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「もふもふポーシェット」お部屋ぐまルーミーの全5種、5個目の名前は「虚無」

もこもこの生地に刺繍でキャラの顔を入れた、タカラトミーアーツのカプセルトイ「もふもふポーシェット」。ここにマンガ『お部屋ぐまルーミー』が入った。1回500円の全5種で、問題はその5種の名前だ。「わくわく」「照れ」「優しさ」「やる気」と来て、最後が「虚無」。

感情の名前が4つ続いて、5個目で「虚無」

ラインナップの並びは公式の商品ページでもこの順だ。「わくわく」「照れ」「優しさ」「やる気」ときたら、5個目にも似た温度の言葉が来ると思って読む。そこに「虚無」が置いてある。前の4つが感情の名前なのに対して、虚無だけは感情が無い状態を指す言葉なので、リストの中で一段だけ意味の層がずれている。

台紙の写真で見ると、色もきれいに分かれている。わくわくが黄色、照れが赤、優しさが薄紫、やる気が青、虚無が緑。くまの輪郭も、白い鼻先とへの字の口も5つとも共通で、変えてあるのは目と眉だけだ。わくわくは目に白いハイライトが大きく入り、やる気は眉が吊り上がっている。虚無は眉が無く、ハイライトの入らない小さな目で、とくに何も起きていない顔をしている。

同じ商品を色違いで5つ並べただけなら、どれを引いても「色が違うやつ」で終わる。顔のほうを変えてきたぶん、引いたカプセルの中身に当たり外れではなく性格が付いてくる。「虚無が出た」と言えること自体が、この500円のいちばんおいしいところだと思う。

ほかのIPはキャラ違い、ルーミーは1匹で5種

「もふもふポーシェット」はもともとキャラを取っ替えて種類を作るシリーズだ。2026年5月に出たポケモン版は、ピカチュウ・フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメ・ヤドンの全5種。カントー地方の面々を並べて5枠を埋めている。1回400円で、本体サイズは約9×11.5cm。

同じ時期に公式が告知したくまのプーさん版は全7種で400円、Care Bears™×ILLIT版は全5種で500円だった。ILLIT版はラインナップ名が「Sweet Messages Bear YUNAH Ver.」のようにメンバー名込みになっていて、こちらもやはりキャラ(というかメンバー)で枠を割っている。

ルーミー版だけがこの作り方をしていない。5種すべてに出てくるのがルーミーちゃん1匹で、変わるのは表情と色だけだ。作品の公式アカウント(@oheyaguma)のプロフィールには「こぐまとおじいさんのお話。」とある。相方のおじいさんはちゃんといるのだが、ポーチにはなっていない。1匹で5枠を埋めるにはどうするかを考えた結果が、表情の出し分けだったということになる。

キャラの数で枠を割らないやり方は、ほかのメーカーのカプセルトイでもたまに見る。逆に顔ぶれで割るタイプだと、ジュエルペットの「ふわふわ巾着2」のように「主役が入っていない」ことが話題になったりもする。1弾で出したキャラを2弾で外す、という枠の使い方ができるのは、キャラが何人もいる作品の特権だ。

ついでに言うと、価格もシリーズ内で分かれている。プーさん・ポケモン・JOGUMAN版が400円で、ILLIT版とルーミー版が500円。同じシリーズ名でも、100円の段がある。

紐は付いてこないので、買った時点ではポーチ

名前が「ポーシェット」なのでポシェットとして使えるのかというと、そのままでは使えない。台紙には「両側のタグに紐をつけたらポシェット風にもできるよ!」という案内と一緒に、小さく「※紐は付属しておりません。」と書いてある。カプセルから出てくるのはポーチ本体だけで、肩から下げたければ自分で紐を用意する必要がある。

サイズは約115mm×約95mm。手のひらに乗るくらいで、リップとイヤホンとカードが入るかどうかという容量だ。カプセルトイのポーチとしては標準的な大きさで、実際シリーズのポケモン版も約9×11.5cmと、縦横の取り方が違うだけでほぼ同じ面積に収まっている。ふわもこ生地のポーチをガチャで出す型はここ数年よく見かけるようになっていて、『18TRIP』のみにコレ「ふわもこポーチ」も同じ1回500円の並びだった。

発売週の表記が、公式サイトと公式Xで食い違っている

細かいところだが、いつ回せるようになるのかの表記が2か所でズレている。タカラトミーアーツの商品ページには「■発売時期:2026年9月(9月11日週発売)」とある一方、ガチャ公式Xの告知は「《📢ガチャ™9月7日週発売》」で始まっている。どちらかに訂正が出ているわけでもないので、正しいのはこっちだ、とは書かないでおく。

はっきりしているのは、9月18日の時点でもう店に並んでいることだ。原作者のやじま氏が同日に発売を告知していて、ゲームセンターの入荷案内にも「お部屋ぐまルーミー もふもふポーシェット」の名前が出ている。カプセルトイは週で入荷がずれるので、近所の筐体に無くても隣町にはある、くらいの気持ちで探すのがいい。

作者の一言がいちばんいいねを集めて、交換の呼びかけはその前から

発売を知らせたのは作者本人だった。

この投稿は974いいね・5万3千表示まで伸びた。3日前に公式Xが出した告知のほうは7万表示で、見られた数ではそちらが上なのだが、いいねは185で止まっている。同じ商品の話でも、手が動いたのは作者本人が「発売されました」と書いたほうだった。

買った人の動きも早い。作者の告知より前、9月17日の時点で郵送での交換を呼びかける投稿が出ていた。書き方は「譲:優しさ (紫)💜」「求:やる気 (青)💙」で、色をカッコで添えるあたり、5種の見分けがもう色で通じている。カプセルトイは狙った1個を引き当てるのが難しいので、ダブりを抱えた人同士でこうやって相手を探すことになる。

5個のうち4個は、引いた時点で名前が分かる顔をしている。問題は緑を引いた時で、手元にあるのが何なのか自信が持てないまま、台紙を見て「虚無」だと確認することになる。ふわもこのポーチに虚無を持たせたのは誰の判断なんだ、と思いながらカプセルを割ってほしい。

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