ(@kitan_club)が新商品の発売情報を出しました。イカのチャームで、引っ張ると胴体の中からワタ、つまり内臓がにゅるっと飛び出します。告知文は「引っ張るとワタが飛び出す、仰天ギミックのイカが/マーカーチャーム仕様になって登場🦑」で、「【#イカとワタ マーカーチャーム】は9/18(金)より全国のカプセルトイ売場で順次発売」と続きます。その日の夜には2,854いいね、1,520リポスト、表示20.4万まで伸びていました。
リプ欄でいちばん冷静だったのは、@EIJGE8FITRSさんの「数年前に出てたやつですね」という一言でした。そのとおりで、これは完全な新作ではありません。
2019年に出た初代は「ボールチェーン付きフィギュア」だった
キタンクラブの公式商品ページには、今回の商品説明にはっきりこう書かれています。「引っ張るとワタが飛び出す!?仰天ギミック付きのイカのマーカーチャームが登場します!2019年にボールチェーン仕様で発売された本商品が、シリコンリングを採用した新仕様で再び登場!」。メーカー自身が初代の存在を明かしているわけです。
その初代の商品名は「イカとワタ ボールチェーン付きフィギュア」で、発売は2019年8月上旬。1回300円、全5種で、色はノーマル(クリア)、ホワイト(クリア)、ブルー(クリア)、レッド、蓄光の5つでした。約7年ぶりの再登場ということになります。
金具はボールチェーンからカニカン×シリコンリングへ
変わったところは2つあります。まず金具です。初代の商品名にそのまま入っていたボールチェーンが、今回はカニカン×シリコンリングに変わりました。告知画像の台紙にも左下の丸囲みで「カニカン×シリコンリング仕様!」と書かれています。
ボールチェーンは輪の大きさが固定で、太いバッグの持ち手には通しにくいところがあります。シリコンリングなら伸びるので、傘の柄でもリュックのループでも巻き付けられる。公式告知の「傘やバッグにつけて、引っ張って遊ぼう!💨」という一文は、この金具の変更とセットで読むと意味が通ります。マーカー、つまり自分の持ち物を見分けるための目印としては、後から付け外ししやすいほうが理にかなっています。
サイズは最大約80mmから約42mmへ、ほぼ半分になった
もう1つの変更がサイズです。初代は最大約80mm。今回のマーカーチャームは約42mmなので、ほぼ半分まで縮んでいます。
8cmのイカをバッグに吊るすとかなり目立ちますが、目印としてはやりすぎに近い。4cmなら鍵につけても邪魔になりません。造形のこだわりは残っていて、公式の説明は「イカ本体にはクリア素材を使用し、みずみずしい透明感を表現。さらに、細かな吸盤までしっかりと造形し、独特なメタリック光沢でワタ部分もリアルに再現しました。」となっています。半分のサイズで吸盤まで彫るほうが、むしろ手間はかかっているはずです。
300円と全5種の色構成は7年前とそのまま
面白いのは、変わらなかった部分のほうです。並べるとこうなります。
| イカとワタ ボールチェーン付きフィギュア | イカとワタ マーカーチャーム | |
|---|---|---|
| 発売 | 2019年8月上旬 | 2026年9月中旬 |
| 価格 | 1回300円 | 1回300円 |
| 種類数 | 全5種 | 全5種 |
| サイズ | 最大約80mm | 約42mm |
| 金具 | ボールチェーン | カニカン×シリコンリング |
| 色 | ノーマル(クリア)/ホワイト(クリア)/ブルー(クリア)/レッド/蓄光 | ノーマル(クリア)/ホワイト(クリア)/ブルー(クリア)/レッド/蓄光 |
色の並びは1つもズレていません。蓄光が1種入っているところまで同じで、台紙にも「暗闇で光る!」と書かれています。2019年から2026年のあいだにカプセルトイの相場は上がっていて、200円だった枠が300円に、300円だった枠が400円に移った商品も多いなか、ここは据え置きです。サイズを半分にして値段を守った、という読み方もできます。
発売日が2つあるのは、公式ページとX告知で書き方が違うから
ひとつ注意点があります。公式商品ページの発売日は「2026年9月中旬」で、日付までは書かれていません。一方で公式Xの告知は「9/18(金)より全国のカプセルトイ売場で順次発売」と具体的です。9月18日は9月中旬の範囲に入るので矛盾はしていないのですが、検索したときにどちらを見たかで印象が変わります。
そして「順次」という言葉のとおり、全国のカプセルトイ売場に同じ日に並ぶわけではありません。18日に入る店もあれば、翌週にずれる店もあります。この手の商品で「初日に行ったのに無かった」が起きるのは、だいたいここが理由です。
シリーズ名は「手のひらサイエンス」で、2016年は花粉がマスコットになっていた
告知画像の台紙の左上には「手のひらサイエンス」というシリーズロゴが入っています。イカのために作られた名前ではなく、キタンクラブが前から回している枠のほうです。
そう思って見ると、イカの内臓が出てくるチャームも解剖の教材に近い立ち位置になります。台紙のキャッチが「仰天ギミック」なので、あくまで遊びの側に振ってはいますが。
反応はなぜか釣り人が目立った
リプ欄で目立ったのは、かわいいでも気持ち悪いでもなく、釣りの話でした。@CzW8RhyRyN74334さんの「ルアーに使えそう」、@80_08Willbeさんの「ルアーにしたら食いつきいい?」、@Bzv32さんの「クロソイロックのシンコパターンに丁度良さそう笑」、@collponさんの「これは!!🎣」と並んでいます。クリア素材のイカが42mmという寸法は、たしかにルアーのサイズ感です。北海道函館市のローカルヒーロー、函館鮮士イカダベッサー(@ikadabesser)も「見かけたらすぐにガチャりますね♪🦑✨」と反応していました。
ワタそのものへの愛を語る人もいて、@maya_higashiさんは「イカゴロ、すごく好きなんですよね 丸々購入した時は、絶対捨てません😮 ので、ガチャ見つけたら回します」。イカゴロは、まさに今回飛び出してくるあの部分の呼び名です。素直な感想としては@shigoowapandaさんの「なんかわからんがときめいた」、そして@omaaaaaaanjuさんの「すみません どうしてイカからワタを出そうと思ったのですか?」という質問も出ていました。
引っ張りすぎると壊れる、と台紙に書いてある
最後に、遊ぶ前に知っておいたほうがいい一文があります。告知画像の台紙の右下に「※強くひっぱると内部のゴムが切れる可能性があります。」と書かれているのです。
つまりワタが飛び出すギミックの動力はゴムです。引っ張って伸ばして、手を離すと戻る。単純な仕組みなので、力任せに引くと当然そこが切れます。この点は先回りして心配している人もいて、@yukiwamonyouさんは「留める金属とイカの部位の強化を‼️引っ張ると、ソコから千切れちゃうんです😭✨🍀(*^▽^*;;;)」と書いていました。@zip_hidechikiさんの「引っ張って遊ぶのね。 実際のイカも引っ張れば捌けるもんね。」がいちばん的確な要約かもしれません。本物のイカも、ワタを抜くときは丁寧に引くものです。
イカつながりのカプセルトイでは、アミューズの「ここだよますこっと イカぷるむーちょ」が12月に200円で控えていますし、マーカー系のガチャは「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」のつやっとぷっくりマーカーのように各社が出しています。ひっぱる系だとどうぶつの森のフルーツキーホルダーのような原作再現ものも同じ売場に並びます。9月18日以降、近所のカプセルトイ売場で透明なイカを見かけたら300円。ただし引っ張るのはほどほどに。